木龍について 1
明主様御垂示 「霊のいる木の見別け」 (昭和24年7月2日)
信者の質問
「某神社が経営困難につき、境内の多数の木を伐採し売却する事となり、ある信者の木材業者が伐り倒すように頼まれましたが、この場合、お祭りはどう致したら宜敷う御座居ましょうか。」
明主様御垂示
「木を見て、霊のいるのは感じで判る。やはり大きいのに憑いている。」
明主様御垂示 「龍神憑る井戸・立木」 (昭和24年8月21日)
信者の質問
「井戸や立木には龍神の憑依しているのがあると伺っておりますが、憑依しおるか否かをはっきり見分ける方法が御座いましょうか。御教えを御願い申し上げます。」
明主様御垂示
「新しいのはそうでないが、古い井戸は必ずいる。
龍神の誰か必ず入る。
立木によってで、一番多いのは柳、松、銀杏、榎など多い。
後は神社の木で・・・杉、桧等で、以前耳の遠い中年の婦人で、桜の霊の憑いたのがあった。
古くなると憑依霊があるものである。」
明主様御垂示 「松、柳は龍神が憑依しやすく、銀杏は人間霊が憑依しやすい」 (昭和24年3月1日発行)
信者の質問
「一般家庭の庭に植えては不善といわれる木がいろいろありますが、諸説紛々としていますので、植えて悪い木をお教え願います。」
明主様御垂示
「植えて悪い木はない。ただ、木の種類によりこういうことがある。
すなわち松、柳、銀杏の木は特殊の木である。
すなわち松、柳は龍神が憑依しやすく、松は雄龍、柳は雌龍で、財物などを集める縁起がよい。
門冠の松を植えるのもそのいわれである。
銀杏はよく「化銀杏」などとも言われ、その実は人間の味がするとも言われて、実は人間霊が憑依しやすいのである。
この木はお寺や神社によくある木で、人家の庭の木ではない。
その他の木にはこんなことがなく、よく果実の木を植えては不可と言われるが、うまい実がなる、
それを植えて食べることは神様の御趣旨に沿うことで、植えて悪いことがあるべきはずはない。」
明主様御垂示 「植栽に不適の樹木」 (昭和24年2月1日)
信者の質問
「一般家庭の庭に植えては不吉といわれております木が種々御座いますが、諸説紛々としておりますので、植えて悪い樹を御教え戴きたく御願い申し上げます。」
明主様御垂示
「こういう事はない。
ただ木によって、例えば松、柳、銀杏などは特殊の木である。松と柳は木の中の龍で、龍が憑依し易い。松の幹も柳の幹も、龍のコケのようである。
銀杏は人間の霊が憑依し易い。銀杏は人間によく似ている。
ノアの洪水で残ったのは銀杏などという。
銀なんの味は、人間の味がするという事になっている。
化銀杏などは、人間の霊がそうする。それで植えるな等という。
民家には殆ど植えない。後の木はそう種々ない。
枇杷(びわ)なども植えてはいけないなどという事はない。
果物は美味しく食べて栄養になるよう造られてある。
それを植えてどうこうという事はあるべき筈はない。」
明主様御垂示 「銀杏の木には霊が憑りやすい」 (昭和24年4月20日発行)
信者の質問
「銀杏の木は在家に樹てても良いものですか。」
明主様の御垂示
「銀杏の木はよく神社とかお寺に限るように言っているが、そんなことはない。
在家へ樹てても差し支えない。」
銀杏はふつうの木とはちょっとちがい神秘の木である。
銀杏の木には霊が憑りやすい。
実の汁は霊が好むのである。
銀杏を倒すとよく祟ると言うが、それは霊が憑いているからである。
故に切り倒す場合手続きをすればよい。
ノアの洪水のとき残ったのは銀杏の木だけだったという伝説がある。」
信者の質問
「銀杏の木を切ったら一里四方くらい実がならなかったが(男の銀杏の木)いかなるわけでしょうか。」
明主様の御垂示
「これは銀杏の本だったに違いない。
