魂について


明主様御垂示 「魂の数は増える一方」 (昭和24年6月3日)

信者の質問
「古今東西、霊界、現界を通じて、霊魂の数は増減しないものでしょうか。」

明主様御垂示
「無論増減しますよ、増減って言っても減はないんで殖えるいっぽうですね。

魂が殖えるんで、人間が殖えただけ殖えてるんです。」


信者の質問
「人間が植えるのは再生と考えますと、霊魂の数には変化がないかと存じますが・・・」

明主様御垂示
「再生もするけど、新しい霊もできますよ。」


信者の質問
「再生いたしますと、霊界での魂の数はそれだけ減るのではないかと存じますが・・・」

明主様御垂示
「減るってことはないですよ。魂は殖えるんですよ。

人間の幽体が霊層界にあるってことは先に本に書いたでしょう。魂の本籍地としての・・・」


信者の質問
「魂が殖えるのは分霊とは違うのでしょうか。」

明主様御垂示
「分霊ってのは神様のことですよ。

まあ、人間も子供を産むから分霊と言えることは言えますが、本当の意味から言えば神様が本当の分霊をなさるんです。

人間は、ま、枝ですね。」




明主様御垂示 「幽魂の姿」 (昭和24年2月25日発行)

信者の質問
「幽魂の幽界における姿はいかなるものでございましょうか。」


明主様御垂示
「人間と同じような姿です。」




明主様御垂示 「和魂、奇魂、荒魂、幸魂について」 (昭和24年2月25日発行)

信者の質問
「和魂(にぎみたま)、奇魂(くしみたま)、荒魂(あらみたま)、幸魂(さちみたま)について御教えをお願い申し上げます。」


明主様御垂示
「神道の言葉で魂を分けると右の四つになる。

和魂は人と親和する魂、幸魂は人に幸福を与える魂である。

荒魂は勇気である。

奇魂は智意を司る魂である。

なお、荒和魂は厳(いづ)の魂といい、幸奇魂は瑞(みず)の魂といい、この厳瑞の魂が調和されてイヅノメすなわち真の大和魂となる。」




明主様御垂示 「四魂について」 (昭和24年3月13日)

信者の質問
「真神霊、一霊四魂につき御教示をお願い申し上げます。」


明主様の御垂示
「これはよく聞かれますがね、

四魂とは荒魂(あらみたま)、奇魂(くしみたま)、幸魂(さきみたま)、和魂(にぎみたま)の四つですが、

荒魂とは勇気です。よくいけば勇気ですが、悪くいけば強盗なんかそうですね。

奇魂っていうのは智慧ですね。

智慧にもいいのと悪いのとある。

勿論叡智(えいち)でなければいけません。

奸智や才智はよくないですね。

幸魂は慈悲ですね。

人を幸せにする気持ちです。

和魂というのは人と親しむ、まあ怒らないことですね。

人間はこれが平均して働けばいいんですが、

この四つが完全に備わっていればたいしたものです。

そんな人はまずないですね。

せいぜい三魂か二魂、まあふつうは一つがやっとでしょうね。」