正守護神について 2


明主様御垂示 「正守護神は始終人間を守護している」

信者の質問
「夢と先祖の関係を教示願いたく・・・。

夢で先祖様が祝詞を上げているところです。

真中に男、両端に女二人でした。

髪が薄紫色で、古代の髪でしたが、私の考え通り先祖でしょうか。お尋ね申し上げます。」


明主様御垂示
「先祖の霊である。先祖もこの通り信仰してると見せてくれた。

人間には正守護神がついていて、始終人間を守護している。

必要に応じ夢で見せたり、虫が知らす。霊的に知らせる。

人間を守護すべくいろんな事をしている。

気の乗らぬ事もある。浄霊などの場合、嫌な気持や心配の場合は行かないようにする。行った結果はよくない。

それを正守護神が知らす。非常に行きたい所は成績がよい。」




明主様御垂示 「正守護神は現界人に指図や神様へのお取り次ぎをする」 (昭和23年7月8日)

信者の質問
「守護神を祀る宗教がありますが、お祀りするほうがよいのでしょうか。」


明主様御垂示
「守護神を祀るのはいいんですが、いいけど祀らなくてもいい。

それほどのことはない。

守護神は祀ってもらうよりその人間がいいことをしてくれたほうがよい。

先祖のうち救われた霊が守護神となり、始終ついていて指図や神様へのお取り次ぎをするのです。

龍神や狐もある場合にはつきます。

狐が憑いて口をきくのも守護神に頼まれることがある・・・

人霊より狐霊のほうが便利なことあるから・・・狐だからって馬鹿にはならない。」




明主様御垂示 「守護神を祀ることの可否」 (昭和23年)

信者の質問
「守護神を祀る事の可否・・・」


明主様御垂示
「守護神を祀る事はいいが、本当はしなくともよい。

祭ってわるいという事はないが、ぜひ祭らなくてはならぬ事はない。

守護神としては、祭られるよりはその人間が良い事をしてくれた方がどれだけ良いか知れない。

守護神は大抵祖霊で、救われている霊が選ばれてなる。第三天国の救われた霊位が多い。

これは神のお取り次ぎしたり、人を救ったりする。

ある場合には、龍神などもいる。

また狐にいろんな意志を頼む事もある。

守護神が人間にかかって口利くのはうまくゆかぬ。

そういう場合狐に頼んで伝える事がある。口を利くのは狐の方がうまい。」




明主様御垂示 「正守護神が教えるのが六感」 (昭和24年9月12日)

女性の六感が敏感な理由

信者の質問
「よく六感が働くとか敏感だとか申しますが、これはいかなる霊の働きで御座いましょうか。

また、婦女子においてこのような働きが強いように思われますが、いかなる関係で御座いましょうか。御伺い申し上げます。」


明主様御垂示
「正守護神が教えるのが六感である。

女の方が強いのは、霊的の事は女がやりよい。

男は理性が発達していて疑り深い。

女は理性より感情が働くから、何でも信じ易い。

霊は女の方が使いやすいのである。

男でも学問があったりすると、霊は使い難い。唯物的学問で固めたのは判り難い。

今の学問は猶太の霊が作った。これは神様を信じさせぬようにせぬと都合が悪いからである。」




明主様御垂示 「助けるのは正守護神だけ」 (昭和23年10月18日)

信者の質問
「自殺とか帝銀事件のごとく殺されたりする場合、その人の守護霊はどの程度に守護するのでしょうか。」


明主様御垂示
「正守護神は災いを防ぐがその人に曇りが多いとそれが判らない。

ところが副守護神のほうはもうこんな肉体から出たいと思うと殺させます。

いっぽう本守護神は神だからどこまでも救おうとなさるが、

その人に曇りが多いときは霊界で修行させるため死ぬようにすることもあります。

助けるのは正守護神だけです。

だから助け方にも、肉体を保って助けることもあり、肉体をなくして霊界で助けることもあります。


帝銀事件でも守護神は大いに助けようとするが、

いまの人々は信仰心がないから霊が曇り放題曇っているので気がつかない。

正守護神が怒鳴っても聞こえず、見せても盲で見えないというわけです。

平沢なんかは特に邪霊が憑いて凶行をやらせたというより、頭が副霊だけになってしまったのです。

狐でしょうね。

平沢の懺悔録に普賢菩薩が現われたとあるが、これは普賢菩薩と平沢家となにか縁があるのでしょう。

普賢菩薩は象に乗り、文珠菩薩は獅子に乗ってます。」




明主様御垂示 「正守護神と祖霊」 (昭和24年5月28日)

