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大手銀 成長期待の分野へ支援の動き相次ぐ
4月4日 7時46分

大手銀 成長期待の分野へ支援の動き相次ぐ
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日銀の大規模な金融緩和から2年がたちましたが、大手銀行の間では、金融緩和で供給される多額の資金を融資の拡大につなげようと、エネルギーや再生医療など成長が期待される分野の育成を支援する動きが相次いでいます。
このうち三井住友銀行は、次世代のエネルギー源として期待される水素関連の産業を育成する取り組みを強化しています。
具体的には、燃料電池車に水素を供給する移動式の水素ステーションをグループのリース会社が購入し、ガスメーカーなどで作る運営会社にリースすることにしています。
また、商社などと共に、燃料電池車以外の水素の活用策など産業のすそ野を広げるための議論を進めており、将来の融資拡大につなげたい考えです。
銀行の担当者の工藤禎子さんは「成熟社会に入り、今までにない市場を作ることが必要だが、1つの企業ではできないケースもある。ほかの企業と一緒に産業を育て、資金需要を作ることが重要だ」と話しています。
一方、みずほ銀行は、再生医療やIT関連など成長が見込める分野のベンチャー企業などを対象にした融資チームを新たに作り、今は赤字であっても将来性が見込めれば積極的に融資に応じています。
日銀の大規模な金融緩和で供給される多額の資金が、今後どこまで成長産業やベンチャー企業の育成につながっていくか注目されます。

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