井戸の龍神について


明主様御教え 「龍神はある?」 (昭和27年2月13日発行)

「本教は龍神というものは、この世の中に確かに存在しているという事を以前から唱えているが、今の人は仲々信じられない。

まず昔蒙昧時代の産物くらいにしか思っていないが、これも無理はない。

何しろ話だけで、目に見えないから致し方なかった。

ところが本教信者になると、まざまざと目に見せられるので、文句は言えなくなる。

それも一人だけならその人の潜在意識のためと想われるが、同時に幾人もの人の眼に映るのだから、どう否定のしようもないのである。

左のお蔭話はその事が実にハッキリしているので、これを読んでなお疑う人があるとすれば、その人はどうにも救えない科学迷信者である。


体験談 「龍神此眼で見たり」

埼玉県 生和中教会 SM

「御明主様がいつも申されます霊界には龍神界が実在するとの御言葉通り、

私外六名が絵にあるごとき龍神をまざまざと見せられた体験をここに御報告させて戴きます。


八月のある夕暮の事でした。

以前より神経麻揮にて両足がブラブラになって悩んでいた、

MT(二十三歳。女性)さんより出張を頼まれ毎日出張して御浄霊をさせて戴いておりましたが今一息というところで中々はかどりません。

月並祭の時会長先生にお伺い致しますと「龍神に何か関係あるかも知れませんね」と申されましたので、

早速Mさんに聞いてみますと「明治四十三年の洪水の時に埋まってそのままになっている古井戸があります」との事なので、

夕暮ではありましたが家人に案内させそこを見せて戴きますと、

現在の井戸より約二米程離れたといころで、

今では物置小屋の土台の下に成り相当不浄になっておりますので、

綺麗に掃除をさせ、龍神に御無礼を御詫び申し上げ、新しい井戸に御移り下さいますよう御願いして、

新しい方の井戸に御供え物をして一緒に来た信者さんや家族の人々と祝詞を奏上しながら、

フト井戸の中を見ますと、古井戸に面した隅の方に五寸位の銀色に光るものが浮いて参りました。

私はこれはと思い、傍にいる人々に指で井戸の中を指差しました。

全員祝詞奏上しながら見守っておりますと、それが段々大きくなり、一尺程に延び驚きました。

ちょうど絵や彫刻でみます龍の顔ではありませんか、

長い髭までも見えるようになり、遂に胴体も現わしまして、

龍神の姿は井戸一杯に延び泳いでいるようにみえ、

水面は小波立ち、小さな波の音すら聞えるような気が致しました。

その状はあたかも夜空に輝く天の川か、大海に朝日が昇る時のように何と言うか、筆舌には現わしようが有りません。

祝詞を三回奏上致し、龍神にただ今迄の御無礼を御詫び申し上げ、

娘の病気が早く全快するよう御願い致しますと、

スーッと姿は消えて元の真暗な井戸になりました。

その頃は辺りもトップリと日が暮れておりました。


家人が夕飯の用意が出来ておりますからとのこと故座敷に通り、膳に向いますと驚きました。

膳にのっている海苔巻寿司がちょうど蛇の胴切りにした様に見え、

中の干瓢が骨のように見え、海苔が蛇の鱗の様に見えます。

これはいかん、こっちの奴と赤いでんぶのついた握り寿司の方に箸を向けると蛇の切身の血の滴るように見えますので、

寿司の方は断念して胡瓜もみなら大丈夫とおもい一箸口に入れてみますと、

口の中が生臭くなり、ナメクジでも噛むように感じたのですぐ吐き出してしまいましたが、

口中に残った臭が中々取れませんので、お茶を飲みますとそのお茶も同様の感じがしますので、これも吐き出してしまいました。

うどんも出たのですが全部蛇の子のように見えてしまいました。

これは私一人でなく皆そう見えるのでしょう。

せっかくの御馳走を誰も手をつけるものはありません。

仕方無く何も戴かずに帰途に就きましたが、途中生唾を吐き通しです。

余り気持が悪いので氷水でも飲んではと思い氷屋に飛込み二杯程飲んでみましたが、やはり止りません。

ほうほうの態で家に着き、大光明如来様に御守護御願い申し上げますと、さしも執念深い生唾も止りました。

「龍なんてそんなものはこの世にあるものか」と一口に言う無神論の方には、

この事実をなんとお思いになる事でしよう。

私一人ならいざ知らず、六人もの人がはっきりと見えたのですから事実は否定出来ません。

ちなみMさんはそれから急に良くなり、ただ今では少しずつ歩けるようになりました。」




明主様御講話 「人間は龍神より位が上」 (昭和27年1月26日)

