霊界の制規性について (霊界にはルールがある)
明主様御教え 「霊界の構成」 (昭和22年2月5日発行)
「(一部のみ引用) 前項に述べたごとく、霊界は天国、八衢(やちまた)、地獄の九段階になっており、その段階の差別は何によるかというと光と熱である。
すなわち最上段階は光と熱が最も強く、最低段階の地獄は、暗黒と無熱の世界であり、八衢はその中間で現界に相当する。
現界においても幸福者と不幸者があるのは、天国と地獄に相応するのである。
最高天国すなわち第一天国においては光と熱が強烈で、そこに住する天人はほとんど裸体同様である。
仏像にある如来や菩薩が半裸体であるにみて想像し得らるるであろう。
第二天国、第三天国と降るに従って、漸次光と熱が薄れるが、仮に地獄の霊を天国へ上げるといえども光明に眩惑され、熱の苦痛に堪え得られずして元の地獄に戻るのである。
ちょうど現界において、下賤の者を高位に昇らすといえどもかえって苦痛であるのと同様である。」
明主様御講話 「霊界は実に几帳面」 (昭和27年1月27日)
「それから、龍神という事を、よく書いてもあるし、言ってもいるんですが、
龍神を見る人も、たまたまありますけれども、このお蔭話はいかにもはっきり見せた訳ですね。
(「龍神はある?」発表)
これは、実にはっきりしているんですが、それで龍神が憑ると、一番は足が歩けなくなります。
この娘さんも、両足がブラブラになっていたのは、そういう訳です。
その代わり、龍神が離れると、だんだん歩けるようになります。
これもはっきりしているんです。
そういう訳で、龍神が、古井戸に埋められて、住めないという時、新しい井戸に移るのはわけないが、
霊界の方は、だらしのないことや、融通のきく事ではないんです。
だから、実に几帳面なんです・・・霊界というものはね。
つまり新しい井戸に移っていただきたいと・・・お移りくださいと言えば、
その言霊によって、すぐに移る事はできるんですね。
こういう点は非常に几帳面ですね。
そこにいくと、現界は実にだらしがないですよ。
だらしがないといって、自由なんですよ。
人間ほど自由なものはないですよ。
霊界では、位の高い人の側には寄れないものなんですよ。
昔の大名ではないが、何間か離れなければ、側に行けない。
現界では、人間はどんな偉い人でも側に行けるんですが、
なかなか霊界はそうは行けないところに異いさがあるんですがね。
けれども、今日の現界というのは、そういった自由が過ぎているんですね。
あまりに無差別的になっているんです。それも深い意味があるんですがね。
夜の世界であったために、最高の神様が隠れていたんですね。
つまり、火の系統の神様が隠れていたんですね。
そこで、それ程はっきりしなかったんですね。
はっきりしないのと、最高の神様が隠れられていたために、人間との差別が、たんとない訳ですね。
それでこうなった。
だから、昼間の世界になると、その点もあるからして、段々と人間も正確になるんですがね。
そうかといって、今までの信仰のように、馬鹿馬鹿しく窮屈ですね・・・あれもいけないです。
やはり、自由であるとともに、きちっとすべて几帳面にやる。そういうような意味ですね。」
明主様御垂示 「霊は勝手に参拝できない」 (昭和26年12月1日)
信者の質問
「霊が、明主様に御面会いただくためにおぶさって行ったと言うのでございますが、これは・・・」
明主様御垂示
「本当ですよ。年中ある。やっぱり、誰かに憑かなければ来れないものなんです。
妙なもので、勝手には来れない。
人間は勝手に来れるが、霊界は規則がありますからね。
憑くべき理由がなければ・・・勝手に・・・思い通りにやるということはできない。」
信者の質問
「そういうときは、浄化をいただくようなことになるのでございましょうか」
明主様御垂示
「そんなことはありません。」
信者の質問
「私もありましたが、若い女の人ですが、何ですか気持ちが悪くなってまいりました」
明主様御垂示
「そんな年寄りじゃないでしょう。
そんなら、悪い気持ちじゃないですよ。
そういうのは、おぶさっていれば、良いですよ。」
明主様御垂示 「霊界人は法則通りを好む」 (昭和24年3月1日発行)
信者の質問
「墓石に自然石を用いるのは墓相学上よくないと聞いておりますが、墓相というものはあるものでしょうか。」
明主様御垂示
「人間に人相があるように墓相の可否も多少はある。
自然石を墓石にするのはあまりよくない。
自然石は本来庭石などに使うべきもので、こういうことに使うのは理屈に合わぬからである。
やはり墓には墓石の形にするのが本当である。
霊によってはこういうことを非常に嫌うのがある。
墓参に行くと、祖霊が墓へ挨拶に来る。
そのとき墓が法にかなっていないと嫌がるのである。
霊界人はすべて法則通りを好むので実に几帳面なものである。
また黒石をたいへん嫌うが元来黒色は地獄とか悪魔を表徴するからで、天国は白色または紫色で表わすものである。」
明主様御垂示 「霊界は順序がやかましい」 (昭和25年1月20日発行)
