副守護神について 5 (副守護神の着脱)
明主様御垂示 「副霊憑く年齢」 (昭和24年12月8日)
信者の質問
「子供が四、五歳になりますと、憎まれ口をききますが、その頃に神様が副霊をおつけになるのでしょうか。御伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「普通四、五歳で副霊の憑くのが多い。中には二、三歳もある。」
明主様御垂示 「副霊は三、四歳頃に憑く」 (昭和24年2月8日)
信者の質問
「赤ん坊が乳を飲みたがったり、いっぽうだけでなく両方の乳房を欲しがるのはなんでしょうか。」
明主様御垂示
「あれは赤ん坊の自己保存のために神様が授けてくださった一つの働きですね。
やはり副霊は三、四歳ころに憑くんです。またそれでいいんですよ。
そんな小さな時分から金や女を欲しがっては困りますから・・・」
明主様御垂示 「人間の死亡により副守護霊は離れる」
信者の質問
「生前の副霊は死後畜生道に堕ちて再生した動物と同一でありましょうか。」
明主様御垂示
「死後、副霊は故郷へ帰る。自分の所へ帰る。
暫く憑いていて、ある時期へ行くと人間の霊から離れる。」
明主様御垂示 「人間の死亡により副守護霊は離れる」 (昭和24年1月18日)
信者の質問
「副守護霊について、
(イ)霊界に行った場合どうなりましょうか。
(ロ)再生する場合、前の副霊との関係はいかがでしょうか。」
明主様御垂示
「死んで霊界に行けば副霊は離れます。
すぐ離れるのとしばらく経ってから離れるのといろいろあります。
副霊は現界にいる間、肉体を守るために憑くんですから、体欲を起させるためには必要なんです。
しかし副霊が力を出しすぎては悪くなりますから本霊がこれを抑えるのです。
再生した場合 前のが憑く場合と、前のと同じ種類のが憑く場合やぜんぜん別なのが憑く場合などいろいろです。」
明主様御垂示 「副霊と人間の分離について」
信者の質問
「人が死んで霊界に復帰した場合、その人の副守護神は離脱するものでしょうか、あるいはしないものでしょうか。
もし離脱するならばその霊魂は善のみであり、従って霊界も悪がなくて善のみであろうと存じますが、いかがでしょうか。右、御教示御願い申し上げます。」
明主様御垂示
「副霊は普通人間が死ぬと一緒に精霊に憑いていく。暫く憑いているのがある。
そして霊界へ行って改心すれば長く憑いている。
改心出来ないのは反って離れてしまう。
大体副守護神というものは憑いたものである以上、やはり離るべきものである。
副守護神が霊界へ行って、その副霊にまた霊の憑いたのがある。
人間の本霊と副霊とが一緒になって生きた人間に憑いたのがある。
こういうのは審神していても、人間の霊が出るかと思うといつの間にか副守護神の霊が出る。
前に女の霊憑りで、話をしているといつの間にか狐になってしまい、言葉がゾンザイになる。
『お前狐じゃないか、お前は出んでもいい』と言うと「オーソウカオーソウカ」などと、また人間になるのがあった。
執着の霊で、半分が人間で、半分龍のがある。まるで人魚のようだ。顔だけが人間で、尻尾が蛇というのがある。
その他いろいろあるが、到底一様にはゆかぬ。
昔ちょっと有名な人で、何かの講演したのを私は聞いた事があるが、木を伐るのは非常に木が可哀相だ、木を切るならまず切る前によくお祭りなどしてから切らなくてはいけない・・・などと言っている。
その人の顔をよく見るととても猿に似ている。
なる程猿では無理はないと思った。」
明主様御垂示 「副守護神の執着が強いと霊界でもなかなか離れない」 (昭和26年2月25日発行)
信者の質問
「死後霊界においては正霊、副霊の関係はいかようになっているものでございましょうか。お伺いいたします。」
明主様御垂示
「ふつうは副霊が先に離れ、しばらくして正霊が離れるものであるが、
ただ困るのは副霊で執着の強いのは、霊界に往ってもなかなか離れない。
永い間憑いていて、怨恨を晴らそうとしたり、悪の行為をする。
そこで間違いないよう正守護神も守護しているが、副霊の強いやつになると、正守護神の負ける場合も往々あるので、それが子孫の種々の災いとなるのである。
これを解決するには、本教の信仰による力よりほかにはないのである。」
明主様御垂示 「副霊と人間の分離について」 (昭和23年11月24日)
信者の質問
「霊界へ行って副霊は離れるものでしょうか。」
明主様御垂示
「そうとは決まらない。
副霊が離れたいために人を殺す場合は、早く生れる。
副霊の本性は恋愛、食欲等で、その肉体がつまらなくなってくると殺す訳である。
長く肉体に憑いていると出られない。絶対に出られない訳でもない。
人間に種々性格があるように、副霊にも良いのもある。
