霊界は現界の延長 2
明主様御垂示 「曇りと死後の浄化」
信者の質問
「大浄化に依るも浄化し切れず、曇りを持って霊界に入った霊はいかにして浄化されますか。」
明主様御垂示
「霊界で続いて浄化される。
ゆっくりされればいいが、死んでも「激しく続く」(?)・・・。
信仰へ入ると全然違う。ズーッと早くなる。
世の中で罪穢を犯したものは、どんな偉い人でも、霊界へ行けば地獄へ行くし浄化される。」
明主様御垂示 「耄碌して死ぬと霊界でも耄碌」
信者の質問
「長生きしても耄碌(もうろく)で死んだ場合、霊界ではやっぱり耄碌でございましょうか。」
明主様御垂示
「やっぱり霊界でもそうである。はっきりして死ななくてはいけない。鳥栖越山のようにである。
救いの力は釈迦、キリストにはない。
発揮させる道具にはなった。
至聖先天老祖は絶対力をもっておられる。
釈迦なども老祖の命により出る。
これらは二流の神である。
ミロク。観音・・・これは菩薩のみの位である。ミロクにもなられる。」
明主様御垂示 「赤痢で他界の霊状態」 (昭和24年8月12日)
信者の質問
「赤痢で他界致しました者は霊界でもやはり赤痢状態が永続致しますもので御座いましょうか。御伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「ある時期まで永続するが、赤痢などはじきに治る。
霊界では薬で止めないから(一ケ月も経てば)治る。」
明主様御垂示 「サナダ虫に犯された亡夫の夢」 (昭和24年2月24日)
霊界へ行っての病気
信者の質問
「本年一月十六日の夢で、私は主人が戦地より痩せ衰えて帰って来た夢を見ました。
あまりにも痩せているため聞きましたところ、
主人は私の体に「サナダ虫」が湧いているからだと申しますので、
裸にしてみますと、主人の体全身よりその「サナダ虫」が数限りなく無数に出て来るので、
早速御浄霊致しましたところ、主人は大変な苦しみ方で、見ているのも気の毒な程なので御浄霊をやめましたところ、
御浄霊前の姿に変りますが、苦しみは致しません。この夢はいかなる訳で御座居ましょう。」
明主様御垂示
「生きていた中にそのような状態で、霊界へ行っても治らぬので助けてもらいたいために知らしたものである。
病気は死んでも続く。
肉体という邪魔がないから、霊は早く治る。
戦死で、食物等の関係で絛虫が繁殖したものである。」
明主様御垂示 「障害者の霊界状態と再生」
信者の質問
「生れながらにして手足の不自由ばかりでなく耳、眼、口もきけない極端な障害者が霊界へ帰属した場合の状態はいかように相成るもので御座いましょうか。
また、その霊が現界へ再生した場合の状態をあわせて御伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「霊界でも当分は障害者である。
そして霊界の浄化作用があって必ず治る。
ある期間そのままであるが、霊界は現界の延長で、反って肉体がないから苦しみは増す。
そうして、病・・・とれて生れる事がある。
(霊界は現界よりつらい。急病で苦しむのは殴られて苦しんでいる。死霊から聞いた)」
明主様御垂示 「障害者の死後」 (昭和23年)
信者の質問
「人間は死の瞬間の状態が霊界にも続くという事で御座居ますが、ヘレン・ケラーの場合、やはり盲で御座居ましょうか。」
明主様御垂示
「当分は盲である。年月が経つと盲は治る。」
明主様御垂示 「戦死した夫の憑霊による頭重、胃痛」
信者の質問
「私、昨年四月より乳と乳との間に大石を乗せたような感じが致します。
また、胃の上部が時々痛みます。起きている時よりも寝た時の方が痛みます。
四十日位浄霊して戴いております。
先の夫とは生き別れです。
また、後の夫は胸に弾丸を受けて戦死致しました。
この事と関係がありましょうか。また、浄霊法をお教え下さい。」
明主様御垂示
「関係があろう。そのための痛みであろう。
寝た時に痛むのは、弾が中(あた)って寝たまま死んだ。
その痛みが残っている。
出来るだけ祝詞を奏げると早く治る。」
明主様御垂示 「舌を切って死んだ祖霊 霊界でも治らず」
聴力ある唖者が浄霊者と共に礼拝した事例
信者の質問
「九歳の女、耳は聞こえますが、生まれつき口がきけず、御浄霊すると、俄然横に倒れて大きな息を致し、二、三分位で普通の状態になり、時によると二、三回位起こす事があります。