そのためその枝になる他の銀杏もおのずからそうなったので、霊的に繋がっているのである。
実に神秘の木である。
松も柳も神秘である。
古い銀杏ほど霊が憑る。
三十三間堂柳の由来のごときも、憑依していた龍神の霊である。
松は男龍、柳は女龍ということになっている。
かつて宝山荘の入口に右に松があったので、私は左に柳を植えたがこれは男龍女龍の意味である。
松も柳も皮が龍の鱗に似ている。」
明主様御垂示 「銀杏は絶対に切ってはいけない」 (昭和26年10月8日)
信者の質問
「三十人ばかりが共同で持っている山があり、そこに観音さんのお堂があり、一丈五尺くらいの銀杏もあります。
今度それを切って、お宮の修理に使いたいと思いますが、いかがでございましょうか」
明主様御垂示
「いけない。銀杏は絶対に切ってはいけない。
祟りますよ。
銀杏は普通の木と別なんだ。
銀杏には必ず霊が憑っている。
そうとうな霊が憑っているからね。」
信者の発言
「二尺くらいの木ですが、切って仏像・・・薬師如来を作って納めましたが、別に差し支えありませんでした」
明主様御垂示
「ずいぶん乱暴だな。直径はどのくらいです。」
信者の発言
「七、八寸から一尺くらいです」
明主様御垂示
「仏像を造ったからまだ良かったが、さもなければ祟りますよ。いつごろですか。」
信者の発言
「三年ほど前でございます」
明主様御垂示
「なにもなかったら承知したんですね。」
信者の質問
「神仏の社のは切ってはいけないのですが」
明主様御垂示
「いけないです。絶対にいけないです。
むしろ七五三(しめ)を張って、入らないようにしたほうが良い。」
明主様御垂示 「銀杏切って死亡 (祟られる資格)」 (昭和24年9月16日)
信者の質問
「私の近くの信者、先代と相続人が天刑病で死亡したため夫婦養子を致しました。
夫婦共四年前入信致しましたが、昨年の秋、直径一尺二寸位の銀杏を切りました所、
間もなく義母が風呂の中で急死致し、本年春、子供が引きつけたようになり死亡、夏夫婦共相次いで胸の病で死にました。
現在四才の長男が残っています。生前信仰により救われたいと努力なされたが、親類等の反対により思うに任せぬ状態でした。
いかなる因縁でしょうか。御伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「銀杏に憑いていた木龍が怒ったのである。代りの銀杏を早く植えてやる。
入信しても働かなくては何にもならぬ。
碌に活動が出来なかった自分に、弱点があるから祟られる。」
明主様御垂示 「霊の憑いた銀杏の柱」
「銀杏は霊が憑き易い。故に怪談などがある。憑いた霊は木龍になる。
光明如来様をお祭りする。柱に祝詞を奏げ、小さい木を植え、銀杏へ移ってもらうよう頼む。」
明主様御垂示 「門冠りの松」 (昭和23年12月10日発行)
信者の質問
「邸宅の門になぜ門冠りの松をよく植えるのでしょうか。」
明主様御垂示
「松に宿る龍神(雄龍)の働きにより客が集まり財物が集まるからです。
本当は門の左に松、右に柳(雌龍)を植えるとよけい繁昌いたします。」
明主様御垂示 「怒りの木龍が夢に出現」 (昭和24年2月9日)
伐木夢にて中止
信者の質問
「私の所の一信者、最近周囲六尺以上の松の立木を求め、切ろうと思いましたところ、その夜長男が夢を見ました。
夢は「その信者の自宅の側の垣根に青龍が二匹自宅の方を見ており、家の人が追うと家の中に入ってしまい、ふとまた垣根の方を見ますと、ものすごい龍神が口を開いて狙っているところの夢を見ました」
その夢を見ましてから木を切り倒すのがいやになり怖しくなります。
いかなる訳で御座いましょうか。御伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「樹木に龍神がいる訳で、二匹は夫婦であろう。切られては困るのであろう。
