水野:もともとは「au ポイントプログラムの活性化」がテーマでした。毎月の利用料金に応じていつの間にかポイントが貯まり、機種変更の際に使われる…。そんなケースがほとんどで、もっとポイントが活発に使われるサービスを検討していたんです。
長野:毎月のご利用料金だけでなく、毎日の買い物でもポイントが貯まったり使えたりしてはどうか…というアイデアが出てきて、カード決済のサービスとしてau WALLETを立ち上げることに。
菊池:携帯電話とお財布という身近なサービスを提供することで、auをもっと身近に感じてもらえますから。
菊池:通信会社がカード事業をはじめるのですから、根幹部分をつくることが最大のチャレンジでした。本当に壁ばかりで「通信会社に入社したのに」と思うこともありましたが「どうやったらお客さまに楽しいauライフを過ごしていただけるか」という軸がブレないよう取り組みました。
水野:営業、運用、サービス企画など、部門を超えた様々な立場のメンバーとゴールの意識を合わせて仕事を進めていくのは、とても難しかったです。これまでの担当業務の中で、もっとも多くの部門と連携したプロジェクトでした。
長野:市場に類似サービスがほとんどなかったため、どうしたらお客さまに価値を感じて頂けるか、伝え方がポイントでした。各種パンフレットやチラシ、アプリ、Webページなど、表現やユーザーインターフェースに創意工夫を凝らし、分かりやすさに徹底的にこだわりました。
齊藤:テレビCMなどで存在を知って頂いても、「使いたい」と思って頂かないと利用者は増えないもの。現金でも電子マネーでもない「au WALLET」の魅力を伝えられるよう、より効果的な訴求方法を今も日々研究しています。
渡邉:日ごろお客さまと接する現場へのヒアリングもしながら、申込手続きの分かりやすさなどについても皆で議論を重ねました。
渡邉:結果、蓋を開けると、カードの発行枚数がリリース1か月ほどで300万枚となり、また周囲の人にも「CMで見たよ!」と言ってもらうなど、多くの方に興味を持ってもらっているカードなのだなと感じました。
齊藤:実際にコンビニでau WALLETを利用されているお客様を見た時は、本当に嬉しかったです。
長野:反響が大きく、それまでの苦労が報われた気持ちになりました。
水野:お客さまのご利用実績などで自分たちの成果が数字として見えたときは、やりきって良かったと思いました。
菊池:沢山のお客さまにご利用頂けて嬉しい反面、「サービスを磨いていかないと!」というプレッシャーも感じています。
水野:そうですね。サービスは始まって終わりではなく、より便利な、使って頂けるサービスを目指して改善していくことが大切ですから。
渡邉:au WALLETは本当に多くの関係者で動かしているサービス。業務を通して社内連携の面白さも実感しました。部署は違えどそれぞれの役割を果たしながら、毎日の生活の中でau WALLETをもっと使いたくなるカードにしていけるよう、これからも挑み続けます。