割れてしまった器を、漆と金箔で直す伝統技法「金継ぎ」。
しかし、漆は扱うのが大変ですし、金箔は高価なので、なかなか自分でトライするのは難しいものです。でも、割れてしまったお気に入りの器、直したいと思ったことはありませんか?
そんなあなたに、簡単な材料で金継ぎをする方法をご紹介します。
【用意する物】
・エポキシ系ボンド
・アルミホイル
・カッター
・練り合わせると硬化するタイプのパテ
・細目の紙ヤスリ
・エタノール(台所用、傷口の消毒用などでOK)
【手順】
まず、割れてしまった器のかけらを集めます。
かけらの側面に、ヘラや綿棒などでボンドを塗ります。
かけらを組み合わせて接着します。少しボンドが硬化し始めてからの方が組み立てやすいです。
段差ができないように、ぴったりと組み合わせましょう。
無くしてしまった小さいかけらがある場合、欠けている箇所をパテで埋めます。
後で削るので、多めに盛りましょう。
パテが硬化しはじめて少し硬くなってから、カッターで余分な部分を削り取り、さらに紙ヤスリをかけて滑らかにします。
滑らかになりました。
次に、綿棒などで継ぎ目をなぞるようにボンドを塗っていきます。
全ての継ぎ目にそってボンドがつけ終わったら、そこに細くちぎったアルミホイルを貼っていきます。
ずれたりちぎれたりしないように気をつけながら、爪の裏などでそっとこすってしっかり貼ります。
しばらく置いて、ボンドが硬化してきたら、カッターできわを整えていきます。
ボンドの汚れがあれば、エタノールを染み込ませたティッシュや布で拭き取ります。
完成! まるで銀箔を貼ったみたい!?
アルミホイルの部分を乾いた布で磨いたり、極細目のヤスリで磨くと、より綺麗に仕上がります。ぜひ試してみてくださいね。