信者の質問
「私は二年前、三つになる長男を亡くしましたので、ある宗教を信仰していましたが、真理が解らず迷っていましたところ、

去る五月親子三人入信させて頂き、観音様のお救いの貴い事を知らして頂き、感謝致しております。

最近愛児の死と私達の救われた事と深い関係があるように感じさせて貰いました。

私達の生活と愛児の霊界生活との関係について御伺い申し上げます。」


明主様御垂示
「こういう事もあるが、子供がこういう事は出来ない。

祖霊が正守護神の願を聞いて、子を助ける事がある。子供が親孝行した訳である。」




明主様御垂示 「兇事のお知らせ (問題起る時身体悪し)」 (昭和23年11月11日)

信者の質問
「烏の啼き方が悪いとか下駄の緒が切れると兇事がある知らせだと申しますが、霊的な作用が御座いましょうか。御伺い申し上げます。」


明主様御垂示
「(私も四、五日前階段から転んだが、お知らせであった)

正守護神が知らすのであるから確かにある。

下駄の緒が切れるなど、これもとてもある。昔、若い頃株をやったが、よく石へ躓く事があり、するときっと損をする。

靴をはいて行き足をくじくときっと損する。これもお知らせである。

何か問題のある時必ずどこか悪い。先の疥癬の時とか、豚箱へ入れられた時とか、いつでも何か問題のある時必ず身体のどこかに故障がある。すべてが相応する訳である。

一つよく一つ悪いという事はない。悪い時はいろんな事が悪くなる。良い時はすべていい。」




明主様御垂示 「人の死を暗示する魚の目は正守護神の働き」 (昭和24年6月7日発行)

信者の質問
「魚の目が内側にできますと家族の者が死亡し、外側にできますと親戚の者が死亡すると言われておりまして、

しかもその魚の目は、死亡と同時になくなるそうでございますが、霊的になにか意味がございましょうか。」


明主様御垂示
「正守護神が教えてくれるのであります。」




明主様御垂示 「魚の目と死、人体の微妙」 (昭和24年2月1日)

信者の質問
「魚の目が内側に出来ますと家族の者が死亡し、外側に出来ますと親戚の者が死亡すると言われておりまして、

しかもその魚の目は死亡と同時に無くなるそうで御座いますが、

霊的に何か意味が御座いましょうか。御伺い申し上げます。」


明主様御垂示
「魚の目(イホ)・・・正守護神が知らすものである。

相応の理で、いろんな事が相応するものである。

故に人相などある程度あたる。

細かに研究すれば相当あたる。

例えば、目の上下は上は祖先等であり、そこに目下等の想念が何等かの形で表われる。

画相などはそれをよく見る。

祖先の執念なども表われる。

人間の身体はまことに微妙なものである。」




明主様御垂示 「子供の死の予言」 (昭和26年10月1日)

信者の質問
「子供が死の予言のようなことを自分自身で言いまして

『死んでどうするんだ』と聞きますと

『天国に行くんだ』『帰れないよ』と言うと

『生まれ変わるよ。どこに生まれ変わろうかな』と言うのでございます。

その前に『靴を買ってあげよう』と言うと『僕いらない』と申します。

それは誰が言わせているのでございましょうか」


明主様御垂示
「正守護神です。」




明主様御垂示 「守護神のお知らせ 肉体に痣」

信者の質問
「最近、五十六歳、女の患者さんで、喜び事の前になると下腹部に赤く痣のようになり、

禍い事の前には右腕の付根に赤く「山」の文字が現われ、

肉体的に疲れた時には膝の周囲に青い斑点が現われ、その事が済むと消えます。

何か霊的原因がございましょうか。御伺い申し上げます。」


明主様御垂示
「守護神の一人が知らせようとする。夢とか外の事で知らす。知らしたい守護神の働きである。」




明主様御垂示 「睡眠覚醒の観念作用」 (昭和24年12月1日)

信者の質問
「明朝は何時に是非とも起きねばならぬというような場合、夜寝みます時に神様にお念じ致しますと、丁度その時刻寸分の違い無く醒して戴ける事が御座いますが、

これは(その人格あるいは仕事によって)御神霊かあるいはただの霊かが来て起して下さるものと存じますが、いかなるもので御座いましょうか。

夜遅いとか、浄化中とか、他の特別の場合は別と致しまして、未だ眠かったり時間の余裕があったり致します場合が御座いますが、

朝パッと目を醒しました時が最も起るのに適した時刻で御座いましょうか。

勿論少し眠いのは当然で、起きれば解消致しますが、起きましても未だしきりに眠気を催し、体の調子が一日中悪く、仕事に差支える場合が御座いますが、いかなるもので御座いましょうか。御教えを御願い申し上げます。」


