神と経綸について 4
明主様御垂示 「造物主について」
「造物主とは主の神様、最高の神、日本でいう天之御中主大御神をいう。
しかし主神は造物主自身ではなく、実際は国常立尊、豊雲野尊御二柱で造られ、形を豊雲野尊が造られ、それに霊を入れて生きるようにしたのが、国常立尊である。
神典では、最初天之御中主、高御産霊、神御産霊の神様が霊と体を造られた。
高御産霊はタタ、神御産霊はカカ、即ち父と母と転化した。
その霊と体によって生れたのが大国常立尊、次に豊雲野尊、次に人体が出来て伊邪諾、伊邪冊尊となられた。
その次に、天照大神外三柱の神がお産まれになった・・・とある。
月読尊、素盞嗚尊、両方出来た。照った時が月読、曇った時が素盞嗚尊。
これも神典にあるが、どこまで確実か判らぬが、全然出鱈目でもない。
ミロク神は、霊体両方を司る・・・というので、天之御中主大神の直系である。
国常立尊、豊雲野尊は傍系になる。
故に、天の直系とは主神の表現神で、絶対力をもつ神という事になる。
それが仏界へ表われたのが観世音菩薩である。
それで光明如来と現じ、応身弥勒と化し・・・とあるが、応身弥勒は未だ仏で、本当の意味ではない。
それから、日月地大御神様となる。
そして火水土三位一体の力を発揮せらるるのが、ミロクのお働きである。
阿弥陀が水、釈迦が土の働きで、観音は日であるが、次に一層進んで、三位一体の五六七(ミロク)の御働きとなる。
故に、観音は阿弥陀や釈迦の働きを備えられる。
もっと悉しく話せるが、時期が来ない。」
明主様御垂示 「観音様は主神の直系」
「観音様は主神の直系である。
中心は天之御中主大神で、その霊が国常立尊、体が豊雲野尊である。
真中の主神の流れは観音様である。
主神の思召としては、善悪を戦はさなくては、人類文化は進歩しなかったのである。」
明主様御垂示 「日月地大御神は代表神」 (昭和24年8月18日)
信者の質問
「弥勒大御神は日本神典上何大神様でいらせられますか。御伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「弥勒は仏名であるから神典にはない。
釈迦時代の弥勒菩薩とは異う。
五十六億七千万年の数が五六七を表わしている。
また弥勒出現成就経にも説いた。
神典には、伊都能売神とあるが、これは弥勒とも違う。
日月地大御神は、主神の代りとか、代表神で、最高の位であり、五六七の力を持たれている。
キリスト教のエホバ、中国の天帝とかである。」
明主様御垂示 「国常立尊の龍神の御姿」 (昭和23年6月13日)
「国常立尊は龍神になられると日本の国土の大きさになられ、角があって、凄い御顔である。
角のない綺麗な龍、これは五六七の神様で地球創造以前の神様である。」
明主様御垂示 「日月地大御神の御働き」
信者の質問
「日月地大神の御働きは国常立尊と観世音菩薩との御一体の御働きと申し上げて宜しいでしょうか。右御教示御願い申します。」
明主様御垂示
「国常立尊も観世音菩薩も五六七の世を出現さすについて、五六七大御神の御仕事を助けるといっていい。
五六七大御神の御働きは全然違う事を知らなくてはならぬ。
これをはっきり説く事は時期が早い。」
明主様御垂示 「エホバ神について」
信者の質問
「エホバ神とはいかなる神様でしょうか。」
明主様御垂示
「エホバは最高の神の御名前である。ユダヤでエホバといった。
日本では天之御中主大神、中国では天帝、印度では大自在天である。
今日のユダヤではメシヤという。ゴッドともいう。つまり天の父の事。
キリストは天の父の命により降ったという。
日本では伊邪諾尊様にもなる。
私の病気を治す力はエホバから来る。
エホバから観音様を通して私に来るのである。」
明主様御垂示 「五六七大御神様と伊都能売大神様の御働き」 (昭和24年9月18日)