「龍神と、よく言いますが、今度のお蔭話に、龍神はあるということがはっきり解るんで、今読ませます。

(「龍神はある?」の後の御教え)


ここで知っておかなければならないことは、龍神がいる井戸とか池とか、埋められた場合、

その近くにきれいな水のある所があっても、勝手にそこに移ることができないんです。

やはり、霊界では・・・家宅侵入みたいなものでね。

家宅侵入より、もっとやかましいくらいですね。

つまり許されなければ、勝手に移ることができないんです。

いっぽうに井戸が埋められて、いっぽうにきれいな井戸があったら、そこに移ったら良さそうなものだが、

そのくらい霊界は几帳面なものです。


そこで人間が、移っていただきたいと言えば、移って差し支えないことになっている。

というのは、位は人間のほうが龍神より上なんすからね。

力は龍神があるが、位は人間が上なんです。

生物では人が一番上なんです。

そこで、人間が移っても良いと言えば移れるんです。


いまの龍神なんかは、早くそうしてもらいたく、早く知らせるべく、娘さんをそうしていたんですね。

そこで、気がついて、移ることができるようになったので、

非常に喜んで、ぜひ自分の姿を見せて、この通り自分がいままで願っていたことが実現した。

龍神ということを、ただ口で言っても、だれも正面(まとも)に信じないですからね。

そこで、この通り自分は龍神で、お蔭でこうして移れたということを見せたいんですよ。

そこで、その姿を見せたんですね。

これは非常に良いですね。

これが「栄光」新聞に出れば、読んだ人はいっそう信ずることになりますからね。

たいへん良い働きをしたわけですね。」




明主様御講話 「古井戸の龍神の引越し手続き」 (昭和27年1月27日)

「それから、龍神という事を、よく書いてもあるし、言ってもいるんですが、

龍神を見る人も、たまたまありますけれども、このお蔭話はいかにもはっきり見せた訳ですね。

(「龍神はある?」発表)


これは、実にはっきりしているんですが、それで龍神が憑ると、一番は足が歩けなくなります。

この娘さんも、両足がブラブラになっていたのは、そういう訳です。

その代わり、龍神が離れると、だんだん歩けるようになります。

これもはっきりしているんです。

そういう訳で、龍神が、古井戸に埋められて、住めないという時、新しい井戸に移るのはわけないが、

霊界の方は、だらしのないことや、融通のきく事ではないんです。

だから、実に几帳面なんです・・・霊界というものはね。

つまり新しい井戸に移っていただきたいと・・・お移りくださいと言えば、

その言霊によって、すぐに移る事はできるんですね。

こういう点は非常に几帳面ですね。

そこにいくと、現界は実にだらしがないですよ。

だらしがないといって、自由なんですよ。

人間ほど自由なものはないですよ。


霊界では、位の高い人の側には寄れないものなんですよ。

昔の大名ではないが、何間か離れなければ、側に行けない。

現界では、人間はどんな偉い人でも側に行けるんですが、

なかなか霊界はそうは行けないところに異いさがあるんですがね。

けれども、今日の現界というのは、そういった自由が過ぎているんですね。

あまりに無差別的になっているんです。それも深い意味があるんですがね。

夜の世界であったために、最高の神様が隠れていたんですね。

つまり、火の系統の神様が隠れていたんですね。

そこで、それ程はっきりしなかったんですね。

はっきりしないのと、最高の神様が隠れられていたために、人間との差別が、たんとない訳ですね。

それでこうなった。

だから、昼間の世界になると、その点もあるからして、段々と人間も正確になるんですがね。

そうかといって、今までの信仰のように、馬鹿馬鹿しく窮屈ですね・・・あれもいけないです。

やはり、自由であるとともに、きちっとすべて几帳面にやる。そういうような意味ですね。

今までの信仰について、少し、批判的に書いてみたんですがね。」




明主様御垂示 「古い井戸には龍神がいる」 (昭和24年8月21日)

