適度に区切ることが大事です
改行は、基本的には『文章の内容が変わるとき』にします。って言われても、それだけでは分かりませんよね。
てっとり早く改行のプロセスを学ぶには、小説をじっくり読むのが一番適しています。僕の作品「星空トリップ」も、改行に気を配っているので、よろしければそちらのほうをご覧になってみて下さい。
基本的な改行のルールは、
・改行した後、一字空けてから文章を始める。
例:
□俺は、豪炎の魔法を瞬時に唱えた。
↑この全角一文字分が、改行した後の最初のスペースになります。
・次の分が会話文の時、次の行はまるまる会話文で占める。
俺は懐から財布を取り出し、
「千円でいいんですよね?」(←ここの行が会話文だけ)
と目の前のリーゼント男におずおずと札を差し出した。
ただし、会話の後ろに行動描写が付く場合もありますが、初心者の方は上と同じように会話文を差し込めばよいと思います。
また、上のように、行動描写を会話文で分けて表現することもあります。そうすることで、より臨場感のあふれるシーンを描写することができます(ただし、やりすぎに注意!)
改行のタイミングがはっきりつかめない場合は、1~3文を目安に改行していくと良いでしょう。
続いて空行です。文字通り、「空いた行」のことです。↓このスペース
なくても読める人は読めますが、ネット小説では横書きという特徴のせいで、改行や空行を大目にしたほうが読みやすい傾向があります。(かといって、入れすぎもダメですが……)
調整は少し難しいですが、「空けるタイミング」をうまくつかめると、さらにまとまった感じの文章に仕立てることができます。
自分の書いた小説がキツキツな方、あるいはスカスカな方は、文体を改めることでガラッと印象が変わるかもしれませんよ。
さて、空けるタイミングについてですが、改行の後に毎回空けていたのでは、読みやすいですがスカスカな印象があります。まだ許容できる範囲ですが、できれば2~4文をつなげてから空行を入れたほうがよいです。
少ないよりは多いほうが得するので、「空け方がわからない!」という方は、とりあえず2~4文を目安に空行を入れるだけでも安定します。
シーンが変わるとき(違う舞台を書くときなど)は、必ず空行を入れましょう。そうでない場合は、空行は一つで十分です。シーン変更の場合のみ、空行を3~5つぐらいに増やして入れるとより効果的ですよ。
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