明主様御垂示
「正守護神が起してくれる。

不思議と思う位お蔭がある。

朝眼が醒めたら起きた方がよい。

一日中差支える事はない。神経である。

迷信的観念が災いするのである。

睡眠不足はあまりしてはいけない・・・という観念があるからである。

原因はその人の観念の相違である。」




明主様御垂示 「霊界予知して人間に知らす場合 (正守護神の働きと狐霊等)」

信者の質問
「憑依霊は肉体の中にあって、常に霊界の事象を察知しているのでしょうか。」


明主様御垂示
「狐など凄い。前にある事を予知出来る。

正守護神はいろんな事を霊界で知る。その時副霊を利用して知らす事がある。副霊かまたは動物霊を使う事がある。

正守護神が、罪を犯すと龍神を使って病気にしたりする事がある。

狐も使うし、人間の霊と人間に介在し、いろんな事を取次ぐ能力は一番ある。

狐は人間の言葉をよく知り、巧みに作ったり利用する事は、人間も及ばぬ理屈をつけてやるのは巧妙なものである。」




明主様御垂示 「自己霊が前世、未来を語った事例」 (昭和24年12月8日)

信者の質問
「憑依霊現象における無我の状態と同様な状態において自分の霊が自分の口を使って自己の前世の事柄及び未来への予言等を伝える事が出来ますか。

出来るとすれば正守護神の働きによるので御座いますか。御伺いさせて戴きます。」


明主様御垂示
「出来るが危険な所がある。

正守護神だが、副守が混って・・・。

良識によって判断する。ちょっとでも変な所があれば気をつける。

批判力が必要である。」




明主様御垂示 「浄霊御取次ぎに嫌気がさすのは正守護神のお知らせ」 (昭和26年3月25日発行)

信者の質問
「御浄霊をする場合、御浄霊をいただく人はなんとも感じないのに、御浄霊をする者の身体のある部分が痛んだり、肩や腰が張ったりするのは、いかなる理由でしょうか。

また人によっては浄霊中に、もったいないことですが、嫌気がすることがありますが、いかなる原因によりましょうか、お伺い申し上げます。」


明主様御垂示
「最初の、ほうぼうが痛むのは、先方の苦痛の箇所が、映るという特に敏感性の霊をもったためであるが、

また浄霊する場合、光が透過するので、その人に浄化が起るから苦痛が起るのである。

次の嫌気のさすというのは、その患者は見込みがないからよせという、正守護神のお知らせである。」




明主様御垂示 「気の向かぬ病人の場合には浄霊に行くな」

信者の質問
「私が御浄霊していた病人を都合により他の人に依頼した所、その後その病人に御浄霊を行う事が堪らなく嫌になるという一信者がありますが、いかなる理由でしょう。」


明主様御垂示
「これはよせという事である。

気が向かぬとか嫌とか思うのは、守護神がよせという事で、それを我慢して行く要はない。」




明主様御垂示 「御用以外の仕事が手につかない事例」 (昭和24年10月27日)

信者の質問
「十九歳になる私の娘、十月五日御修業を終らせて戴いてより観音様の御用の時は異常ありませんが、

家事の手伝いや、特に重労働等をさせますと、いつも睡気がさして「ウツラウツラ」としております。

この娘は以前亡兄の霊が憑依した事がありましたが、 御浄霊で治りました。

何か霊的関係がありましょうか。御伺い申し上げます。」


明主様御垂示
「守護神が観音様の御用をするようにするのである。

言う事を聞かぬと、いろいろして判らせようとする。」




明主様御垂示 「布教中のみの便秘」 (昭和24年6月7日)

信者の質問
「私は半年前より岡山県和気郡片上町の方へ布教に従事しておりますが、二ケ月前より、便通が岡山の方では四、五日通じず、私宅へ帰ると毎日お通じがありますが、何か訳がありましょうか。お尋ね致します。」


