一番の学びは、「現場だからこそわかる小さな変化の重要性を感じ取れたこと」だ。学校では生徒の心境、生徒同士の関係が日々変化していく。日々の小さい変化のなかからトラブルに繋がりそうなものには先生たちが即座に反応し、大きなトラブルに発展する前に問題の芽を摘み取っていく様子を見て、感銘を受けたという。
「こうした小さな変化は、現場にいないとわからないもの。この小さな変化が集まって、大きな変化へとなる。これは、いくら本を読んでも気付かないこと」。
大学院にいたころは、中央省庁や政令指定都市が関わるような研究プロジェクトに関わり、莫大な予算で大きなプロジェクトが動いていく様子を見てきた。だが、ここでは違う。本には書かれていない「小さな変化」を知ることこそが、まちづくりの一歩だと気付いた。
松原真倫
1986年、東京都生まれ。慶應義塾大学大学院政策メディア研究科修士課程修了。学部、大学院では政治学の研究室に所属し、主に自治体研究に取り組む。2014年4月から島根県津和野町に赴任。津和野町が進める島根県立津和野高等学校の魅力化事業の一環で新設された、町営英語塾HAN-KOHの運営担当を務める。
1986年、東京都生まれ。慶應義塾大学大学院政策メディア研究科修士課程修了。学部、大学院では政治学の研究室に所属し、主に自治体研究に取り組む。2014年4月から島根県津和野町に赴任。津和野町が進める島根県立津和野高等学校の魅力化事業の一環で新設された、町営英語塾HAN-KOHの運営担当を務める。
(取材・構成/オルタナS副編集長池田真隆)
(「いまここ」に若者視点をプラスするエシカルメディア「オルタナS」の記事より一部編集・掲載)
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