龍神の破壊活動について
明主様御講話 「神様が原爆を作った」 (昭和29年4月5日)
「龍神の中に壊す役があるのです。
龍が、これから大いに壊す役をさせていただきますというのがあります。
戦争やなにかで破壊したりするのは、みんな龍神がやっているのです。
焼いたりいろいろするのもそうです。
日本に対する広島、長崎に原子爆弾をやったのも、龍神がやっているのです。
それで最近盛んに水素爆弾とか、今度は窒素爆弾というすこぶる恐ろしいのが出てきましたが、
これはいよいよこれから世界の切り替えについて、神様の方で深い考えがあるのです。
あれはみんな神様が作ったのです。
よくみんな悪魔が作ったように言ったり思ったりしてますが、悪魔にはそんな力はないので、神様が作ったのです。
つまり悪魔に作らせたのですが、その悪魔が本当に世の中を浄める働きをするのだから、形は悪魔でも、根本はやはり正義、善なのです。
ただ、人間の判断はごく薄ッペラな判断だからそう思うのです。
人間の解釈というのは深い所が分からないのだから、メシヤ教信者たるものはその点をずっと深い根本へ気がつかなければいけないのです。
それで、原子爆弾が日本にとってはたいへんな結構な発見なのです。
原子爆弾に大いに感謝しなければならないのです。
というのは、もし原子爆弾がないとすると、あの戦争というものはもっと続いたわけです。
なにしろあのとおり、日本人の戦争に対する執着が強いのですから・・・。
有名な話ですが、あの時の阿南陸相が天皇陛下に呼ばれて、「お前、この戦争は勝つ見込みがあるか」と言われて、
「見込みがありません」「それでは止したらよいではないか」と言われて、
「止すわけにはゆきません」と答えたのですが、それがあの当時の軍人の心裏でしょう。
勝つ見込みがなければ止せばよいのですが、「止せません」というのですから、
実に、アチャコの言う「むちゃくちゃでござりまするわ」です。
それですから、終戦が分かった夜中に腹を切って死んでしまったのですが、
それはまったく陛下に対してあまりに申し訳なくて、生きてはいられないからでしょう。
そういうわけですから、もし原子爆弾で広島、長崎をやらなかったら、日本の各都市ほとんどが壊され焼かれてしまって、日本に都市というものはなくなってしまったかもしれません。
それが原子爆弾のために食い止められたのですから、日本人は原子爆弾に大いに感謝しなければならないのです。
たいへんなものです。またそのために人間の死ぬのがたいへんです。
ですから原子爆弾のために広島、長崎だけは、はなはだ気の毒ですが、そのために日本人の何百万の生命を救ったかも分かりません。
それで日本人は原子爆弾を忘れられないほど怨んでますが、もういっそう考えれば怨むどころではないので、大いに感謝してもよいのです。
そういうようなことがたくさんあります。」
明主様御講話 「龍神の破壊活動は悪ではない」 (昭和29年4月6日)
「いろいろな龍神の中で「自分は破壊の役だからして、それを一生懸命やる」というのです。
これは破壊といったところで、悪ではないのです。
つまり掃除です。掃除というのが破壊なのです。
悪いものはブチ壊して片づけてしまうというわけです。
大掃除の時に壊れかかった物や役に立たない物はブチ壊してハキダメに捨ててしまう、という役の龍神があるのです。
自分は破壊の役の龍神だから、それを一生懸命にやるということがありますが、そうしてみると、大いに破壊の時も来るわけです。
どういうふうにして破壊するかということは神秘です。
今大問題になっているのは水素爆弾ですが、これらにしてもたいへんな役をするのだろうと思います。
あれくらいの物ができなければ、地球の掃除はできないでしょうから・・・。
とにかくその大掃除に助かるには、光をいただいて、そうして穢れをなくさなければならないというわけですから、
とにかくメシヤ教信者になった人は、その幸福たるや、とてもたいへんなものなのです。
それもだんだん分かってきます。
だからキリストやマホメットなども救われたということは、先に述べた婦人を浄霊しているうちに、キリストやなにかが助かってしまったわけです。
だからとにかく浄霊ということが、いかに偉大なものであるかということは、霊がみんな証明しているわけです。」