明主様御垂示
「良い方へ解釈すべきである。反って御守護である。

正守護神がやっている。

私など便秘しようとしている。」




明主様御垂示 「曇りが多いと正守護神が守護できない」

平沢に殺されたものの因縁

信者の質問
「帝銀殺人犯平沢の様な大量の、そして計画的な殺人を犯すものは、それによって倒される人はそれぞれいかがな因縁を持つもので御座いますか。」


明主様御垂示
「勿論霊が曇り切っている。神様から言えば、生きていても死んでも大した違いはないという状態で、どっちでもいい訳である。

また、御守護がないのが根本である。

そして、正守護神が知らせようとしても、曇りがひどくて到達しないほどに曇っているのである。

こういう事ははっきり言うと誤解される。

平沢がどうしても自白しないので、捜査課長のH崎氏の友達で信者があった、

そうして今年の三月、神様の御力で逮捕さして戴きたいというので、

H崎氏が教修を受け、平沢を浄霊したら涙を出し、それから自白したという。

動物霊で一杯だったのが、浄霊により人間の感情に立ちかえり自白した。

故に、私が平沢事件を解決したようなものである。」




明主様御垂示 「正守護神が相応の罪の浄化をさせる」 (昭和26年9月8日)

信者の質問
「正守護神がその人を向上させるべく、相応の罪の浄化をさせるのでしょうか」

明主様御垂示
「そうです。」


信者の質問
「五六七の御世には・・・」

明主様御垂示
「そういうことがなくなります。」




明主様御垂示 「守護神のお咎めが多い」

信者の質問
「諸神のお咎めにて時々負傷または病気に犯されたことは浄化作用と申すべきか、あるいは浄化作用とは別個の意味でしょうか。」


明主様御垂示
「諸神のお咎めなど間違っている。

むしろ自分に憑いている守護神のお咎めが多い。

守護神は、祖先の代りであって、子孫が罪を重ねさすといけないので、後そうしないよう咎めるのである。

こういう事も、信仰が進めば段々なくなる。

少しずつ沢山の罪を減らす事もやる。」




明主様御垂示 「善悪報いの発生経緯」

信者の質問
「現世において私達が善事・悪事をなす場合、その報いは現世のみで来るものか、

一度霊界の祖先に反映してから現界の私達にその徳・不徳が来るもので御座居ましょうか。御伺い致します。」


明主様御垂示
「これはいろいろで、大体神様の方へ知れる。

次に祖先に命令したり正守護神(大抵は祖先の霊である)へ命令が来る。

大中小の事柄によって、神様へ行くものと、神様にも段階があって、天然現象を分担される神や人事等をされる神もあり、その人事係へ行って命令の下るのが普通である。

大体霊界現界の関係は悪い事をすると曇り、濁りが出来る、そして浄める作用が自然に起る事になっている。

それも神様が起す場合と自然作用で起る場合とある。

簡単には言えない。霊界の事は実に幽玄微妙である。」




明主様御垂示 「霊界で一番上の祖先が正守護神に選抜」 (昭和25年4月8日)

信者の質問
「正守護神は祖霊中のだれかが選抜され、ふつうは人霊であるが同化霊である龍神、狐、天狗などもある」と御著書にて拝見いたしますが、

正守護神は祖霊同士の選抜によるのでしょうか、あるいは神様が選抜なさるのでしょうか。」


明主様御垂示 
「祖霊同士でもなけりゃ、神様でもなく、祖霊の中でそのときの霊界で一番上の祖先がやられるんですよ。

同化霊ってのは動物霊でね、これは人間から動物になり、未だ人間に生まれ変わってこられないのが同化霊となり正守護神の仕事をして、

そうやっていいことをして次に人間に生まれ変わるために働くんですよ。」




明主様御垂示 「血統と正守護神」

信者の質問
「正守護神は血統のみに限るもので御座居ましょうか。」


明主様御垂示
「大体血統であるが、そうばかりとも言えない。

例えば、家来が恩顧を蒙っていて、霊界へ行って御恩返しをしなければならぬ場合、主人の霊統のものの正守護神になる事もある。

であるから、血統に関係のあるものが正守護神になる場合もある。

その際、血統の先祖の諒解を得て正守護神となるのである。

全然無関係のものはあり得ぬ。

故に血統以外のものもあり得るのである。」




明主様御垂示 「正守護神が誰かを知ることはできない」 (昭和23年11月12日)

信者の質問
「正守護神は祖先の誰であるかを知る事が出来るでしょうか。」


明主様御垂示
「知る事は出来ない。

ただ、狐とか龍神とかいう動物霊が手伝ってやる事が出来る。」




明主様御垂示 「正守護神はあまり見えない」 (昭和24年12月)

