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【バスケ】川淵チェアマン、青森社長に怒り!

スポーツ報知 4月4日(土)7時3分配信

 来年10月に開幕するバスケットボール男子の新リーグが3日、都内で設立記念セレモニーを行い、入会の受け付けを始めた。日本協会の改革を主導するタスクフォースの川淵三郎チェアマン(78)が、複数会場での主催を希望するTKbjリーグ青森の代表者に声を荒らげる場面があった。

 今月末を期限とする申し込みの初日は国内47チーム中、24チームが表明。代表者が順次、壇上で川淵氏に声をかけられる中、青森の下山保則社長(60)が登場すると、空気が凍り付いた。

 川淵氏「申し込んでこないかと思ってましたよ」

 下山社長「地方のことも考えて下さい。ぜひ青森に来て下さい」

 川淵氏「こっちに話を聞きに来なさい。来てほしいって、俺は高齢だって言ってるでしょ!」

 顔を紅潮させた川淵氏は、1部リーグは5000人収容のホームアリーナで年間主催試合の8割の開催を参加要件とした。一方、青森は冬季の移動の難しさから県内7か所を巡業。「開催はチームに任せてほしい」と下山社長。「8割開催」は複数チームも是正を求め、晴れの場で問題が露見した。

 川淵氏は1日に設立された新リーグ運営法人で当初、暫定的に今夏まで理事長を務め、後任に託す意向だったが「無責任に終わってはいけない」と当面の続投を示唆。金銭収支の透明性を高めるため、08年までに全て法人化した各都道府県サッカー協会に同バスケットボール協会への助言を依頼するなど、全面改革を続ける。(武田 泰淳)

最終更新:4月4日(土)7時5分

スポーツ報知