霊線について 2 (霊線による霊層界の連動性)


明主様御講話 「霊線による親族の霊層界の連動性」 (昭和29年1月26日)

「それからまた、どうも自分は一生懸命に信仰しているが、親父は反対ばかりしている、あるいは伜(せがれ)がぜんぜん分からないということは、

自分自身の霊的位置がまだ低いからです。

それで自分自身の霊的地位が高ければ、他の者もどうしてもそこの所に引き上げられるのです。

というのは、親父でも伜でも、みんな霊線が繋がってますから、親なら親の枝ですから、親がずっと上に上がると伜もそれについてゆくわけです。

そうすると話をしてもよく分かるわけです。

ところが自分自身の地位が低いからして、いくら口を酸っぱくしようと、気をももうと、あえて効果がないわけです。


ですからそれには自分の霊的位置が向上するということが必要です。

それには、一人でも多くの人を助けて、神様の御用をすることで、それによって自分の曇りが減って、そうすると霊が軽くなるから上に行く。

上に行くから、他の枝でも縁のある人でも、自然にそれについてくるわけです。

だからすべて思うように良くなるというわけですから、結局において自分にあるのです。

それからまた、こんなにしても自分は苦しいことや災難がいろいろあるということは、それはまだ霊に重い点があるからして、

神様が軽くしてくださるために、軽くするには人を救うか、もし救い方が足りなければ自分が苦しむかで、

このどっちかで曇りが取れるのですから、その点さえ分かれば、世の中は決して難しくもなんでもないものです。」




明主様御垂示 「未信者の家族も浄まる」 (昭和24年4月8日発行)

信者の質問
「昭和二十二年より光明一家になりました。

ただし九十二歳の祖母さんだけは御守りをいただいておりません。

この祖母さんは二十年前より聾と盲です。

二月六日十三歳の曾孫がお詣りに伺いました。

その夜、夢で観音様にお諭しをいただき、そのときから祖母さんの左乳の下部に黒痣ができました。いかなるわけでしょう。」


明主様御垂示
「近親者の霊が浄まれば祖母さんも良くなる。

一家の者はみんな霊線で繋がっているので、祖母さんが御守りをいただかなくともある程度の御霊徳はある。

この理によって、一家のうち一人が浄まると、霊線を通じて順次他の者も浄まるのである。

黒痣は心臓付近にあった毒血が、浄化によって皮膚面へ出たので本当の痣ではない。」




明主様御垂示 「家庭不和の解決」 (昭和23年10月13日)

信者の質問
「家庭内が不和で常に争いが絶えないと言うのは、各自のわがままからと思いますが、何か霊的に間違っていることがあるのでしょうか。」


明主様御垂示
「大いに間違っている。信仰によって治る。一つの信仰になれば治る。

(信仰も種々やると却って不幸で、争が起る)

これは副守護神がやるのである。

順序が違うとか、いろんな原因があり、簡単にいえぬ。

その家個々について説明せねば判らぬ。

教団一つになれば、争など立所に治る。

(こういう家庭は)一人が信仰へ入って徳を積むと、他の方へ霊線により(光がゆき)信仰心が沸く、これでよい。」




明主様御垂示 「夫の博打好き」 (昭和24年4月13日)

信者の質問
「会員の家庭ですが、主人はまだ入信しておりませんが、非常によく働く反面博打が好きで儲けた金を全部損してしまいます。いかがいたすべきでしょうか。」

明主様御垂示
「この家ではだれが教修を受けてますか。」


信者の質問
「その奥さんがいただいております。」

明主様御垂示
「では、その奥さんが一生懸命人助けをして徳を積めばいいんです。

奥さんの霊が浄まれば夫婦ってものは霊線で繋がってますからね、

自然と御主人のほうも浄まってきて博打なんか打てなくなりますよ。

苦しむってのはその奥さんのほうにも罪穢れがあるんだから、徳を積んで行くよりほかに方法はないですよ。」




明主様御垂示 「未亡人と関係する夫」 (昭和23年8月7日)

「信仰すると関係できなくなるからさせない。

恐いから、副守護神が信仰させないようにする。

焦らずお任せして、時を待っている。

よく二号のある人で、口先ではよいと言ながら、信仰しない人がある。

打棄っておけばよい。

夫婦は霊線が繋っているから、段々未亡人と離れてゆく。」




明主様御垂示 「妻、夫、二号の霊線上の繋がり」 (昭和25年2月7日)