信者の質問
「正守護神はその人の身辺にて守護しているとのお言葉ですが、霊の見える人には正守護神も見えるのでしょうか。」


明主様御垂示
「正守護神はあまり見えないですね。

かえって動物霊とか死霊なんかは見えますが、正守護神はまず見えませんね。

霊は霊界に長くいるほど浄化され希薄になるから見えなくなるんです。

だから幽霊なんかになって出てくるのは、霊界に来て間もない浄化の不十分な霊なんです。

それに執着が強いほどますます濃いんです。

ところが、正守護神になるくらいのは執着のとれた霊ですから希薄でなかなか見えないんですよ。

たまたま見えるのは正守護神の命令で働いてる狐などが見えることはありますがね。」




明主様御垂示 「正守護神は人間にはつかない」 (昭和24年5月5日発行)

信者の質問
「人間の正守護神は霊界において守護するのでございましょうか。」


明主様御垂示
「正守護神は人間にはつきません。」




明主様御垂示 「正守護神はめったに憑依しない」 (昭和28年5月25日発行)

信者の質問

「私が明主様のありがたさを感じますときや、また私がなにごとかを考えて思い当たったと思うとき、私を痙攣せしめ、感泣せしめる祖霊は正守護神でございましょうか、

また後者の場合、私を痙攣せしめたり感泣せしめたりするのは、私の考え方が間違いではなく、的中していることを知らしてくれるのでございましょうか。

また正守護神は、身体のどの局部に憑依しているのでございましょうか。右謹んで御垂示お願い申し上げます。」


明主様御垂示
「正守護神はめったに憑依するものではない。その人に寄り添うているものである。

これは御神書にハッキリ書いてあるから、あなたは読み方が足りないのである。

従って感激する霊はごく親しい救われた死霊であって、この状態はさほど長く続くものではない。」




明主様御垂示 「正守護神は身体に入らぬ」 (昭和23年11月24日)

信者の質問
「正守護神とはどのような因縁のもとにつくので御座いましょうか。」


明主様御垂示
「正守護神は側にいる。身体へ入る事はない。守っている。

この守護がなくては人間はとても危い。

災難を免れたり、信仰へ入れたりするのは皆それである。」




明主様御垂示 「正守護神は人間につかず傍にいる」 (昭和24年3月1日発行)

信者の質問
「人間の正守護神は霊界において守護するのでございましょうか、それとも人間に憑依するのでございましょうか。

後者の場合は霊界は留守になるのでございましょうか。」


明主様御垂示
「正守護神は人間につかず傍にいるのがふつうで、一時離れるときは代理を置くのである。

人間に憑依することもあるにはあるが、そういう場合は大概部下の動物霊を憑けるのがふつうで、一般的に狐霊が多い。

狐霊は正守護神の命令で憑って口をきくときに、

命令通りのことでなく自分の個性を出して勝手なことをしゃべることがあるから注意せねばならぬ。

また、夢知らせは正守護神がするのだが、正守護神によりてその夢の上手、下手がある。

また、あることを為すに気が進まぬのは正守護神が止めていることがあるから、

気の進まぬときは中止するなり考え直すほうがよい。

信仰に入るときに正守護神がさかんに働いている。

すなわち、祖霊が子孫を入信さすべく正守護神に頼み、また命令すると、

正守護神はその人が入信せねばならぬような事情を作るのである。」




明主様御垂示 「正守護神は交代しない」 (昭和23年10月21日)

信者の質問
「人間が霊的に向上するに従って正守護神も向上するもので御座いましょうか。

または交替するもので御座いましょうか。御伺い申し上げます。」


明主様御垂示
「正守護神は向上も交替もない。

人間に善い事をさせるから、その功により、それだけの向上はするが、人間の向上する程には向上しない。」




明主様御垂示 「死後の正守護神、再生の自由」

信者の質問
「死後その者を守っていた正守護神はいかが相成るもので御座いましょうか。」


明主様御垂示
「役目が済んで元へ戻る。

功労で人間に生れ替る場合もある。

霊界では人間に生れたり、霊界へ長く住んだりする自由はある程度ある。

霊界も非常に民主的である。」




明主様御垂示 「嫁入しても守護神は変更しない」

信者の質問
「女が嫁に行きますと姓が変りますが、御先祖の守護神は婚家先の守護神に変って戴くのでしょうか。」


明主様御垂示
「守護神は変らぬが、霊界は封建でもなく、民主主義でもない。

無理のない理屈に合っている。

その家の先祖が、いろんな事を言いつけたり相談したりする。」




明主様御垂示 「神格を得た正守護神による霊視」 (昭和26年9月8日)

