15年度予算案:採決波乱なく…北陸新幹線の開業効果?

毎日新聞 2015年03月13日 23時43分

 2015年度予算案を可決した13日の衆院本会議は午後5時から約2時間で波乱なく終了した。与野党の間では、北陸新幹線の「開業効果」との見方がもっぱらだ。

 石川、富山、新潟県など沿線自治体では14日午前から式典が開かれ、公明党の太田昭宏国土交通相のほか、地元選出国会議員らが出席する予定になっている。このため政府・与党内では早くから「13日の本会議終了は深夜にはならない」「関係者は遅くても午後8時羽田発の飛行機に乗りたいようだ」という観測が広がっていた。

 予算案の採決では、野党が存在感を示そうとして審議が長引くことも珍しくない。しかし、今回は野党議員も式典に出席するため、粛々とした議事進行で与野党の利害が一致。本会議後、そそくさと国会の車寄せに向かう議員の姿が目立った。【笈田直樹】

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