信者の質問
「井戸や立木には龍神の憑依しているのがあると伺っておりますが、憑依しおるか否かをはっきり見分ける方法が御座いましょうか。御教えを御願い申し上げます。」


明主様御垂示
「新しいのはそうでないが、古い井戸は必ずいる。

龍神の誰か必ず入る。

立木によってで、一番多いのは柳、松、銀杏、榎など多い。

後は神社の木で・・・杉、桧等で、以前耳の遠い中年の婦人で、桜の霊の憑いたのがあった。

古くなると憑依霊があるものである。」




明主様御垂示 「埋め井戸の龍神の祟り」 (昭和24年10月27日)

父親の大病、妹の失明・聴覚障害

信者の質問
「私は本年九月入信した信者であります。

今から二十年前、父が住宅を建てた時古井戸を埋めましたが、それ以来父親は大病ばかり致しました。

四年前不動尊の行者が来て「その古井戸が祟っている」との事で、早速御許しを願い御祭りを致しましたところ、父の大病もよくなり、大喜び致しました。

親の病気がよくなるのと前後して私の妹が両眼及び左耳を塞がれてしまいました。

「これも皆古井戸の祟りだ。・・・親の病気はよくなるが子供達は手後れで駄目だ」と申しますので、私は毎日柳谷の観音様を信心致しておりました。

今後いかにさせて戴きましたら救われましょうか。何卒御教え下さい。」


明主様御垂示
「井戸の龍神が怒ったのである。」




明主様御垂示 「井戸の龍神の憑依による歩行障害」 (昭和27年3月16日)

信者の質問
「HT(昭和二十三年四月入信・五十九歳・男性)家族八名入信。光明如来様を御奉斎させていただいております。

実子(女)三十三歳、三十一歳、二十二歳の三人とも同じ御浄化でございます。

前者は十六年前より体が不自由で、身動きが悪くなり、現在は歩行が極めて困難でございます。

三十一歳と二十二歳は八年前より、右の者より少しはよろしいのですが、同じ状態でございます。

二十二歳の者は、割合軽くありましたが、中教会に御奉仕に上がり、とたんに御浄化強くなりましたが、続けさせていただいております。

気分が沈み体(特に腰)が冷たく、その時は体は不感症のごとくクタクタになります。

御浄霊いただきますと、気分的、体的に気持ち良くなり、冷たい所も暖かくなります。

二、三日前より腰が夜痛み、昼は割に気持ちが良く、食事はふつうにおいしくいただいております。

十九年前に新家を建て東南を向いており、井戸は寝所を中心に北より五十度東にあります。

家を建ててより三人とも同じ状態となりましたが、家または井戸に原因がございましょうか。

なお御浄霊の箇所につき御教えお願い申し上げます。」


明主様御垂示
「やっぱり井戸が関係があるな。龍神ですね。

龍神の居所がないので、ここに憑いたんですね。

これは、前頭部の中心を主にして、そうして腰が悪ければ腰、というように浄霊して、できるだけ御神書を読んで聞かせる。

そうして良く光明如来様に、迷っている龍神は早く人間に生まれ変わるように御守護お願いしたい、ということをお願いすれば良いんです。

そうすれば、少しずつ良くなります。」




明主様御垂示 「台所の下の井戸」

主人の歩行困難

信者の質問
「ある信者、現在井戸がお勝手の揚蓋の下になっており、食事の時には主人が丁度その所に坐り、また家内の者が一年中その上を通るのです。

主人は長い間左足を病み、歩行が非常に困難です。いかにすべきでしょうか。」


明主様御垂示
「これは龍神らしい。

代りの井戸か池のようなもの、または大きい甕をいけてやる。

そして縁の下の方はお祭りの形式にし、お住居作ったからお移りねがうと言い渡す。」




明主様御垂示 「埋め井戸の龍神の祟り」 (昭和23年10月18日)

