勝利のイマジネーション!「烈車戦隊トッキュウジャー」

泣いた




「希望し、想像し、創造する、それこそがイマジネーション」


スーパー戦隊シリーズ 烈車戦隊トッキュウジャーVOL.1 [Blu-ray]スーパー戦隊シリーズ 烈車戦隊トッキュウジャーVOL.1 [Blu-ray]
(2014/07/11)
志尊淳、平牧仁 他

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<概要>

列車をモチーフとした戦隊ヒーローで、
駅から駅へと移動し自分の過去と故郷を探すロードムービー的な展開が魅力。

また敵のデザインはスチームパンクと19世紀イギリス風な感じで、
とてもかっこよい。

<あらすじ>

西暦2014年。地底から現れた悪の帝国「シャドーライン」が
世界を暗黒に包もうと猛威を振るい始めた。
シャドーラインは拠点となる「ステーション」を増やすため、
様々な場所で悪事を働き、闇の路線を増やそうとする。

ある日、大勢の子供がシャドーラインの巨大車両「クライナー」に拉致された。
ところがその子供達の中に一人の青年・ライトが混じっていた。
そこへシャドーラインの対となる線路・レインボーラインを通る巨大車両「烈車」が現われ、クライナーと激突。
クライナーと烈車が停車すると、烈車・レッドレッシャーからトッキュウジャーと名乗る4人の戦士が降りてきた。
シャドーラインの怪人と戦うトッキュウジャーだが、乱入したライトが無謀にもシャドー怪人に立ち向かい、
返り討ちにされてしまった。
ライトが目覚めるとそこにいたのはそれぞれトカッチ、ミオ、ヒカリ、カグラと名乗る4人の若者。
彼らこそトッキュウジャーの正体であり、ライトの幼馴染だった。
しかし、ライトを含めた5人は幼馴染であったこと以外の記憶を失っていた。
そして5人はレッドレッシャーの車掌の口から、高い想像力・イマジネーションを持つ者として認められ、
シャドーラインを迎え撃つ戦士・トッキュウジャーに選ばれたことを知る。

引用元

<感想・ネタバレ>

泣いたわ。
恥ずかしながら戦隊ものを幼少期に見たものの、
子供向けとして馬鹿にして長らく見てこなかった。
しかし「仮面ライダー鎧武」とのコラボで
その奇妙な戦い方に興味を持って見てみたらこれが面白い。
最初は敵のデザインの素敵さにつられていたが、
主人公らもくせになるキャラクターばかりで、
毎回見るのが楽しみになっていた。

さらに中盤の主人公らの秘密、
主人公らが実は子供であることはなかなかの衝撃でした。
そしてこの見せ方がうまい。
鏡に映る主人公らを見るのは、
唯一主人公らとルーツが異なるトッキュウ6号こと虹野明。
ぞくっとしましたね。
本当にこの人(脚本の小林靖子)はそういう不穏な真実の見せ方がうまい。
その結果彼らは全員10歳の少年であることが明らかに。

ちなみに、虹野明は元はシャドー怪人のザラムという怪人であったが、
虹を見たときその美しさに心を打たれレインボーラインの整備工となった男です。
最終的に彼は主人公らを見守るただ一人の大人として、
子供に戻って家族のもとに帰るトッキュウジャーを見送る役目を請け負ったりと、
なんとなく切ないポジションでした。
ギャグもこなすが保護者にもなる。すごいキャラです。

敵の組織の幹部たちにもそれぞれ思惑があり、
娘・グリッタ嬢のために命を投げ出したノア夫人や、
グリッタの仇を取るため権力欲から目覚めて反旗を翻したシュバルツ将軍など、
とにかく個性がすごい。
最後まで忠義を尽くしたネロ男爵やモルク侯爵などですらそれが一つの生きざまに映る始末。

劇中でゼットが「キラキラ」という言葉をたびたび口にします。
あくまで「キラキラしている」などといった使い方で具体的な言葉で示されないこれは、
「生きる希望」や「託す思い」といったプラス方向の未来への思いなのかなって思いました。

終盤で主人公が他の四人を駅においていくことを決意し、
一人寂しく車内に残る部分は泣きそうになりました。
45駅「君が去ったホーム」という副題がまた涙を誘います。

戦闘の面でも、敵の制圧下にある駅では力が制限されるといった要素で、
敵の強化も行っており飽きさせることがなかったです。

様々な面で、機会があったら手元に置きたい、
そう思える作品でした。

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