松を二本植えて、生米や塩を上げ、天津祝詞奏上してから切る。」
明主様御垂示 「枝切ると事故起る無花果(いちじく)」 (昭和24年8月16日)
信者の質問
「信徒ではありませんが、私の隣家で庭内の無花果の枝を切るとその家の者が病気したり死亡したり致します。
最初大枝を切った時は祖母が自殺し、次に小枝を切った時は赤ン坊が直ぐ死にました。
また、近頃子供が小枝を折ったら病気中の父親が突然非常に苦しみ出しました。
この原因は無花果にあるか他にあるか御教示お願い申し上げます。」
明主様御垂示
「無花果に霊が憑いてる。木龍で、切らせないようにしている。こういうのは周りに垣をするとよい。
銀杏、柳、松、榎等には憑りやすい。「明日の医術第三篇」にある。」
明主様御垂示 「切らせぬ無花果」 (昭和23年)
「無花果へ木龍(蛇)が憑っている。
切られると苦しいので、切らせぬようにする。
無花果、銀杏などは霊が憑りやすい。柳、松、榎も憑りやすい。」
明主様御垂示 「霊木の枝払い」 (昭和24年5月25日発行)
信者の質問
「霊木として虞(おそ)れられている樹で昔から枝を払っても祟りがあるとされておりますが、
最近非常に繁茂して家が陰気になり困っております。
今度その家には御神体をお祀りいたしました。
龍神に願って枝を払ってよろしゅうございましょうか。」
明主様御垂示
「ちゃんとお断りすれば差し支えない。
ただ道理の通った理由を言ってお断りすること、御神体をお祀りさせていただきますに家が暗いから枝を払わしていただきたいというようにお断りすればよろしい。
霊は言葉の使い方でずいぶん違ってくる。
なるほどという理由であれば霊もどうすることもできない。」
明主様御垂示 「霊木の枝払い」 (昭和24年8月17日)
信者の質問
「私の導いている信徒SM子、家の未申(ひつじさる)の方向に稲荷様があり(氏神様)、その側に椎の大木があります。
約十年前に枝を伐りましたところ、伐った当家の主人が病気にかかりました。
その後枝が生茂っても恐ろしくて伐る事が出来ません。
茅葺屋根の上にかぶさっておりますので、二百十日前に枝を伐りたいと思いますが、どう致したらよろしゅう御座居ましょうか。」
明主様御垂示
「龍神か天狗であるが、枝に眷族がいるから、伐るから許せとよく頼めばよい。
大先生からのお差図と言えばなおよい。」
明主様御垂示 「不切言伝えの藤の古木」
信者の質問
「私の家の前二十間ばかり下に、カヤの大木に何百年とも分らない藤が巻き付いており、五月上旬にはきれいな大房の花が咲きます。
言伝えには、この藤は屋敷へ根が来ても切るなとの事です。
何か霊的に意味があるものでしょうか。」
明主様御垂示
「木龍が憑っている。
怒られると生命までとられる。
大事にし、粗末にしないようにする。」
明主様御垂示 「木龍に対する移転願い」 (昭和26年12月8日)
信者の質問
「二女を分娩してより、腰がふらつき、お腹の力が抜け、歩行困難となり、一年間薬と注射をしましたが、医者にかかっていながら悪くなり・・・」
明主様御垂示
「医者にかかっていながら悪くなると、よく言うが、かかっているから悪くなるんです。」
信者の質問
「大浄化で、ぜんぜん腰が立たなくなり、その家の二十七日の例祭をさせていただき、
その後で、私が浄霊していると眠くなり、十分ほど寝ましたが、
夢で紙包みの上に木龍が憑いてます、と書いた紙を差し出し、そこで目が醒め、病人に言いますと、
病気になるまで、夢で蛇がものすごく追いかけて来て、最後に自分の身体に憑いてから、夢はぜんぜん見ませんそうです。
父は大工をしており、天狗が憑いているという欅(けやき)の木を切り・・・」
明主様御垂示