夫の酒色の解決法

信者の質問
「私の主人(五十四才)、いまだ入信しておりませんが、三十年来酒と女に日夜を過しています。

他人様には非常によい人ですが、家では無口で気難し屋です。

主人の申すには「相手の女は最近乳に腫物が出来て熱があり、夜は何か寝言を言うが何か心当りがあるか」と申します。

何か霊的関係がありましょうか。今後いかにしたらよろしいでしょうか。御伺い致します。」


明主様御垂示
「これだけなら浄化である。

寝言は副守がいう。

ただ、奥さんが入信すると、妻君の霊が浄まり、御主人へ行き、いくらか浄まる。

それがまた女へ行って浄まる。」




明主様御垂示 「徳を積めば反対家族に光が行く」 (昭和24年4月23日発行)

信者の質問
「私の娘(十九歳)は一昨年七月に御浄霊を受けておりましたが、その後お祭りにも行かず御浄霊も受けず、家内の者が御浄霊を受けるのさえも止めようといたします。いかがいたすべきでしょうか。」


明主様御垂示
「ははあ、変な霊が憑いたんですね。

これはね、やはりお母さんがたくさん人助けをして徳を積むんですね。

お母さんがよくなって浄まれば、親子は霊線が繋がっているから、それによって娘さんもよくなります。

まずご自分が徳を積むことです。

これによってその魂が光りますから、その光が娘さんに及んで、邪魔してる霊はしだいに萎縮してついには離れてしまいます。

すべて一家の中で、ある者が反対している場合でもそれでいいんですよ。」




明主様御垂示 「信仰向上による離婚することもある」 (昭和24年6月26日)

信者の質問
「四年前入信させて戴き、現在大光明如来様を御迎えさせて戴きました。

御手伝いをさせて戴きたく存じますが、内々で御座います故、主人も不承知ながらも黙っていてはくれますが、

少しでも御手伝いのために外出したり、他の方に御話したり、浄霊をしたりすると反対を致します。

時節を待てと申されましたが、主人は絶対無信仰にて取り付く島もありません。

この信仰を争い無く続けて行きますには、どう致したらよろしゅう御座いましょうか。」


明主様御垂示
「やはり時節を待つ。

夫婦は霊線で繋っている。一方が判ると向上してくる。

一番太い段階があって、どうしても主人の方が追つかなくてはいけない。

そのため、浄化が起きて気が付く場合と、死んで気づくのもある。

出来るだけ神書を読みお任せしておけば、主人は入信しなくてはならぬ事となるか、別れる事になるかである。

無理や争いはいけない。心から信仰するのでなくてはいけない。神様がうまくしてくれる。」




明主様御垂示 「霊線を通じて反対霊も浄まる」 (昭和24年8月17日)

反対家族に信仰を勧めるのは逆効果

信者の質問
「昭和二十一年八月、妹のカリエスのため、母親がお光をお受けしましたが、

同年十一月、母親から勧められて、私はお光をお受けする事が出来ましたが、妹は二十三年三月死亡しました。

私は御道のため御救いを戴き心から感謝していますが、父親始め家の者に反対されていますので、それに対してどうしましたらよいでしょうか。

また、死んだ妹と何かの関係がありましょうか。」


明主様御垂示
「時節を待てばよい。あまり奨めぬ方がよい。奨めると反って延びる。

霊線が通じているから、一人か二人判るとある程度浄まるから、

そうすると反対する霊も浄まるからいい方へ変わる。」




明主様御垂示 「ヒステリーの義理の娘 浄霊が大嫌い」 (昭和24年11月7日)

徳を積むと家族も霊線によって浄まる

信者の質問
「私は本年八月十二日入信致しました。私は後妻としてこの家に来たのですが、先妻の子供が二人ありますが、

それでS(長女二十三歳)がヒステリーが強く、そのために家の中が暗くなって仕舞います。

私はなんとかよくしたいと考えておりますが、本人は信仰する気持はない・・・浄霊は大嫌いです。

Sは胃が弱く、いつも胃薬を用いており、Sの子供(二歳)が一人ありますが、叱り飛ばすので子供迄が癇が強くなって仕舞いました。

今後いかにしたらよいでしょうか。御教え下さいませ。」


明主様御垂示
「入信して徳を積む。すると家族も霊線によって浄まる。

Sも霊線によって浄めてゆく。そうすると入信したくなる。ある程度浄めなければ信仰心は起らぬ。

それにはこちらが浄まる事で、そして霊線によって浄める事が一番効果がある。

霊線を伝わって曇りがとれる。

一人判った人が出来ればいい。」




明主様御垂示 「本家が霊友会に入信した事例」 (昭和24年4月3日)

