龍神の職分について
明主様御垂示 「神龍、天龍、金龍、銀龍について」 (昭和24年4月20日発行)
信者の質問
「神龍、天龍、金龍、銀龍について。」
明主様御垂示
「神龍とか潜龍(せんりゅう)といっても特別の意味はない。
天龍は天界を守っている。地上では金龍が最高であって次が銀龍である。
龍神の偉くなったのが神龍である。
皎龍(こうりゅう)や白龍などもそうとうの格式がある。」
明主様御垂示 「天龍、金龍、銀龍について」 (昭和24年4月23日)
「天龍は天皇になる龍神。金龍は国常立尊様、太陽、火。銀龍は素盞嗚尊、月、水。」
明主様御垂示 「金龍、銀龍は一柱」 (昭和26年10月25日発行)
信者の質問
「本月八日の御開示いただきました「貴いものほど数が少なくなる」とのこと、右は龍神にも当てはまるように思われますが、いかがでございましょうか。
金龍も銀龍も御一体だけでございましょうか、それとも金龍、銀龍のうちにも火龍、水龍、土龍とあるものでしょうか、右謹んでお伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「金龍、銀龍は一柱であって、それ以外は下級になるほど増えるのは、先に説いた通りである。
ただし邪神のほうもその点は同じである。」
明主様御垂示 「神龍の働き」 (昭和24年8月30日発行)
信者の質問
「神龍のお働きをお聞かせください。」
明主様御垂示
「神龍はたくさんある。
神様の仕事をする働きをする龍はみな神龍で、天文なども神龍がする。
神様の命によりいろんな御用をする。人間にも憑る。
ただし金龍は一柱である。」
明主様御垂示 「龍神の種類、性格」 (昭和23年)
「蛇、龍神・・・。
火の系統の龍は山にいる。水、月の系統の龍は海にいる。
金平様は二、三流の神で、海の支配者は日本では琴平別命である。
乙姫は人間に出ている。
龍虎相搏つなどというが、そういう龍は戦うのが好きである。赤龍は陰険なものである。支那にも龍は沢山いる。青龍。
みみずは地龍である。龍は怒り易く怖い。人を殺すのは何でもない。人間から蛇になったのが多い。
国全体が腐っているから汚い。不良分子は蛆のようなもので、それが湧く。こちらが隙がないようにしなければならぬ。」
明主様御垂示 「龍神の働き」 (昭和24年2月8日)
信者の質問
「龍神の働きについて」
明主様御垂示
「龍神にはいろいろな働きがありますが、だいたい天文現象が主で風雨雷霆を司り、また小さくは沼、川の守護をします。
山は天狗が支配してますが川は龍神です。大中小いろんなのがいるんです。」
信者の質問
「龍神から化した人間にも善悪はあるものでしょうか。」
明主様御垂示
「ええ、ありますよ。」
信者の質問
「その善悪はどう見分けるのでしょうか。」
明主様御垂示
「それはちょっと人間には分かりません。
例えば十のうち七だけいいことをしても三だけ悪いと世間の人々はその三の悪い部分を見てその人の全部を悪いとしてしまうのです。
小乗的な信仰はこういうふうですね。しかし神様から見た場合、七から三引けば四残り四だけ善が多いからいいわけです。
だから人間には善悪は判りません・・・
龍神系は強いものでまた信仰に入る人には龍神系が多いですね。
あんまり狸だの他の動物、馬や犬なんかは少ない。
龍神のほかに天狗も多いですが、どちらかというと龍神系のほうが強いです。」
明主様御垂示 「天神、地神、龍神、天狗系」 (昭和24年10月16日)
信者の質問
「祝詞の中に天津神、国津神とありますが、これは龍神系と天狗系とに何か関係があるように聞いております。詳しく御教示を御願い致します。」
明主様御垂示
「龍神でも木や山にいたり、湖水に住んでるのもある。海の方が多い。
天系、地系という事で、神にも天系と地系とある。天津神五代、国津神七代という。神武天皇は天系というたが、彼は地系である。
今の人間でも天系、地系がある。日本人には天系が多い。
朝鮮は月で、中国は地系が多い。五、六、七・・・日月地になる。
霊統と系統と違う。
龍神は人間になったり、龍から人になる。
神が龍になったのや、人が龍になったのがある。
天狗は皆人間らしい。」
明主様御垂示 「風・水・火を掌るのは龍神」 (昭和24年7月23日)
信者の質問
「風と水または火を掌(つかさど)る神様は一緒でしょうか。
明主様御垂示
「これは龍神がやるんですが、別の龍神がするときもあるし、いっぽうが他方のを手伝うこともあるし、時によっていろいろやりますね・・・
龍神ってのは早いですからね、一秒の何分の一という間にはるか遠くまで行ってしまいますよ。
低気圧なんかも龍神がやってるんですが、これは目に見えない渦を巻きながら、曇っている場所へ行ってそこを浄めるんです。」