浄霊中起き上り、浄霊者の手を引張り、床の間に祭ってある光明如来様を一緒にお詣り致します。
近頃は光明如来様のお詣りを止め、仏壇の千手観音様をお詣りするとて必ず一度は浄霊者の手を引張りお詣りする事にしています。
この家には水死者一人あった由、全治するでしょうか。」
明主様御垂示
「舌を切って死んだ祖霊で、霊界で治っていない。
有難くてお詣りしたいが、資格がないので、浄霊者にかかるとお詣りする資格が出来るので、そうするのである。」
明主様御垂示 「栄養の注射は霊界に行ってから癌になる」 (昭和26年12月6日)
「栄養というのは、口から摂るので、皮膚から摂るように神様は造ってないから、霊界に行って苦しみます。
栄養の注射は、霊界に行ってからそうとうな癌になって苦しみます。
それは迷信だからね。すばらしい迷信だから、そういうのを相手にする必要はない。
あれは、医学迷信なんですよ・・・皆んな。霊だったんですよ。
癌と言うのは決して溶けるものじゃないですよ。
浄霊でも溶けないものですよ・・・本当の癌はね。
本当の癌は滅多にないですよ。
だから癌が全部溶けたというのは、やっぱり蛇の霊がいたんです。」
体験談 霊界の実在 (その一) (地上天国 7号 昭和24年8月30日発行)
49年前の絞殺の苦しみが続いていた事例
日本観音教天国会光明分会 KA(男性)
「人は死んだら土になる、あの世の生活なぞあるものか、天国地獄は迷信である、お伽噺に過ぎない」と信じている人々にこの報告を御見せ致します。
総て三月上旬より中旬にかけて実際にありました事をありのままに書いたものであります。
最初の実例は、行方不明と思っていた伯父が首を締め殺され、地獄に堕ちておりその霊が苦しさの余り救って貰いたいためにOT(女性)さん、の肉体に憑依して来て、そこで事の真相が判明した次第と、
次の実例はTS子さんと戦死した義兄との会話、並に善言讃詞と子守唄を聴き満足して熟睡に落入った小児の霊、そしてまた、見ず知らずの他人の墓石に花を捧げ善言讃詞を唱えてくれた女学生の霊が御礼に来た事実を示します。」
(その一)
宮城県牡鹿郡○○町 IH子(36)
「三月三日タ方より、私の妹○○町のOT(二十四才・女性)が腹痛を起しましたので、毎日TS子さんの御浄霊を戴いておりましたが、日増しに痛みが増して参り、いつもなら二三日で起きられるのですが、今度は日毎に苦しさを増すばかりでした。
その後八日から痛みは強まり、夜もろくろく寝られません。
九日十日、十一日と夜になると痛みうわ言を言い出し、毎日食事も摂らず水さえ直ぐ上げてしまう有様で医者を迎えて何度か診て貰いましたが、注射を何本打っても痛みが去る所か反って苦しさと痛さを増すばかりで、
十二日にはお医者様も「こんな痛みを訴える患者は初めてです、これは薬では駄目だから神様でも拝む人に御願いして御覧なさい」と言うものですから、
近所の佐藤規子さんという方に来て頂きましたが妹の苦しみは増すばかりで御座いました。
その中に妹は歯を喰いしばり両手で首の所をかきむしりながら苦しみ出し、紐のようなものを解いている様子ですから
「そこが苦しいのは首吊をして死んだのですか」と聴きますと首を横に振り
「それでは首を締められたのですか」と尋ねますと「そうだ」と頷くのでした
「殺された月日は」と問いますと「三月三日」と答え「殺された所は」と尋ねますと、首を締められていますので言う事が出来ないのでしょう。ただ「エーエーエー」と言うだけです。
その中に「エッチュウ」と言ったので「越中ですか」と尋ねますと「ウー」と頷きました。
この人は今から五十四年前に脳を悪くして家出した伯父Hで御座いまして、四十九年前に首を締められて殺された事が途切れ途切れにようやく判ったので御座いますお祀りして上げますからお帰り下さい」と言いますと、静かに帰って行きました。
翌十三日の昼間は何ともなく夕方からまたまた苦しみ出し、その苦しみようはとてもこの世のものとは思えない程で、今にも死ぬのではないかとさえ思われた程のもので御座いましたので、私共は心細くなって参りました。
妹は「嫌だ嫌だ、そんな所に行くのは嫌だ」「手を引張られる」と叫びますので、
姉は手を押えてやらないようにすると、今度は「足を引張られる」と言うので次の姉は足を押えるというように、