信者の質問
「本家は真言宗でありましたが最近霊友会の信仰を始めました。

その事を分家が知り、光明如来様をお祭りをしておりますが、それで宜しゅう御座いましょうか。」


明主様御垂示
「結構である。霊線の方も・・・本家も変ってくる。いずれ悟る時期が来る。」




体験談 「霊線の尊さ 不幸は本教を知らざる家庭」 (昭和25年5月6日発行)

誠光中教会 HT(22)

「去る四月私の友達M君に頼まれ板橋区のある家に御浄霊に参りました。

この人は自転車で牛車に衝突し脚をひかれて以来十二日間も(怪我は案外軽くて治ったが)全然熱が下らず困っているとか(毎日三十九度から四十一、二度)

しかもこの人が長男で次男も腹膜で同じく床につき熱が下らず、又三男は肋膜とかで付近の豊島病院に入院中、

父親は何年も前から中風症で働く事は不可能で家族六人中働ける者は母親と長女だけで

男は全部病気と言う何か霊的原因のありそうな家でした。

全くお気の毒な状態でした。

無論全部医師の診察を受け毎日注射をしておりました。


私の伺った時にはもう母親も看護やら商売に全く疲労し、今日とか明日長男を入院させるつもりで豊島病院へ入院の手続をして帰って来られたところでした。

そして私に「今日か明日か入院させるつもりですから、一度位やっていただいても駄目でしょう」と言われるので

「イヤたとえ一度の御浄霊でもそれだけ違います。

又熱位なら下るかも知れませんから是非やってあげましょう」と明主様に一心にお願いし善言讃詞を奏上しながら御浄霊をさせて頂きました。

たとえ熱が下らず入院してしまっても一度の御浄霊によって病人の霊否御先祖様の霊が少しでも浄められればそれで結構と思ったからです。


その翌日私は又森君の家へ行ってみました。

すると昨日の森君の友人の家からお使いがあって「お蔭様で昨夜から熱が下り入院を思い止まりましたから是非今日又来て頂きたい」との事でした。

森君の家族の方々もこれによってすっかり感心してしまいました。

私も余りの偉大なる御力に今更ながら驚き又筆舌につくし難い感謝の念で一杯でした。

早速伺ってみますと十二日間の熱で衰弱はしておりましたが、昨日とは見違えるばかりの元気な明るい顔で私を迎えてくれました。

この場合の病人の気持はどんなでしょう。しかし治させて頂いた私の方がどの位嬉しいかは体験者ならでは味わう事の出来ない気持です。

しかも御守護はまだまだ偉大だったのです。

その病人は昨夜から気分が良くなり熱も下り、今朝は大変楽で食事も進み全く平熱になってしまいました。

それと同時に弟も私と同様に楽になり熱も下り今までなかった食欲も出て顔色もずっとよくなりました。

全く不思議と言うより他はありませんが「こんな事実は有り得べき事でしょうか」と言うのでした。


ああ、何たる奇蹟でしょうか。

長男の御浄霊のみでその弟の病気までも治して下さる妙智力、私はこのような事実に直面したのは初めてで又未だ話にもきいておりませんでしたが

「信仰雑話」の「霊線に就て」の項を読まさせて頂いて夫婦の霊線が最も太くそれに次いで親子兄弟等々繋っているという事を思い出し

「このような事は私も初めてですが有り得る事と思います、なぜならば」と言ってこの霊線の事について説明しますと

すっかり霊と言うものの動きの偉大さに感心しておりました。

所属諸先生を通しまして明主様は全く私ごとき至らぬ者へもかくのごとき素晴しい御守護を賜ったかと思いますと

ただただ神様の大慈大悲に感泣し人類救済の御用に出来得る限り尽させて頂かねば申訳ないという念は一層燃えるのであります。」