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冬のボーナス増加 実質賃金は減少
4月3日 15時49分

冬のボーナス増加 実質賃金は減少
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去年の冬のボーナスは1人当たりの平均で37万5000円余りとなり、6年ぶりに増加しました。一方、ことし2月の実質賃金は前の年より2%減り、実質賃金は22か月連続の減少となりました。
厚生労働省が全国の従業員5人以上の事業所およそ3万3000社を調べたところ、去年の冬のボーナスは1人当たりの平均で37万5431円となり、統計処理上、必要な修正をした結果、前の年より8575円、率にして1.9%増加しました。冬のボーナスが前の年を上回ったのは6年ぶりとなりました。産業別では、製造業で4.9%、建設業で3.7%、医療・福祉で3.1%増えた一方、飲食サービス業ではマイナス5.1%、電気・ガス業がマイナス4.6%などとなっています。
一方、ことし2月の1人当たりの給与総額は、速報値で26万1344円で、前の年の同じ月より0.5%増えましたが、物価の上昇分を差し引いた実質賃金では2%のマイナスでした。これで実質賃金は22か月連続の減少となりました。
厚生労働省はこれらの賃金統計を先月末に公表する予定でしたが、データを計算するプログラムの一部にミスがあったため計算が合わない部分が見つかり、3日の公表になりました。厚生労働省によりますと、これまでに公表したデータには誤りはないということです。

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