信者の質問
「火事のとき、風が起るのもそうでしょうか。」
明主様御垂示
「ええ、風の龍神が手伝うんですよ。」
明主様御垂示 「台風は龍神による掃除」 (昭和25年11月25日発行)
信者の質問
「台風の発生地と被害地とは異なりますが、霊主体従の法則により、霊界に先に起ると御教えいただいておりますが、発生地と被害地との関係につきお伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「台風は移動するものであり、しかも発祥地はほとんど海であるから、上陸してその通路にあたる所は、被害をこうむる。
これは霊界の曇った所を、龍神が掃除するのである。
従って台風は霊であるから、霊主体従とは言えない。」
明主様御垂示 「大火災は火龍が働く」 (昭和24年7月1日発行)
信者の質問
「ある信者に一時的霊眼が開け、火龍の飛ぶのを見たとのことでございます。
火龍は両角を備え、目は飛び出て真っ赤な色で、大小はありますがあまり大きくはありませんでした。
ある日その信者の「かまど」付近にその火龍が来ていたのが見え、火龍は火災に原因があるとのお話を聞いておりますので、
これはたいへんと、居合わせた先生に善言讃詞を上げていただきますと、丸くなっていたのがだんだんと伸びて、最後には「かまど」の煙突から西北に飛び去りました。
そのときに居合わせた五、六名の信者の耳にゴーッという音が聞こえたそうです。
そうしてその人は、西方の山を指して、その山に火災の起ることを予言しましたが、はたして三月二五日は火災が起ったのでございます。
また空には数えきれぬ火龍が飛んでいるのが見え、御神体をお迎えした家庭は強い光がさしており、その御光の中へは、突入することができず、うろたえる様が見えたそうでございます。
火龍の働きはそうした働きをなし、霊眼で見えたことが本当なのでございましょうか。」
明主様御垂示
「本当です。
大きな火災のときは、火龍が大いに働きます。
火柱が立つのは火龍の働きで、長くなるのはまれで、ふつう丸くなって働きます。
飛火は火龍が火をくわえて行くのであります。
赤龍と間違いやすいですが、火龍は光がありますからよく区別がつきます。」
明主様御垂示 「火事で飛び火をするのは火龍」 (昭和24年8月21発行)
信者の質問
「ある信者、霊眼が開けており、火龍の飛ぶのを見たと申します。
その火龍は眼が飛び出ていて真っ赤だそうですが、
ある日それが自宅のかまどの所にいるのを見ましたが、
大先生から火龍は火事を起すと伺っておりましたので、
驚いて教導所の先生に善言讃詞を奏上していただきましたところ、
その火龍は丸くなってしばらくしてから逃げて行ったとのことです。
また、あるときはお掛軸をお祀りしてある部屋に火龍がたくさん飛んでおり、
御文字から出る御光りに当たるのを恐れて右往左往していたそうですが、このようなことは本当でしょうか。」
明主様御垂示
「これは本当ですね。火龍っていうのもたくさんあっていろんな形に見えるもんです。
ここにあることは本当でしょぅね。・・・
あの火事で飛び火するでしょ、あれなんかやはり火龍ですよ。」
明主様御垂示 「火柱と火事」 (昭和24年2月21日)
信者の質問
「去る二月四日、磐田郡I村、IG(男性)さんの宅が午前十一時半頃出火のため全焼致しました。
その時近所の人達が申しますには、丁度今朝四時頃空から幅一尺位の赤黄い火が長く強音を立てて本宅の棟に降りたと言う事で、
原因等不明で御座いますが、赤黄い火はどういう火で御座いましょうか。御教えの程御願い申し上げます。」
明主様御垂示
「赤黄色は火の色である。
昔からいう火柱が立つとはこの事である。
(その土地に)非常に穢れがあって焼かなくてはならぬ事になっている。
それで火龍が火をつけるのである。(霊的)
法隆寺もこんな事かもしれない。」
明主様御垂示 「雷光の稲妻型」 (昭和24年7月1日)
信者の質問
「雷光はなぜ、稲妻型に光るので御座居ましょうか。御教えを賜りとう御座居ます。」
明主様御垂示
「空中で陰陽電子が摩擦の刹那起るのであるから、非常に早いから起る。
宗教的にいえば、火龍・・・火を扱う龍神・・・が、口から火を吹く。それが吹くんでそうなる。
どっちも間違っていない。信じられる。」
参考 明主様御垂示 「龍神の存在」 (昭和25年5月23日)
信者の質問
「一、龍神は大昔実在した由承りましたが、麒麟、鳳凰なども実在したものでしょうか。
二、絵や彫刻等で夫々形が色々ありますが、いかがなものでしょうか。右御教示御願い申し上げます。」
明主様御垂示
「無論、麒麟、鳳凰もいた。龍神は地球を固めた。次にマンモス、今の象の何倍・・・。」