信者の質問
「西宮の教師で、病人に祝詞を奏げますと、早く治る人の場合は銀の玉が見えるそうです。早く治らない人の場合には見えません」

明主様御垂示
「祝詞を奏げるときですか。」


信者の発言
「奏げ終わると同時に見えるそうで、そういう方は、たいてい早く治りますそうです」

明主様御垂示
「それは良いですね。便利です。

それは正守護神が知らせてくれるんですよ。

正守護神でもそうとう神格を得ているんです。

産土神様くらいの神格を得た正守護神がその人に憑いているんです。」




明主様御垂示 「正守護神による霊視」 (昭和26年11月8日)

信者の質問
「浄霊しておりますと、枕元に十字を背負った観音さんが二度お立ちになり、その瞬間に真っ二つになって落ちました。

また、父が岩手県の金山に行っているとき、人間の死骸が菰(こも)包みになったのが見えました。

そういうことはあり得べきことでございましょうか」

明主様御垂示
「ありますよ。そういう風にして死ぬべきものだった。そういう運命だった。

それが信仰のお蔭で助かった。

それを知らせてくれたんです。

正守護神が、そういうことを見せてくれた。」


信者の質問
「目の錯覚では・・・」

明主様御垂示
「そうではない。あり得べきものです。」


信者の質問
「十字の観音様は・・・」

明主様御垂示
「それは、その人の祖先で、観音さんに非常なご無礼をした人で、その罪によって・・・贖罪のためにね。」




明主様御垂示 「こせこせした正守護神の憑霊現象」 (昭和26年9月8日)

信者の質問
「三十五、六歳の女の信徒で、霊憑りとなり、「なんとかしてやっつけようと思ったが、あんまり熱心な信仰のために倒すことができなくなった。二、三日中に光明如来様をお祀りするというから、いよいよ離れなければならない」と嘆(なげ)いたそうです。

御救いに励めばよいと言うと、それから頻々として霊憑かり状態があり、

今度は教師の・・・信仰の見方が非常に違うというので本守護神が出たり・・・」

明主様御垂示
「本守護神は絶対に出ませんよ。」


信者の質問
「正守護神です。もっと一生懸命に信仰するようとか、

教師として二カ月に一回ずつは御参拝いただくことができないことはない。行かないからなのだ。

霊界はたいへんなんだから、一生懸命に信仰して、明主様のおっしゃることを良くお聴きするようにと言い、非常に常識的なことが数多いのです。

なお一週間は邪神が狙っているから、支部に泊めておけというようなことがあり、夕方だったのでそのままにしておきました。

翌朝に霊憑り的なことがあり、非常に几帳面なことを言い、明主様の御教えとそっくりなことを言います。

昨日の朝やはり霊憑りになり、この女は、現在裸一貫であるから、中教会の奥さんの着物があれば、一枚でも別けてやれと言います。どのようにしたらよろしいでしょうか」

明主様御垂示
「それは、祖霊のうちで、しみったれなのがあり、それが分担して言うんです。

別にたいしたものじゃない。霊といってもいろんなのがあり、性質が違いますからね。

人間と同じで、気の小さいのも、大きいのもあるからね。これは気が小さいのですね。

実際の常識に合って・・・良いのは用いるが合っていないのはいけない。

実際の事情と食い違う場合は、あなたのは取り越し苦労で、心配しすぎるんで、心配しなくても良い。

神様にお任せしておけば良いと注意してやるんです。」




明主様御垂示 「正守護神が子供の霊を連れてきた事例」

善言讃詞を聞きたい子供の霊の憑依

信者の質問
「朝晩善言讃詞を称え奉る毎に急に胸を押しつけられるように苦しくなり、自分で霊気を送ると忽ち楽になります。いかなる訳でしょうか。御教示下さい。」


明主様御垂示
「未だ救われぬ霊が善言讃詞を聞きたいのである。

子供の霊が胸へ抱かれてくるのか、あるいは胸が苦しくて死んだ霊である。

霊界で正守護神が子供を助けたいために伴れて来たものである。」




明主様御垂示 「先祖が火の玉になって出現した事例」 (昭和26年11月5日)