子孫のいない知人の遺骨の埋葬
信者の質問
「身寄りの人や知人が死亡して、しかもそのあとを見てくれる人がおりません場合、その遺骨を自分の墓所へ自分の先祖のと一緒に埋葬することはよろしいでしょうか。」
明主様御垂示
「埋葬してもいいですよ。
いいんですが、そういう人のは位を一番下にすることですね。
一番すそのほうに埋めればよい。
先祖と同じだったりすると祀られる霊が苦しみますからね。
そういうふうに霊界では順序ってことが実際やかましいんですよ。」
明主様御垂示 「順序が狂っていると霊が苦しむ」
後妻の位牌
信者の質問
「夫婦の位牌は並べてお祀りするようにと伺っておりますが、亡夫に後妻があった場合、その後妻の位牌はどこに置くべきでしょう。」
明主様御垂示
「その傍へ置いてよい。
しかし順序は正しくなくてはいけない。
順序が狂っていると霊が苦しむ。注意すべきである。供養の時来るから。」
明主様御教え 「広吉の霊」より (昭和18年10月23日発行)
「(一部のみ引用) ここで注意すべき事は、霊界においては非常に順序や規律が正しく、助けた霊は必ず礼に来るものである。
その場合人の手を通して物質で礼に来る事もある。
よく思いもかけない所から物を貰うような事があるが、それらも霊が何らかの意味で、人を使って礼に来さすという事も、実はあるのである。」 (「明日の医術 第3編」より)
明主様御教え 「我と執着」 (昭和23年9月5日発行)
「(一部のみ引用) そうして霊界における修行の最大目標は執着をとる事で、執着の除れるに従い地位が向上する事になっている。
それについてこういう事がある。
霊界においては夫婦同棲する事は、普通はほとんどないのである。
それは夫と妻との霊的地位がちがっているからで、夫婦同棲は天国か極楽人とならなければ許されない。
しかしながら、ある程度修行の出来た者は許されるが、それも一時の間である。
その場合、その界の監督神に願って許されるのであるが、許されて夫婦相逢うや、懐かしさのあまり相擁するような事は決して許されない。
いささかの邪念を起こすや、身体が硬直し、自由にならなくなる。
そのくらい執着がいけないのである。
故に霊界の修行によって執着心が除去されるに従って地位は向上し、向上されるに従って夫婦の邂逅も容易になるので、現界と如何に違うかが想像されるであろう。」 (全文は「我と執着 1」のページ)
明主様御垂示 「夫婦の霊位」 (昭和23年4月8日)
明主様の御垂示
「この世で夫婦でも霊界ではたいてい別々な所へ行ってしまうんです。
会いたいとて、ちょっくら会えない。
修行が出来ると神様の許しを受けて会いに行けます。
ある階級の者は夫婦生活ができる。
だから、現界で一生懸命、人助けして修行しておけばできるんです。
死んでから、一緒になると言いますが、心中なんかしたら体がくっついてて離れない。
やがて許されて、別々な所へ行ってしまいます。
この修行とは執着をとることです。
たとえ、神の許しを頂いて会えたところで、キス1つできないです。
キスなんかしようとすれば体が硬直してしまう。
これは執着があるからです。」
信者の質問
「霊界で新しく夫婦になれますか。」
明主様の御垂示
「そんな出鱈目はできない。
しかし、想念が一致するほうに近くなることはできる。
それが第三天国以上だと神格ができますから、夫婦生活もできます。
霊界は秩序整然たるものです。
この世の親子だって霊界ではいる場所が違います。
子のほうが親より上の人もいますよ。」
参考 明主様御垂示 「各人の所属霊層界の現界への現れ方」 (昭和24年5月30日発行)
信者の質問
「霊界は天国、八衢、地獄の三段階に分かれ、その各々が六十段に分かれ、合計百八十段になっており、これを霊層界という・・・と御著書に拝見いたしますが、これを現界に当てはめ、現界的、物質的に表現いたしますとどのようになりましょうか。」
明主様御垂示
「これは、現界もそういうことになってるけど、霊界ほどきっちり行かないんですね。
それでも終戦前は割合はっきりしていたんだけれども、終戦後は民主的になったのでよほど違ってきてますがね。
まあ、いま、食糧不足だとか、就職難だとか、病気だとかで困っているのは地獄に相応しますね。
それから、どうやらやってるけれどもたいして仕合せでもないっていうのが八衢ですね。
そして、こんな時勢でもかえって物質も豊かで健康で、なんてのは天国ですね。
その中でもまたいろいろ段階がありますが、まあそんなふうに解釈すればだいたい合ってますね。
私らは天国のだいぶ上のほうですね。
思うことがなんでもその通りに行きますからね。」
信者の質問
「現界は天国的世界と地獄的世界と入り乱れておりますが、霊界ではこれが整然としているのでしょうか。」
明主様御垂示
「ええ、霊界はきっちりしてますよ。それでもここ何千年の間やはり乱れていたんで、いま、整理を始めたところですがね。
そうは言っても現界とはぜんぜん違いますよ。
だいたい整っているんですね。」