霊の合体について
明主様御教え 「霊界の構成」より (昭和22年2月5日発行)
「(一部のみ引用) 色慾道は無論不純なる男女関係の結果堕ち行く地獄であって、その程度によってそれぞれの差異がある。
たとえば情死のごときは男女の霊と霊とが結合して離れない。
それは来世までも離れまいという想念によるからであり、抱合心中のごときは、密着したままで離れないから不便と恥ずかしさのため大いに後悔するのである。
たまたま新聞の記事などに表れているー生まれた双児の体の一部が密着して離れないというのは情死者の再生である。
また世間で言う逆様事、すなわち親子兄弟、弟子と師匠などの不義の霊は、上下反対に密着するので、一方が真直であれば一方は逆様という訳で、不便と苦痛と羞恥によって大いに後悔するのである。
これによってみても世間よく愛人同志が情死の場合、死んで天国で楽しく暮そうなどという事は思い違いもはなはだしい訳で、実に霊界は至公至平である事が分かるであろう。」
明主様御教え 「霊界の構成」より (昭和18年10月23日発行)
「(一部のみ引用) 色欲道は、勿論不純なる男女関係の結果堕ちる地獄である。
その程度によってそれぞれの差別が生ずるのである。
それはどういう訳かというと、たとえていえば情死のごときは男女の霊と霊が、密着して離れないのである。
それは彼世(あのよ)までも離れないという想念によるのであるが、それが為、霊界において行動に不便であり、苦痛でもあるから非常に後悔するのである。
抱合心中はそのまゝの姿であるから一見それが暴露され、羞恥に堪えないのである。
又別々の場所で心中をしたものは背中合せに密着するのである。
たまたま新聞の記事などにある生れた双児の身体の一部が密着して放れないというのがあるが、勿論これらは心中者の再生である。
又世間でいう逆様(さかさま)事、即ち親子、兄妹等の不純関係の霊は、上下反対に密着するのである。
それは一方が真直であれば、一方が逆様というような訳であるから、これらの不便と苦痛と差恥は実にはなはだしいものがある。」
明主様御教え 「死後の種々相」より (昭和24年8月25日発行)
「(一部のみ引用) 人間はいかなる苦悩にあうも、自殺は決して為すべからざるものである事を識るべきである。
特に世人の意外とするところは情死である。
死んで天国へ行き蓮の台に乗り、たのしく暮そうなどと思うがこれは大違いである。
それを詳しくかいてみよう。
抱き合心中などは霊界へ往くや、霊と霊とが密着して離れないから不便この上なく、
しかも他の霊に対し醜態を晒すので後悔する事夥(おびただ)しいのである。
また普通の情死者はそのその際の想念と行動によって背と背が密着したり、
腹と背が密着したりしてすべての自由を欠き、不便極まりないのである。
また生前最も醜悪なる男女関係、世にいう逆様事などした霊は逆さに密着し一方が立てば一方は逆さとなるというように不便と苦痛は想像も出来ない程である。
その他人の師表に立つべき僧侶、神官、教育者等の男女の不純関係のごときは、普通人より刑罰の重い事はもちろんである。」
明主様御講義 「地 獄」より (昭和10年8月15日発行)
地獄 修羅道
餓鬼道
色欲道
畜生道
「(一部のみ引用) この地獄道は現界で人々が行っていた通りの道へ行くのである。
色欲道で情死したものによく抱合情死があるが、
この人の罪により体が喰付き合って離れる事が出来ぬために、歩く事すら困難を感ずる様な事になる。
霊界に行って楽に暮せるものと思うと大変な違いで、霊界で反って苦しまねばならんのである。
特に主人の妻と姦通しての情死などした時は、一人は立ち一人は逆に体が喰付き歩く事すら出来ぬ事になる。」 (全文は「地 獄」のページ)
明主様御垂示 「情死者の再生 (密着)」 (昭和23年)
「情死の霊の生れ代りで、抱合い心中は前で密着する。
離れた心中は蔽いかぶさる型、背中合せもある。
背中合せは愛が薄い方であるから、どっちかが娑婆に執着があるから、娑婆が恋しいに違いないから、早く生れ易い。」
明主様御垂示 「両性具有は心中者の合体再生」 (昭和24年2月18日)
信者の質問
「中性についてお伺い申し上げます。」
(註 中性・・・男性とも女性ともつかない性的状態。また、そのような人。)
明主様御垂示
「中性というのは男と女と両方で、これは治りませんね。
無論霊的です。前世に関係があるんですがね。
医者に行くと、男になりたいか女になりたいかと言われ、希望するほうを残して他を処理してしまうのです。
そうするとちゃんと男なら男、女なら女になります。
これは前世で心中なんかしたのが再生した場合になるので、来世までも離れまいという想念のため、今度は離れないどころか一つになってしまうのです。」
参考 明主様御垂示 「両性具有の霊的原因」 (昭和24年8月)
信者の質問
「私宅の牝鶏が二カ月ほど前から卵を生むのをやめて雄鶏のごとく鳴きますので浄霊いたしましたところ、このごろでは二、三声しか鳴かぬようになりました。
これはどういうわけでしょうか。」
明主様御垂示
「ははあ、鶏のほうも男女同権になったかな。(爆笑)
こういうのは生まれつき両性でしょうね。
で、もう女のほうがすんだんで男のほうになっちゃったんですね。
人間にも両性はありますからね、鶏にもないことはないでしょう。
これは精虫が男と女と合併密着した関係だろうと思いますね。
人間の場合には、前世で女だったのが男に生まれ変わるとか、男だったのが女に生まれ変わるかして、
それがはっきりしない中途で大きくなったためなんですがね。」
明主様御垂示 「複数のつむじについて」
「曲ったり二つある人がよくある。
人間が生れる場合、滅多にないが二人が一人に生れる事がある。
この時は二つつむじの場合がある。
非常に仲がよいとか、親子で、特に親しい男女関係で、非常に親しい、一つになりたいと思う時(双方の希望で)一つになる。」