信者の質問
「五六七大神様、伊都能売之大神様の御働きについて御教示を御願い申し上げます。」
明主様御垂示
「伊都能売大神様は光明如来様で、火と水、五と三とになる。
火と水は光となる。人間の身体を通すから、火水土になる。
五六七大神は、最後であるから御位も非常に高い。
それ故にお願いなどは光明如来様にお願いする。
五六七大神様は崇め奉るのが本当で、お願いするのは天皇に直訴するようなものであるから、それはその御仕事をなされている神様にお願いする。」
明主様御垂示 「主神、国常立尊、天照大神について」
信者の質問
「天の御中主之神、国常立之神、天照大神。
右三神の御関係並びに御由緒を御説き下さい。」
明主様御垂示
「天之御中主大神様はゴッドとかヂュウス、天帝等外国でもいうが、同じ神様・・・主神である。
国常立尊様は天地創造の衝に当った神様。
天照大神様は太陽の顕現の神様である。
こういう事は悉しく話すと対外関係上面白くない。
神道を持出すと国粋的になり、独善的になる。
世界的にとればいいが、国家主義的に考えるから危険である。
日本だけの神様ではないが、日本の名前の神様になっている。
は全世界、全人類を支配なされており、全世界あらゆる人民に好い事をなさる。
自分の国だけ、都合のよいようにはなさらぬ。
日清、日露、蒙古等の戦いは向うが悪かったが、今度は日本が悪いので敗けた。」
明主様御垂示 「天地創造神と観世音菩薩との関係」 (昭和24年1月27日)
信者の質問
「キリスト教における 天地創造の神と観世音菩薩との関係について・・・。」
明主様御垂示
「直接関係はないが、間接に関係がある。
天地創造の神が表現神としてその神の経綸を行なわれる。
天地創造のみでは未だいけないからもう一層完全にするために形を代えて表われられる。
それが日本でいう天之御中主大御神、また中国の天帝、無極という。
西洋ではエホバ、ユダヤではゴッド、ヂュウス、メシヤ、印度で大自在天などという。
これが創造神の表現神である。
そして表現神のお働きの半面が観音様となるから、関係はあるが創造主そのものではない。」
明主様御垂示 「主神と観音様の差異」
信者の質問
「御讃歌の「大神は時満つるまで天の扉を開く御鍵を秘めおかれませり」とあり、
また「三千歳の固き岩戸も観音の玉の御手に打開くるならん」とあり、
その場合の「大神」、「観音」とは違うのでしょうか。」
明主様御垂示
「大神とは主神、エホバである。
観音様は大神でない。大神の代りとか、大神の差図によってお働きになる意味である。
キリストは「吾は神の子なり」といった。天の神(主神)の命によって生きる・・・といった。
キリストは、月の働きだからああなった。
観音様は日の系統であり、日月である。」
明主様御垂示 「五六七大御神は全世界を支配」 (昭和23年7月21日)
「幽世大神は観音様の家来。
霊界の事一切を任されている。
御屏風から光が出て仏壇の中が明るくなり、祖霊がその御光を戴く。
例えば天皇ジカには頼まず、総理とか大臣とか、その係に一任され、頼まれる。
先には天皇を濫用した。警察など天皇の御名により査べるという。
神様の事は人間的考えで判らぬ事がある。
現世は観世音というが、顕幽両方の御働きであり、今迄現界の支配者は一区域一区域はあったが、世界的のそれはなかった。
五六七大御神となると全世界を支配する事になる。
そして総てが統一される。」
明主様御垂示 「太陽は主神の熱の働き」
信者の質問
「主神より発する火素と太陽より発する火素の働きの差異について御説明をお願い致します。」
明主様御垂示
「火素は太陽の精気であり、太陽は熱の光である。
太陽は主神の熱の働きで、男性である。
それと月の両方の精気を放射している。
人間の身体を通す時、太陽の火素を多く通す。
昼の世界になると火素が強くなる。」