「御神木だね。」
信者の質問
「その前後ではないかとのことでございます。
二階に父の弟がおり、夫婦が休むときは何ともないが、一人になると何かに締められるようになるそうでございます」
明主様御垂示
「それは木龍だね。まったくそれが祟っている。
欅の木にくっついていて、居所がなくなったので憑いた。庭はありますか。」
信者の発言
「ありません」
明主様御垂示
「ちょっとした空地はないですか。
そこに欅の木を植えて・・・お腹に憑いている木龍に対して、つい知らずに今までたいへんあなたに苦しい思いをさせた。
お詫びするから勘弁してくれ。
その代わり居所として欅の木を植えたから、それに憑いて下さいと頼むんだ。」
信者の発言
「乳の下を紐で締められるそうでございます」
明主様御垂示
「それは、蛇に締められた。今のようにすると解決します。」
信者の質問
「お供物は・・・」
明主様御垂示
「簡単なもので良いですよ。
魚はいらないから・・・野菜でね。」
信者の質問
「そのとき、式は何かいたしますので・・・」
明主様御垂示
「いやいやそんなことはいらない。」
信者の質問
「善言讃詞は・・・」
明主様御垂示
「無論、善言讃詞は奏げて良い。
そのくらい憑いていると、やっぱり霊がくっついているので、すぐには行かれないが、だんだん離れます。」
明主様御垂示 「神木伐った時」 (昭和23年)
「神木を伐るといけない。
御神木には皆龍神や天狗が憑いている。
そして産土神の御用をしている。住居として始終居る。
天狗はそうでもないが、龍神は怒るとひどい事をする。
先にあった同じ木を代りに植えて、食物など上げてお詫びする。
龍神にお詫びすると共に、産土の神にもよくお詫びすると大抵よい。」
明主様御垂示 「道路拡幅と木龍」 (昭和24年8月30日発行)
信者の質問
「古墳、墓地、神社などの跡を道路などに改修工事を行なった場合、
木を伐るとその関係者に災難があるのですが、いかがいたしましたらよろしいでしょうか。」
明主様御垂示
「手続きしないからだ。手続きすればよい。
代わりの木を近くへ植えるのである。
そしてお祭りして言葉でよく事情を言い許しを乞う。
やむを得ないことは必ず霊は許すのである。
神社などの場合小さくとも代わりの宮を建て神が鎮まられるようにすればよい。
明主様御垂示 「木を伐採した場合の処置」 (昭和24年4月8日発行)
信者の質問
「先日お尋ねいたしました唖娘の家の件、木を伐り取った跡はすでに家が建っており、どの方面に代わりの木を植えたらよろしゅうございますか。」
明主様御垂示
「これはどの方面でもよろしい、伐った箇所のなるたけ近くの植えられる所へ植えればよろしい。」
明主様御垂示 「大木が枯死した場合の処置」 (昭和23年10月26日)
信者の質問
「私の屋敷内東南方の二抱えもあるモチの木が、昨年より私の知らないうちにすでに半分位枯れていました。
何かの知らせでしょうか。また枯木は処分してよろしいでしょうか。」
明主様御垂示
「訳がある。
枯れた所を急いで切って、焼いても薪にしてもよい。
残った所へ浄霊して、光明如来様にお願いする。
これは樹齢が来たのである。木によって樹齢が違う。楠、銀杏等は二千年位のがある。
高山などへ行くと枯れているのがある。
自然枯で、唐松などあるが、それである。
霊などは、外の木へ移っているから障りはない。」
明主様御垂示 「木龍移転の作法 樹木の同種性」
信者の質問
「唖娘二十一歳と十六歳、詫びて切った栴檀(せんだん)の木の側へ代りに松の木を植えましたが、霊視力の人は未だ二人の娘の体に木龍が入っていると言われます。どうしたら宜しいでしょうか。」
明主様御垂示
「松の木ではいけない。
栴檀(せんだん)でなくてはいけない。
ある程度浄霊して、祝詞を聞かす。