信者の質問
「二十九歳の男子、二十四年入信。当時胸が悪く、御浄霊により良くなり、現在工場に働いておりますが、

一日に数回、目の前に赤い火の玉が見え、大きいときは直径二、三寸くらいで、小さいときもありますが、どういうわけでございましょうか。

光明如来様は御奉斎いたしておりますが、御屏風観音様はまだでございます」

明主様御垂示
「それは時々見えるんですか。始終ですか。」


信者の説明
「最近は始終でございます」

明主様御垂示
「光明如来様をお祀りしてからですか。」


信者の説明
「さようでございます」

明主様御垂示
「それはやっぱり、その人の祖先でそうとう神格を得たそれが御守護しているんです。

それが、普通は出ていても、玉になっているんです。

形をしようと思えばできるんですが、普通は玉になっているんです。それが見えるんですね。」


信者の質問
「目をつぶりますと目の先に、やはり大きいのは二、三寸の火の玉が見え、黄色でそれから紫色のように輝いているのが見えるというのでございます。

浄霊しているとき、軽く目をつぶっていると見えるそうです。

私が天津祝詞を奏げましたら、消えました。どういうわけでございましょうか」

明主様御垂示
「それはそうでしょう。玉が下にいくからね。頭を下げるからね。

祝詞というのは、最高のものだから、それによって喜んで聞くわけだね。敬虔(けいけん)な態度をもってね。」


信者の質問
「先ほどと同じ意味でございましょうか」

明主様御垂示
「同じ意味です。玉の性質によって色が違いますね。いろんな神格を得てますからね。

日の系統、月の系統とあります。白っぽいのもあります。

赤いのは日の系統、白いのは月の系統、黄色いのは伊都能売(いづのめ)になるわけですね。

みんな信者のそういった祖霊が、正守護神に出世するのもあるが、別に憑くのもある。

そこの家の祖先なら、祖先が、大いに人助けをして、自分の系統の罪ですね。

それを減らしてもらおうという意味だから、いろいろと信者に気づけがありますね。

危急なところを助かったりね。

そんなみんな、その霊が助けるんですよ。始終憑いていてね。

助けるのは、そうとうな力を持っているわけですね。

とにかく、メシヤ教に入ると、そういう正守護神にしろ、断然力が増えますからね。」




明主様御垂示 「浄霊で人間が浄まるとその正守護神が働きやすくなる」 (昭和28年7月1日)

信者の質問
「先月の下旬の御教えに「正守護神が神様に力をいただいて病気を治す」という御言葉がありましたが、私達が病気を治す霊力との違いにつきましてお伺いいたします」

明主様御垂示
「つまり浄霊は浄めるのです。

霊の曇りを取るのです。

正守護神はそうではなくて、いろんなことをやるわけです。

例えば悪い霊がついているから追い出すということをやるのです。

そのときにその人の霊が浄まっていると追い出しよいのです。

その追い出す力というのは神様からいただくのです。

つまり浄霊してもらうとその人は浄まるから正守護神が働きよいのです。

ですから曇りがあると、正守護神がいくら助けようと思ってもできません。」


信者の質問
「病気が治るときにはいかなる場合でも正守護神の働きと思ってよろしいのでございましょうか」

明主様御垂示
「そうです。しかしオデキなどは体にある膿や毒血が出て治るので、別に正守護神に関係はありません。」




明主様御講話 「現界人が信仰に入ると正守護神に力が出る」 (昭和28年8月1日)

信者の質問
「それは悪をする者の祖霊にも止めることはできないものでございましょうか」


明主様御垂示
「それはできません。それは正守護神ですが、正守護神も骨が折れるのです。

というのは悪をするのは、邪神の眷族が憑いてやるのですが、それを押さえる力がないのです。

そこで信仰にはいると、正守護神に力が出るから、悪を止めさせることができるのです。

ですから信仰にはいると悪いことをしたくなくなるというのは、悪霊が萎縮するからです。」




明主様御講話 「現界人の徳積みで正守護神が御神徳を受ける」 (昭和28年2月15日)

「それで「いろんな不思議なことがあって命が助かる」ということは、正守護神がやるのです。

正守護神でも、信仰と霊的因縁によって力の強いのと弱いのがあります。

それからまた正守護神は一人ひとり人間を護っているが、その人間が徳を施し良いことをたくさんすると、その恵みが正守護神にも授けられます。

その人が良いことをするのは正守護神が蔭で手伝うからですから、正守護神もそれだけ御神徳を受けるわけです。

そうすると力を増すから、力が増すと、思うように助けることができるのです。

ですから奇蹟もたくさん現われるということになります。

だからこれは正守護神がやるのです。


ところが中には、正守護神で神格を得ているのがあります。

神格というのは、神様の位をもらった正守護神なのです。

そういうのはすばらしい力があります。

それからまたその人の系統によって、祖先が古くから産土神様に祀られている人は、その産土神様の力を分けてくれますから、

そこでその人の働きも大きくなれば、また奇蹟も大きくなります。

だからその関係が分かれば、奇蹟というのは不思議ではありません。

ただ目に見えないから奇蹟だと思うのです。きわどいところで、死ぬと思ったものが助かるということがありますが、

それは正守護神がやっているのですから、別に不思議はありません。

奇蹟集の序文だけを今読ませます。」




明主様御垂示 「子孫の明主様信仰によって正守護神の神格が上がった事例」 (昭和26年6月25日発行)

