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 東京電力は3日、福島第一原発の汚染水を処理した際に出る廃液をためる容器のふたの部分に水たまりを見つけたと発表した。容器はコンクリート製の箱の中にあり、箱の外には漏れていないという。

 見つかったのは、多核種除去設備ALPS(アルプス)で汚染水を処理した際に出る廃液を入れるポリエチレン容器(直径1・5メートル、高さ1・8メートル)2体のふたの部分。計11リットルあった。ベータ線を出す放射性物質の濃度はそれぞれ1リットルあたり300万ベクレルと390万ベクレルだった。また、1体の箱の底にも約15リットルの水がたまっていた。

 東電は水たまりの原因と、ほかの容器でも水たまりがないかを調べている。