蛇を霊視するリュウマチ患者

信者の質問
「リュウマチの患者、昔、家の井戸を二つ潰したそうで、普段より蛇の夢をよく見、

この度ひどい浄化の折、しばしば目をつぶると目前に蛇の姿を見たそうで、

その時は気分が悪く、浄霊を受けると見えなくなり、楽になります。

やはり龍神の障りでございましょうか。

また、これは一つだけ祀ればよろしゅうございましょうか。
 
右、御教示御願い申し上げます。」


明主様御垂示
「井戸に住んでいた龍神で、救ってもらいたいのであるから、井戸が二つだから、二つ、甕でも何でもいい、埋けて祀ってやる。」




明主様御垂示 「埋め井戸の龍神の祟り」

子供の続死

信者の質問
「昨年の五月教修を頂きました家、井戸を三回掘り直し、前の井戸は何にもせずに埋めてしまいました。

そのためと思いますが、子供が二人共死んでしまいました。

別の所に家を建てなおすのですが、後をどうしたら宜しゅう御座居ましょうか。御伺い申し上げます。」


明主様御垂示
「代りのものを掘ってよくお詫びする。水を汚さぬよう注意してやるべきだ。」




明主様御垂示 「井戸上に家を建てた後に不幸が続く」 (昭和24年6月7日発行)

龍神の祟り

信者の質問
「古い井戸に鉄板をのせてその上に家を建てましたところ、その後不幸が続くそうでございます。

龍神の祟りでございましょうか。いかがいたしましたらよろしゅうございましょうか。」


明主様御垂示
「龍神の祟りです。

近くに代わりの井戸を掘って、生米、塩、水、果物、魚などを供え、善言讃詞をあげ、

言霊で代わりの井戸に移っていただくようにお願いすればよい。」




明主様御垂示 「座敷の下の井戸 家族の浄化」 (昭和24年9月12日)

信者の質問
「浦和市で湯屋を営んでおります信者の家(一家五人入信)で、屋敷内に昔からあった井戸を石炭がらで十五年前に埋めつくし、

今一つの井戸は現在座敷の下にあり、その井戸から動力で浴場に水を汲み上げております。

最近この二ケ所の井戸の事が気になってまいり、また家族中皆御浄化を戴き、いつも晴々とした気持になれないそうで御座いますが、

十五年前に埋めつくした井戸は無論いけないと存じますが、

使用中の座敷の下の井戸も家族の浄化と関係しているので御座いましょうか。

また、どう致しましたらよろしゅう御座いましょうか。御伺い申し上げます。」


明主様御垂示
「すべて物は理屈に合わなくてはいけない。

家の下は土であるべきで、そこに井戸はあるべきではない。

そこの龍神が気を付かせようとするのである。

何とか工夫して井戸の上の家を取除き、移転して、青天井を仰がすべきである。

また、別の井戸を作って移ってもらってもいい。

先の龍神も一緒に井戸へお住居願いますと、言葉で言えばいい。」




明主様御垂示 「井戸上に飼う鶏が続死した事例」 (昭和24年7月16日)

信者の質問
「以前に古い井戸がありましたが、埋めずにその上に丸太を乗せ、土をかぶせて鶏を飼いました。

発育が悪く、大きくなると死にます。今迄に十三匹の内八匹死にました。

井戸の霊的関係によるのでは御座いませんでしょうか。またどのように致したらよろしいでしょうか。」


明主様御垂示
「井戸は元通りしてやる。でなければ別に、小さいのを掘ってやる。

龍神を祀ってお詫びをし、御守護を願う。

そしてそれへ移ってもらう。」




明主様御垂示 「古井戸を埋める場合の作法」 (昭和26年8月25日発行)

信者の質問
「二十年前まで協同で使用いたしておりましたそうとう古い井戸でございますが、現在は使用いたしておりません。

多少冬は水がありますが、夏はほとんどございません。

この井戸より三、四間離れた所に現在使用している井戸がございます。

従って使用いたしませんし、子供が遊ぶのに危険でございますので埋めたいのでございますが、

いかがいたしましたらよろしゅうございましょうか。右謹んでお伺い申し上げます。」


明主様御垂示
「それは埋めてもよろしいが、その場合古い井戸のほうに、もしか龍神がいるかしれないから、

このたびこの井戸を埋めますから、隣の井戸へお移り願います、とお断りすればそれでいいのである。」




明主様御垂示 「井戸の移転作法」 (昭和25年4月22日)

