豊秀一
2015年4月3日23時59分
1月末に85歳で亡くなった、憲法研究者で「九条の会」の呼びかけ人を務めた奥平康弘さんの志を受けつぐ会が3日、東京都内で開かれた。研究者仲間や市民活動などでゆかりのある約900人が参加。自衛隊の活動範囲を大幅に広げる安保法制や改憲の動きに反対し、憲法の価値を次の世代へ引き継いでいくことを確認した。
この日の会場は、調布市グリーンホール。1月25日夜、「調布九条の会『憲法ひろば』」の創立10周年のシンポジウムがあり、奥平さんも参加。安倍政権の「積極的平和主義」を批判し、「普遍的な平和主義を維持すべきで、9条はその旗印になる」と訴えた。帰宅し、26日未明、急性心筋梗塞(こうそく)で亡くなった。
「九条の会」の呼びかけ人でもある作家、大江健三郎さんら10人が発起人となり、6人が発言に立った。
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