殺すと同時に離れる。
副霊のために人間の魂が汚(よご)れるのだから、この罪は勿論死しても消えない。
生きている中に魂が綺麗になるのが一番よい。
汚れていなければ副霊は行動する事は出来ない。
勿論邪念、邪心は肉体のある以上起るが、これは致し方ない。
私でも、美人をみればきれいだと思う。
しかし、大善のための小悪は致し方ない。
善い事も悪い事もしない人間は役に立たない。
人間が人間を批評する事は出来ない。神様の眼からみて善悪は決められる。
以前、救世軍のある極悪人がその罪の償いのために善事をしたが、その告白で、「過去で、極悪の事をしたために、今これだけの善事が出来るのである」というのを読んだが、仲々面白い。
戦犯のごときは、その罪は大変なものである。殺人犯の幾層倍かである。
それから比べるならば、平沢事件などは爪のアカ程の小事件である。
だから気の毒に思う人がある。戦犯は最低地獄で苦しむであろう。
以前から軍人は大嫌いであった。日本は武装解除で救われた。殺人の罪になる。戦犯の項目は今迄有頂天の日本人は考えた事がない。
日清、日露役に対する敵国の怨みは大変なものである。霊界へ行って初めて知るであろう。
アメリカの軍人にはクリスチャンが多い。(マッカーサー、トルーマン)
軍神などあり得べき筈がない。」
明主様御垂示 「人間の再生により副守護神は変わる」 (昭和24年2月1日発行)
信者の質問
「人間が再生した場合、副守護神は前世と同じものがつくのでしょうか。
また変わるとすればいかなる意味において変わるのでしょうか。」
明主様御垂示
「副守護神は変わる。
人が霊界へ行くと副守護神はしばらくはついていても、結局は離れる。
そして再生したときは因縁で動物霊に落ちた祖霊や、住んでいた所の稲荷や、その他つながりのある動物霊がつく。
勿論その動物霊にも高下があり、その人の霊統の罪穢の多少で高級または低級の動物霊がつくのである。」
明主様御垂示 「人間の再生により副守護神は変わる」 (昭和24年5月5日発行)
信者の質問
「人間が再生しました場合、副守護神は前世と同じものがつくのでございましょうか、また変わるとすればいかなる意味で変わるのでございましょうか。」
明主様御垂示
「副守護神は変わります。因縁によって変わるのであります。」
明主様御垂示 「再生と副霊」 (昭和24年4月22日)
信者の質問
「執着により早く再生する場合、前世とは別な副霊がつくもので御座いましょうか。御教えを御願い申し上げます。」
明主様御垂示
「別の副霊が憑くのが原則である。
あまり早く生れ替る時は副守護神も同じ場合が多い。
しかし、同じ副守護神のつくのはいけない。」
明主様御垂示 「再生が早いと同じ副霊がつくこともある」 (昭和24年8月23日)
信者の質問
「執着によって早く再生する場合も前世の副霊とは違ったものが憑くのでしょうか。」
明主様御垂示
「別なのが原則なんですがね、あんまり早く生まれ変わると同じ場合もあるんです。
赤ん坊にはそういうことはありませんがね、
そうとう大きくなってからのでは、生まれ変わって来るのが早いとそのまま憑くことがあるんです。
これは本当はいけないんですがね。
副守護神が人殺しをしておいて、またすぐそのまま憑くなんて場合は、殺人罪を犯したのが憑くんですから危険至極ですよ。」
明主様御垂示 「人霊と副霊と一緒になって現界人に憑ることがある」 (昭和23年6月8日)
信者の質問
「人が死んで霊界に帰った場合、その人の副守護神は離脱するものか否か、
もし離脱すればその霊魂は善のみとなり従って霊界も悪がなく善のみと存じますが。」
明主様御垂示
「ふつう副霊は霊界へついてくる。
霊界でその霊が改心すればなお相当期間憑いているが、改心できぬものはかえって離れてしまうものです。
副霊は憑いたものですからいずれ離れるべきものです。
ところが中には霊界で副霊にそのまた副霊が憑いたりすることもある。
そして人間の霊と副霊と一緒になって生きている人間に憑ることがある。
以前狐の憑いた女を治療すると霊が出てくる、そこで「あんたはだれだ」と訊ねると「荒井サクだ」と言ってるが、しばらくすると狐が出る。
「お前には用がない」と叱るとまた荒井サクが出てきたりしたことがありました。
これは本に書いたことです。
執着の霊は半分龍で半分人間です。
尻尾ができてくるのもあります。
いろんなのがありますから一概には言えません。
あるちょっと有名な人がなにかの講演で「いまの人々は平気で古い木を切ってしまうが自分はかわいそうでしかたがない。必ずお祀りすべきだ」と言ったが
その人の顔は猿に似ていたそうです。
猿だから大きな立木を切られるとかわいそうなんです。」