信者の質問
「ある飲食店を経営致します信者で御座いますが、今度店を改造致しますにつき、

二十年前に掘りまして今日迄使用しておりました井戸を廃し、他に新たに井戸を掘りまして、

古井戸の方が都合でどうしてもコンクリートの土間になり、土足で踏む事になりますが、いかようにお祀り致しましたら宜しゅう御座いましょうか。

お祀りの方法及び御願いの言葉につき御教えをお願い申し上げます。」


明主様御垂示
「祀りは要らない。

新しく井戸を掘ったら移ってもらう。その時だけ祭の形式をすればよい。

都合で新しい井戸作ったからとお移り願う。

人間の言葉がないと移れない。」




明主様御垂示 「井戸の移転作法」 (昭和24年6月3日)

信者の質問
「五、六年前(入信前)台所の隅にある井戸を埋め、一間半程離れた反対側に新しい井戸を掘りました。

その時、別に移転のお願いを致しませんでした。

入信後二十一日間朝晩米と水を供えましたが、それでよろしゅう御座居ましょうか。」


明主様御垂示
「移転のお願いをしなくてはいけない。

霊界の祖霊がしかるべくやる。

早速龍神に言うといい。」




明主様御垂示 「井戸を埋める場合の作法」 (昭和28年12月1日)

道路の拡幅の事例

信者の質問
「明石市の信者で、最近道路計画により、敷地の一部が計画内に入っておりますために、家屋を下げなければなりませんが、

現在敷地内に井戸が四つあり、二つは道路計画で埋められ、二つは家屋を引下げるために埋めなければなりません。

この場合いかがいたしましたらよろしゅうございましょうか」

明主様御垂示
「代りのものを作ればよいです。」


信者の質問
「それは一つでよろしいのでございましょうか。あるいは四つで・・・」

明主様御垂示
「一つでよいです。それで、こういう事情だから一つにするから、それで我慢してくれというように四つの龍神さんにお断りすればよいです。」


信者の質問
「その際に簡単にお祀りをしますのはいかがでございましょうか」

明主様御垂示
「そのほうがよいです。

つまりどんなことでも、チャンと理屈に合ったことを霊に言えば承知するのです。

それを承知しなければ霊が神様にやられます。

ところが人間のほうで間違っていては、いくらやっても、それは駄目です。」


信者の質問
「ただいまの場合、お断りするのは御神前にでございましょうか、井戸の側でございましょうか」

明主様御垂示
「井戸の側で、井戸に向って言うのです。」




明主様御垂示 「井戸上の家への引越し」

信者の質問
「私の関係の信徒(TH子、三十四歳)で御座いますが、この人は戦災で家を失ない、やっと出来上った家は立退きとなり、現在アパート住いで、更に家を普請(ふしん)しております。

家は出来たのですが、その人は子宮腹膜であり、今度出来た家の中心に古井戸があり、それを気にして引越し致しません。

私は家中の皆様が御光を戴き、観音様に御縋りすれば大丈夫だと申しますが、中々信じません。

昔から井戸神の障りがあるとか申しますが、右の場合いかにしたらよいでしょうか。御伺い申し上げます。」


明主様御垂示
「家の近くへ浅い井戸を掘り、先に井戸のあった方へ向って龍神に外へ代りを掘ったから引移ってもらいたいとお頼みする。

信仰は無理に勧めぬ事である。」




明主様御垂示 「井戸の上に建物を建てる場合」 (昭和25年11月25日発行)