憑いて長くなると粘着力が出て、なかなかとれぬものである。
祝詞などにより、曇りがとれると、抜けられるようになる。」
明主様御垂示 「神社境内の樹木の伐採時の作法」 (昭和24年9月10日発行)
信者の質問
「某神社が経営困難につき、境内の多数の木を伐採し売却することになりましたが、信者の木材業者が頼まれました。
お祀りはどうすればよろしいでしょうか。」
明主様御垂示
「お祀りはごく太いものだけでよろしい。
こんな場合はさほどたたらない。
切られるのがいやなら、働いて経営困難にしなければよいわけです。
文句は言えないことになります。
霊のついている木は大木で、見れば、なにかそんな感じがありますから分かります。」
明主様御垂示 「枯松の祟り、木龍の移転作法」
信者の質問
「四、五年前、ふた抱えもある枯れた松の木を神主が売買しようとして、その話を決める日に人事不省になり、間もなく死亡。
また、それを切らせた人も切った人も死亡致しました。
その松の木はどうかしようとすると決って祟りがあると言われておりますので、現在道路の傍に置いたままになっております。
代りの松の木も形式的には植えてあるとの事ですが、どう致したら宜しいでしょうか。」
明主様御垂示
「これによってみても、松の木などに霊がかかってる事が判る。
大抵は木龍で、切られるのをイヤがる。
宿なしになるので切らせまいとする。
代りの木を植えただけでは、手続きしてやらぬと憑(うつ)れぬ。言葉で言うのである。
しかし、こういうのは、非常にそれに執着しているから、急に手続きしても駄目だから、未だそのままでよろしい。
まず松の木の近くの家へ光明如来様をお祭りする。
するとその御光で段々分るから、それから代りの木に移すとよい。」
明主様御垂示 「スモモの神木の移転作法」 (昭和24年11月5日)
信者の質問
「私は最近千葉県神崎町に移住しましたが、その家の庭内に何代も前からあった守護神様(神体は李桃(すもも)の御神木)があり、
二代前に住んでおった人(氏名不詳)が地所を隣家へ売った際に、土地と共に隣家の所属となり、
今ではその庭内の片隅、しかも溝の傍に忘れられたまま放置されてありました。
最近隣家より、その神様とは何の関係のない私に引取って欲しいとの申し出がありましたが、どうしたものでしょうか。
また、もしこれを引取ってお祀りするとすれば、いずれの方向に御祀りすればよろしいでしょうか。」
明主様御垂示
「李桃に霊が憑っている。
霊の希望する土地へ引取ってやればよい。
植える場所は清い所でなくてはいけない。
光明如来様をお祭りしてある所へ向くようにする。
たまに一週間に一遍位祝詞を奏げてやればよい。」
明主様御垂示 「枯死した霊木の龍神」 (昭和23年12月10日発行)
信者の質問
「霊木として虞(おそれ)られていた木が枯死した場合、代わりの木を植えずに切り倒しても龍神の祟りはないものでしょうか。」
明主様御垂示
「その木に宿っていた龍神は他へ移っていますから、そのまま切り倒しても差し支えありません。」
明主様御垂示 「枯死した霊木の龍神」 (昭和23年11月11日)
信者の質問
「霊木として恐れられていた木が枯死した場合、代りの木を植えず切り倒しても龍神の祟りは無いもので御座いましょうか。御伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「人間が故意にやったんでないから自由に処分してよい。
龍神がいたとすれば他へ移っている。また移るから枯れる。龍神は樹齢を知っている。」
明主様御垂示 「伐採した木に憑依する木龍」 (昭和27年8月1日)
信者の質問
「先ほどのM家の八大龍王でございますが、近所に小さい池があり、
