久美子社長が大ナタ 大塚家具に吹き荒れる“パパ派粛清”人事
娘・大塚久美子社長(47)が勝利した「大塚家具」で、早くも“大粛清”が始まっている。
父の大塚勝久元会長(71)が2月に行った会見で、勝久氏とともに直立した元取締役ら4人が、人事部付となり“平社員”に降格。この人事は株主総会からわずか2日後の先月29日、社内に通達された。1日付の人事異動では、勝久氏を積極的に支持していた店長のひとりが交代したという。
また、東京・有明の本社5階にあった会長室は閉鎖された。会長職を解かれた勝久氏は、株主総会以降、本社に出入りできず、“締め出された”状態になっているという。
「株主総会後には『ノーサイド』を強調していた久美子氏ですが、その後の日経ビジネスのインタビューでは『就業規則に故意に違反するような活動をしていた場合は別』とトーンが変わっていました。その通りに“粛清”人事を実行したかたちです。久美子氏は勝久氏と古くから付き合いのある取引先にも冷たい。プロキシファイトで勝久氏を支持した『フランスベッド』との取引も、バッサリ切る可能性があります」(大塚家具関係者)
■「第2大塚家具」設立に現実味
久美子氏が社内から徹底的に、勝久氏の“影”を排除しようとすればするほど、勝久氏による新会社「第2大塚家具」の設立が現実味を帯びてきそうだ。2日発売の週刊文春によると、取締役から“平社員”に降格した長男の勝之氏(45)は退社を示唆。勝久氏側の役員だったひとりは「会長が別の会社を始めるなら、そこでやりたい」とも話しているという。
「大塚家の資産管理会社『ききょう企画』をめぐる裁判の口頭弁論が4、5月にあります。勝久氏としては、この裁判が終わるまでは、静観する構えのようです。仮に裁判に勝てば、勝久氏が大塚家具に返り咲く可能性が高い。負ければ、新会社設立に動くことも考えられます」(経済ジャーナリスト)
父娘の壮絶バトルは、まだまだ終わりが見えない。
父の大塚勝久元会長(71)が2月に行った会見で、勝久氏とともに直立した元取締役ら4人が、人事部付となり“平社員”に降格。この人事は株主総会からわずか2日後の先月29日、社内に通達された。1日付の人事異動では、勝久氏を積極的に支持していた店長のひとりが交代したという。
また、東京・有明の本社5階にあった会長室は閉鎖された。会長職を解かれた勝久氏は、株主総会以降、本社に出入りできず、“締め出された”状態になっているという。
「株主総会後には『ノーサイド』を強調していた久美子氏ですが、その後の日経ビジネスのインタビューでは『就業規則に故意に違反するような活動をしていた場合は別』とトーンが変わっていました。その通りに“粛清”人事を実行したかたちです。久美子氏は勝久氏と古くから付き合いのある取引先にも冷たい。プロキシファイトで勝久氏を支持した『フランスベッド』との取引も、バッサリ切る可能性があります」(大塚家具関係者)
■「第2大塚家具」設立に現実味
久美子氏が社内から徹底的に、勝久氏の“影”を排除しようとすればするほど、勝久氏による新会社「第2大塚家具」の設立が現実味を帯びてきそうだ。2日発売の週刊文春によると、取締役から“平社員”に降格した長男の勝之氏(45)は退社を示唆。勝久氏側の役員だったひとりは「会長が別の会社を始めるなら、そこでやりたい」とも話しているという。
「大塚家の資産管理会社『ききょう企画』をめぐる裁判の口頭弁論が4、5月にあります。勝久氏としては、この裁判が終わるまでは、静観する構えのようです。仮に裁判に勝てば、勝久氏が大塚家具に返り咲く可能性が高い。負ければ、新会社設立に動くことも考えられます」(経済ジャーナリスト)
父娘の壮絶バトルは、まだまだ終わりが見えない。