信者の質問
「私どもは、昨年九月以来、生活のため喫茶店を経営いたしましたが、

開店と同時にあまり丈夫でなかった主人が寝ついてしまい、

十一月入院しましてから八カ月間、病状は悪化するばかりで、医者にも頼りきれなくなっておりましたところ、

運良くこのお道を知り、退院しましてからは、しだいに回復に向かっております。

ところが今度家を増築いたしますとき、水道を引くまで使用しておりました井戸の上に食堂を作りまして、冬になると、鍋物料理の部屋に改造することになっております。

申し遅れましたが、その井戸は、先生方の御指導もあって、水神様の供養もしていただいており、それ以来店のほうもうまく行っております。

家族の者はこのようなことを話しましてもわかっていただけませんし、

それと言って、井戸をそのように取り扱うと、せっかく良くなってまいりました主人が、また悪くなるような気がしてなりません。

いかが取り計らえばよろしいでしょうか、お伺いいたします。」


明主様御垂示
「それは井戸の代わりとして庭か空地の隅の清い所へ、甕(かめ)をいけるか、小さな池を作って移転のお祭りをすればいい。」




明主様御垂示 「井戸に蓋をして座敷を作る場合」 (昭和24年11月28日)

信者の質問
「家の土間に井戸がございますが、そこを座敷にしたいと存じます。

井戸に蓋をし、そのままにしておいてよろしいでしょうか。御伺い申し上げます。」


明主様御垂示
「井戸に龍神がいなければいいが、いる場合はいけない。

部屋でいいが、甕か何かに水を入れて、お断わりする。

そして祝詞を奏げ、おってもらいたいと言う。

そうするならば埋めても、でなくともよろしい。」




明主様御垂示 「埋めた井戸の上に便所がある場合」 (昭和25年11月25日発行)

信者の質問
「戦時中、強制疎開により、家を取りこわしました際井戸を埋めましたが、

その後同じ場所に家を建てましたところ、

便所がちょうどその井戸を埋めました上に位置するようになりました。

入信後、いろいろと気になりますので、正しく処理いたしたく存じますが、いかがいたしましたらよろしゅうございましょうか。

御教えを賜わりたくお願い申し上げます。井戸は埋めるとき、神官のお祓いをいたしました。」


明主様御垂示
「これは井戸を埋めるとき、龍神が離れてしまえば差し支えないが、

中には執着のあるのもあるが、もしそうとすればなにか災いで知らせるから、

そのとき、庭でも空地でも井戸の代用として甕(かめ)をいけるか、小さい他のようなものを作ればよろしい。

そうして龍神の移動鎮祭すればいい。」




明主様御垂示 「埋めた井戸の位置が不明な場合」 (昭和24年5月5日発行)

陣地になった井戸

信者の質問
「ある信者の方が高射砲の陣地になっておりました土地を手に入れられ、そこに家を建てようとしておられますが、

そこには以前古井戸のあった所をコンクリートで固めてあるそうで、

どの辺か、井戸のあった場所が判らぬとのこと、そのまま家を建てても龍神の祟りはないものでございましょうか。」


明主様御垂示
「本人が埋めたのではないからたいしたことはありません。

もし祀ってほしいときはなにかお知らせがありますから(病気)、そのときに祀ってあげればよろしい。」




明主様御垂示 「埋めた井戸の位置が不明な場合」 (昭和24年1月21日)

陣地になった井戸

信者の質問
「ある信者の方が高射砲の陣地になっていました土地を手に入れられ、そこに家を建てようとしておられますが、

そこは以前古い井戸のあった所をコンクリートで固めてあるそうで、何の辺が井戸のあった場所か判らぬとの事、

そのまま家を建てても龍神の祟りは無いもので御座いましょうか。何か良い方法を御教えを御願い申し上げます。」


明主様御垂示
「そう祟らぬ。

高射陣地になっ(中略)いろんな事で知らせたら祭ればよい。

入信して光明如来様を祭ればよい。」




明主様御垂示 「井戸を取り潰した場合には幽世大神にお願いしてよい」 (昭和26年10月8日)

信者の質問
「龍神さんをお祀りする場合は幽世大神様にお願いするのでございましょうか」

明主様御垂示
「龍神をお祀りするのはよしなさい。以前からあるのは良いですがね。」


信者の質問
「井戸を取り潰しました場合など、幽世大神にお願いしてよろしいのでしょうか」

明主様御垂示
「それで良いです。」




明主様御垂示 「第三者が井戸を塞いだ場合」 (昭和27年1月25日)