柳を大工が切ったところその晩 死に、近者の者がヘチマを作ったところがそれが蛇のような形になりました。
それを切って八大龍王として祀っております。
二、三十年になりますが、切ったヘチマが伸びるそうでございます。」
明主様御垂示
「木が伸びるのですか。」
信者の説明
「ヘチマでございます。何でも祀りたいからというので、もらってきたそうでございます。」
明主様御垂示
「それはいけない。名前が良すぎる。
そこの土地の名前でもとってやれば良いが、八大龍王なんていうと名が良すぎて昇天できません。
蛇がいどころがないのでヘチマに憑るのです。
蛇は水気がなくてはいられないからで、かわいそうなのです。」
信者の説明
「伐ったヘチマの木だそうでございます。」
明主様御垂示
「木龍です。柳に憑いていたから、今度はヘチマの木に憑いたのです。」
信者の説明
「元のところにお帰り下さいと言って焼きまして・・・」
明主様御垂示
「良いです。」
信者の説明
「その他のも焼きまして・・・」
明主様御垂示
「良いです。ただ、光明如来様をお祀りしたから、どうか元の御座(みくら)にお帰り願いますと、それで良いです。」
明主様御垂示 「伐採された氏神様」 (昭和25年3月18日)
救われたい木龍の憑依
信者の質問
「三十四歳の女、御浄霊を致しておりますと冷水をかけられたような状態が身体中を転々と動くのですが、
話によれば氏神様(明神様)の立木を伐って使ったとの事、
なお立木を伐ったのは氏子三十七軒全部なのですが、
この女の家が総代になっているとのことです。
またその祖母は人を呪ったりして苦しめた人なのだそうです。
右はいかなる訳で御座いましょうか。御伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「立木に憑いた龍神が救われたいため、浄霊するとそこへ憑って来たのである。
寒いのは死霊で、動くのは龍神である。
火龍は熱く、水龍は冷い。
悪い意味ではない。」
明主様御垂示 「職業的樹木伐採者による木の供養」 (昭和27年8月1日)
万木の霊位のお札を屋外に作れ
信者の質問
「製材業をいたしておりますが、山に木を伐りに行く場合に、代りの木を植えるということができませんが・・・」
明主様御垂示
「製材業はまた違うのです。
そういった職業的のは・・・ちょうど職業的に魚を獲る漁師は・・・それはぜんぜん怨まれないことはないが、よほど少ないのです。
娯楽でやるのは非常に怨まれる。
というのは、同じ怨みでも職業的にやった怨みというものはごく強く怨まないのです。
それから娯楽でやったほうは根本的に人間のほうが悪いのだから、弱いわけですから、そこで怨みを受ける。」
信者の質問
「木を一本か二本・・・」
明主様御垂示
「そういうことはしなくて良い。
そういうのは一年に一度か木の供養をするのです。
お札に「万木の霊位」として一年に一回なりするのです。」
信者の質問
「お供え物はいかがいたしましたら・・・」
明主様御垂示
「いろいろしたほうが良いです。
普通の神様に上げるような物をすると良い。
ただ木の中に天狗がいるということがありますが、怨むというのは自由ですが、ただ職業的にやるのは怨むことは少ない。
一年に一回供養をすると良い。
それからウナギなんかも一年に一回供養すると良い。」
信者の質問
「場所はどういう所が・・・」
明主様御垂示
「どこでも良いです。
木の霊ですから室内はだめです。
やっぱり地面の上なら良いです。
庭でも空き地でも良いです。」
信者の質問
「魚や鳥の供養も庭のほうが・・・」
明主様御垂示
「そうです。座敷ではいけない。座敷というのは人間でなくてはならない。
ああいうのは人間以下のものですから、座敷では良過ぎるのです。
ですから先のほうでそこに来られない。」