家中の者が一刻も妹の側を離れることが出来ない有様でしたが、
霊は「どうしてもこの子を連れてゆく」と言うのです。
そうしますと妹は「どうしても嫌だ」とか「いっそ行こうか」とか言うものですから私共は「駄目だやるものか」と妹の体を三四人で押えで持って行かれないようにしておりまして
「お祀りをして上げますから」と言いますと「祀る祀ると言って何時祀るのだ」と非常に怒り「祀っても祀らなくてもこの子を連れて行く」と言い出したものですから、
母は「今すぐお祀り致しますからどうぞ離れで下さい」と言って紙と筆を持って来ましたら、O家先祖代々之霊と妹が書いたので御座います。
午前二時頃TS子、さん(御浄化中)とSK子さんに来て頂いて、午前六時まで御浄霊して頂きました。
実に十一時間恐怖の夜は明けました。
けれども吐気は依然としてありますし、昼間は良いが夜が心配になるものですから、教導所の先生を御願いしてはと申しておりました所へ。
TTさんとお二人で見えられ御仏壇へ善言讃詞を上げて下さいました。
その後三十分間御浄霊を頂きましたら妹は「吐気はなくなりとても楽になった」と申しますしS子さんと共に食事を頂いてから後、間もなく家族と共にまた頂き、その夜は御浄霊を頂きその後妹は何も知らずに寝込んで翌朝までぐっすり休ませて頂きました。
嗚呼前夜と比べて何と有難い事で御座いましょうか、前夜の事は考えただけでもぞっと致します。
伯父は家出して行方不明ですから、役場では生存者に扱われておりました。
御観音様のお救いを頂きたいために妹に憑依したので御座います。
私共もこれによって、この娑婆で苦しんだ人は、霊界に行ってもその苦しみをそのまま持って行くのだという事を、今更のようにはっきりと悟らせて頂き、本当に霊界というものはあるものだと言う事を深く胸に刻みつけた次第で御座います。
妹はおかげに依り十七日から外を歩かれるようにして頂き御力の偉大さにはただただ驚きと感謝の他は御座いませんでした。」
体験談 御霊徳に知る自分の前世 (地上天国 9号 昭和24年10月25日発行)
飛鳥時代の傷害の痛みが現在も継続
日本観音教明成会 HS(47・女性)
「私は昭和二十二年十二月教修を戴いた一信徒で御座居ます。私は前に二度も腸捻転で手術をしましたが、三度目の手術をする寸前にお観音様に救われまして手術をせずにすましました。
本年三月十一日の夜、私の家で家族の者に浄霊をして戴いていますと霊が浮き、「タタタタ・・・・・・ツツツ・・・・・・ツ。ヂャヂャヂャ・・・・・・ヂャ。リラリラリラ。」と連続的に奇声を発し、咽喉がつまったようになり、これだけ口で言うのに一時間程かかりました。
このような状態が続き、四月十八日当地に会長先生御出張の折に御浄霊を戴き、また本部に御伺いして次のように私の前世の全貌が明らかにされました。
その時の会長先生の一問一答を傍聴記録により掲載させて頂きます。
私は女なのですが全く変った口調になってしまいました。
【HS憑依霊口述筆記大要】
昭和二十四年四月十九日及二十三日の午後。
場 所 明成会本部
御浄霊者 会長先生
速記者 OM
傍聴者 信者五十数名
御浄霊はじまるや直ちに冥目、首振り出す、無無我。問答大要左のごとし。
先生「貴女は今どこにおりますか?」
霊「やちまた(八衢)。」
先「いつ八衢へ上りましたか?」
霊「ついこのあいだ。四月十四日。」
先「どうして上れたのですか?」
霊「お観音様の御慈悲ぢゃ。有難いお光によってぢゃ。」
先「地獄には何年位おりましたか?」
霊「四百五十年、それから抜け出し狐霊界に入り四百年近くいたのぢゃ。」
先「では前の世では何をしておりました?」
霊「くげ、公卿ぢゃ。」
先「どこに住んでおったのですか?」
霊「京都ぢゃ。」
先「名前は」
霊「九條ぢゃ」
先「男だったのですね。」
霊「男だったのぢゃ。藤原鎌足に仕えておったのぢゃ」
先「どこで死にましたか?」
霊「五條で殺されたのぢゃ」
先「どうして?」
霊「五條の橋の上で宝の筒を持っていたのぢゃ。腹を突かれて今も痛いのぢゃ。」
先「その中に何か入っていましたか」
霊「軸ぢゃ。」
先「どなたが書いたものですか?」
霊「時の天皇ぢゃ。」
先「絵ですか?」
霊「字ぢゃ。」
先「天智天皇ですか?」
霊「そうそう。」 (後半省略)