信者の質問
「KU(三十七歳・女性)元来丈夫でありましたが、三カ月前より急に一日六、七回、多い時は十回くらい、ものすごい下痢の御浄化で、すっかり衰弱して立つこともできなくなりました。

去る四日に、危険な状態を中教会の御神前にて御守護お願い申し上げ、お救いいただきました。

その後下痢は止まり食欲も出てまいりましたが、少しも肥らず、咳がさかんになり、痰もそうとう出、熱は三十九度前後で、脈拍は九十五、六で、結滞があり、呼吸困難で、体中が痛み腰が立ちません。

御浄霊は頭、咽喉、肩、臍のまわり、鼠蹊部、肩甲骨、胃の裏、腎臓を御浄霊させていただいておりますが、

特に肩と胸をいたします時は、呼吸激しく苦しそうでございます。御浄霊の急所を御教えお願い申し上げます。

今までにのみました薬はドクダミくらいとのことでございます。

なお、店の入口(道路中)に古井戸がふさがっており、昔庚申塚があった所に家が三軒建てられ、その左端が本人の家となっております。

なにか霊的関係がございましょうか。

主人は世話人としてお道に尽くさせていただいております。御神体は御奉斎させていただいております。」


明主様御垂示
「ドクダミくらい・・・がたいへんなんだ。

ドクダミは、ドクダメ(毒溜め)だね。

古井戸・・・誰かがふさげたんでしょうから、こういうのはふさげた人に祟るべきですよ。

ただ、祟るんじゃなくて、助けてもらいたいとお願いする場合がありますからね。

ですから、そういうのは祀ってやるとか、なんとかしなければならない事情が出てきますから、そうすれば、ただ言霊で神様にお願いすれば良いんです。

一々手数かけて祀るほどの謂(いい)がないんですからね。

昔から自分の家にあった池とか井戸を埋めるんじゃないからね。

そういう点も区別して考えるんですね。

この人はドクダミ中毒ですよ。


それから急所が解らないらしいですがね。

下痢は止まったから、下の方の毒が出たが、今は咳と痰ですね。それは上の方ですね。

大体下の方は下痢になって、上の方は痰になって出るものなんですがね。

しかしそうはっきりは言えないですよ。

それは下の方から痰が出ることもありますからね。大体はそうなっている。


それで、急所をみるのは、なんでもないんです。

体を撫でてみて、一番熱い所がそうです。

脈拍は、九十や百は、なんでもないですね。

呼吸困難は肋骨ですね。肋骨のどこかに毒が固まっているんです。それが呼吸因難です。

身体中ドクダミの毒が固まっているんですね。

腰が立たないのは、尾てい骨ですね。

そういう所をやれば良いです。


たいてい、こういうのは、ここ(頸部淋巴腺)が多いんです。

こんなに方々やってもしようがない。

急所を一カ所か二カ所ですよ。

病人は女だから、あんまり裸にしてやるのも困るから、自分で体に触ってみて、押して痛い所ですね。

無論、そういう所は固まりがありますから、それから熱い所ですね。

それが急所ですから、それをやれば順調に治りますよ。

浄化が強くなってますから、かなり方々痛かったり、いろいろありますが、それは、少し我慢しているんですね。

そうすれば、だんだん良くなってきますからね。

苦しい・・・そこが溶けてきて、肺に入ろうとする場合に、肺膜が厚いとか、毒が濃いから、引っ張るために息切れする。

こういうのは、浄霊する人の力が足りないから・・・霊力がないから、そうなるんです。

いつも言う通り、この山ですね。

ここまで(山の頂上)いく力はある。

だから息苦しい。これを越す力がない。だから息苦しい。霊力が足りないんですね。

やっばり、手に力が入るんだな。力を抜くと、霊力がずっと出ます。

今言ったようにしてやれば、順調に治っていきます。


それから、もし龍神に関係があるとすれば、夢で知らせるとか、あるいは人が言ってくるとか、助けてやらなければならない事情が現われてきますから、

そうしたら・・・祀ることはめったにないけれども、いよいよといえば、近くに瓶(かめ)かなにか埋(い)けて、替わりにしても良いですが・・・

だから光明如来様に、そういったものが迷っているとしたならば、早く人間に生まれ変わるように御守護お願いするんです。たいていそれで良いわけです。」




明主様御垂示 「第三者が井戸を塞いだ場合」 (昭和27年3月1日)