信者の質問
「去る五月十八日午後七時三十分ごろ、例祭後御神前において信徒SH50歳(男性)を約二十分間浄霊(延髄浄霊中)本人は合掌し、

手を小さく振わせ、顔をときどき小さく振り、厳粛なる態度で神霊らしき憑霊あり、

急に御軸のほうに向き直り、左記のごとき問答をいたしましたが、これは本当の神霊でありましょうか、または他の霊でありましょうか、お伺い申し上げます。



(霊)こなたは左近少将、姓は藤原、平家の落人(おちうど)で、この身の守護人として憑ったのである。

この道のお蔭をもってこなたの神格が上がったのである。

この道の修行によって神格が上がったのである。

お蔭で最高の神に近寄って行くことができた。

現界にいるときはその役目役目を官位によって修行をしておった。

地上天国のあるように幽界においても神界がある。

神界に上がった者は現世には再生いたさない。

この修行によって、メシヤの下に働く者は神界人となることができるのである。

霊を主とし体を従として信仰に徹するなら、みなみなが救われて行くのである。

それによってわれわれも向上してどんどん上に昇って行くのである。

こなたの申したことは夢にも忘れてはならない。

みなみなが救われて行くのである。

これもメシヤの思し召しによってみなみなに伝えるのである。

(問)なにかお尋ねしてもよいでしょうか。

(答)申されることなら申してやる。

(問)私の先祖もまだ苦しんでいることと思いますが、いかがしたらよいでしょうか。

(答)我を捨て我を捨て、まだそなたたちは我が十二分にある。さすればみなが救われるのである。

(問)私のこのメシヤ教の御用のための必要なことを教えてください。

(答)あせってはいかない。あせっては無理が行く。時機が来たらそのときは判る。

もうすぐに来る。そなたたちはいまが峠である。一番大切な時である。

(問)まだ一族に判らない者がたくさんありますが。

(答)それも時機が来ると判る。

ついて来る者をどんどん導けばよい。ついて来ない者はほっておけ。

長崎のほうは早く御霊鎮めをしなければならない。急ぐ急ぐ、こなたが急ぐ。

(問)いま中教会長先生は本部へ行かれるので今月中はできませんが、来月早々お願いすればよいでしょうか。

(答)その通りその通り、早くせねば間に合わない。

早くしないといままでのことがなんにもならないことになる。

そなたも痛感していようがこなたがあせっているのである。早くしないとみなが救われぬのである。

(問)長浜のほうはあまり判った者が少ないのですが、時を待てばよいでしょうか。

(答)さようである、さようである。いまからだんだんよくなる。お暇いたすであろう。

(私)まことにありがとうございました。

ときに午後七時四十五分、この間約十五分、杉本さんはキョロリとして浄霊を受けて、いま言ったことも夢のようと申します。

そして恭しく大光明如来様に礼拝しました。

勿論本人はまったく言ったことは無意識と言います。」


明主様御垂示
「その霊は本物である。あなたの祖霊の一人で、正守護神になっていた者が、本教の信仰によって、神格が上がったのである。

非常に結構なことで、これから発展するであろう。」




明主様御垂示 「正守護神の他の業務」 (昭和25年10月15日発行)

信者の質問
「正守護神はもっぱら子孫の守護に任じ、ほかの業務はないものでしょうか。」


明主様御垂示
「正守護神とは、人間を守護する場合を言うのである。

霊界で、ほかのお役になればその役目の名前がつくのである。」




明主様御対談 「問答有用 徳川夢声 連載対談」より (昭和26(1951)年5月6日発行)

夢声氏の発言
「そういえば、あたしがね、うちにいないときに火事があるとか、大空襲があるとか、妙にうちには危険があるんですよ。」

明主様御発言
「あなたは霊がそうとう厚いんですね。(笑)」


夢声氏の発言
「あたくしのうちが焼けそうになったり、空襲で頭の上で焼夷弾を落とされたのが阿佐ヶ谷へ流れたり、そういうときは、きっとあたしが旅行中なんです。」

明主様御発言
「守護神がついてる。これが助けますよ、始終。守護霊ともいいますがね。

信者にはよくそれがありますよ。遅れて乗りそこなったために電車の事故を免れたとかね。

これは霊ということがわからないと説明がつかないんです。」


夢声氏の発言
「ただ偶然じゃ片づかないですね。」