信者の質問
「祖父が二十年前に井戸を二つ掘り、底がトンネルで連絡しております。

今度井戸に蓋をし、その上に家を建て、一つは大光明如来様のお座敷のちょうど下で、一つは次の間の押入れの下でございますが、パイプを入れ湯殿に引いております。

入信以来本人がができておりますが、何か関係がございましょうか」

明主様御垂示
「鼻茸だけですか。」


信者の発言
「他には大した変ったことはございません」

明主様御垂示
「それじゃ、良いじゃないですか。

井戸の龍神さんが・・・龍神さんにもいろんな性質がありますよ祖霊さんもおるし、

割合におこりっぽい龍神と、あるいはしかたがないと、

あるいは祖先で龍神なんかはこれで我慢してやろうと言うのもあるし、何もなければそれで良いんです。

鼻茸は龍神と関係はないんです。」


信者の質問
「時々カッとすることがございますが・・・」

明主様御垂示
「それは神経だ。精神作用だ。

龍神が、気に入らなくて、こうしてもらいたいと言うときは、もっとはっきり、災難とかあります。

それがなければ、龍神が承知したんだから、それで良いです。

それは、使ったほうが良いんです。

龍神としてもね。

それは、埋めると龍神は困るからね。

埋めないから居所があるんだから、ただいくらか気持ちが良い悪いくらいの異(ちが)いだからね。

龍神さんによるが、そのままで良いです。」


信者の質問
「他の家に転居した場合に、後の人がそういうことを知らずに埋めた場合は、どちらに祟りますのでございましょうか」

明主様御垂示
「埋めた人のほうに来ます。」




明主様御垂示 「龍神の祟りの家を教会にする是非」 (昭和25年2月21日)

龍神の怒りによる轢死、発狂、行方不明、事業不振

信者の質問
「最近の信者で、昭和二十一年十月、事業拡張のため隣接地を買収致しました所、その地内に古井戸が御座いまして、

地ならしの朝、その信者が出がけに、土方の親方に井戸はそのままにして潰さぬように申し置いたそうでございますが、潰して地ならししてしまったそうで御座います。

十二月からその土地に事務所並びに工場の建築に取りかかりましたところ、二月中旬、大工の棟梁が帰宅途中電車にはね飛ばされて即死し、

また一ケ月後の三月中旬に地ならしした土方の親分も発狂し、未だに行方不明だそうで御座います。

その信者もそれ以来事業も不振になり、またその祟りを恐れて新築のまま今以て使用致しておりません。

この度、その信者の願いにより、その建物を手入れして教導所をお移し致したいと存じます。

どう取計らいましたら宜しゅう御座いましょうか。御教えを御願い申し上げます。」


明主様御垂示
「古井戸に龍神がいて、よほど怒った。

代りに井戸を掘るか、池を少し深く掘る。

教導所にした方がよい。土地の名はよい。」




明主様御垂示 「目と頭の病気の霊原因、井戸の祟り」 (昭和24年8月6日)

信者の質問
「私宅母、兄と相次いで頭の病気で亡くなり、現在父は盲目です。

ある家相見によれば、裏軒下に在る井戸の精気が「ヒサシ」にふさがれ、よくない、位置を変えた方がよいとの事で、

また最近も妻が歯を病み浄霊致しましたが、痛みが止りませんので井戸で祝詞をあげお願い致しましたところ、急に歯茎から水が出て痛みが止りました。

井戸をどうしましたらよろしいか御教示下さい。」


明主様御垂示
「目は日月で、頭の病気と盲目はそうでない。

頭は神であり、目上の祖先に対する無礼である。

目の下は家来である。

大いに信仰を励む事である。

井戸の側へ生米とか塩、生魚、野菜等を上げ、月に一ぺん位ちょっとお祀りしてやる。」