ARC Welderを活用してWindows OSでAndroidアプリを起動して使う方法と使い方。
Posted on 4月 3, 2015
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Googleは、AndroidアプリをChromeブラウザを利用できる全てのOSに移植することができるChrome拡張機能「ARC Welder」をリリースしました。詳しくはGoogle、ほぼ全てのAndroidアプリをChromeで使えるように変換できるARC Welderを公開。Chrome OSやWindows、MacなどChromeブラウザが使えるOSでAndroidアプリを利用可能に。を参照してください。
そこで今回は、ARC Welderを使ってAndroidアプリをWindows OS(Windows 8.1)で起動して利用する方法を紹介します。
Windows版ChromeブラウザにARC Welderをインストールする
まず、Windows版ChromeブラウザにARC Welderをインストールします。こちらのリンクからARC Welderにアクセスします。
ARC Welder - Chrome ウェブストア
「CHROMEに追加」をクリックします。
ARC Welderを追加するか尋ねてくるので「追加」をクリックします。
ARC Welderのインストールが始まります。Chromeブラウザの左下にダウンロードの状況が表示されるのでしばらく待ちましょう。
インストールが完了したら、Chromeブラウザの右上のメニューアイコンをクリックして「その他のツール」を選びます。
「拡張機能」をクリックします。
ARC Welderが有効になっていればインストールは完了です。
Windows OSのPCで使いたいAndroidアプリのAPKファイルを入手する
ChromeブラウザにARC Welderをインストールしたら、次はWindows OSのPCで使いたいAndroidアプリのAPKファイルを入手してWindows PCにコピーします。なお、今回APKファイルを入手するためにAppSenderを使いました。なお、AppSenderでAPKファイルを入手した端末は、Android 5.1搭載のNexus6です。
このAppSenderを使って、Android端末からAPKファイルを抜き出してWindows PCに送ります。
AppSenderを起動して、windows OSで使いたいAndroidアプリをタップして選びます。今回はmyMailを選びました。
APKファイルの共有方法を訪ねてくるので、今回は「メール添付」にしました。
メールアプリの選択画面になるので「Gmail」を選びました。
APKファイル(base.apk)が添付されていることを確認して、メールアドレスを選んで送信します。
Windows版ChromeブラウザでGmailにアクセスして先ほどAPKファイルを送ったメールを開き、「base.apk」をクリックします。
「ダウンロード」をクリックします。
「base.apk」のダウンロードが完了したら、分かりやすい場所に移動しておきましょう。私はARC Welderフォルダの中にappsフォルダを作って、その中にAPKファイルをコピーしました。
ARC Welderを使ってAndroidアプリをChromeアプリとして変換する
Windowsで使いたいAndroidアプリのAPKファイルを入手したら、ARC Welderを使ってそのアプリをChromeで使えるように変換します。Chromeブラウザのブックマークバー左の「アプリ」をクリックします。
もし左上に「アプリ」がない場合は、ブックマークバーの任意の場所で右クリックして「アプリのショートカットを表示」をクリックします。
すると、Chromeブラウザのブックマークバーに「アプリ」が表示されます。
Chromeアプリの一覧のARC Welderが表示されるのでクリックして起動します。
ARC Welderが起動するので「Choose」をクリックします。
先ほど入手したAndroidアプリのAPKファイルがある場所を指定して「OK」をクリックします。
「+」アイコンをタップします。
AppSenderで入手したAPKファイルをクリックして選び「開く」をクリックします。
myMailのアイコンが表示されます。「Orientation」ではアプリの縦表示か横表示を選びます。PCの場合は横表示(Landscape)を選びます。Form Factorはアプリ起動時のサイズを指定することができます。Phoneが最も小さく、Maximizedが最も大きく表示されます。「Clipboard Access」はクリップボードの機能を有効にするかどうかを指定できます。各項目を選んだら「Launch App」をクリックします。
myMailが起動しました。
myMailを起動した場合、「アプリではGoogle Play開発者サービスをインストールする必要があります」と表示されますが無視して先に進みます。
ここではドコモメールを追加してみます。「OTHER MAIL」をクリックします。
docomo IDとパスワードを入力して「SIGN IN」をクリックします。
メール一覧が表示されました。
メールを送ってみます。
メールも正常に送受信できます。
ARC WelderでmyMailをChromeで利用できるようにすると、Chromeアプリ一覧にもmyMailが表示されます。
なお、すでにARC Welderでアプリを1個Chrome向けに変換済みの状態で他のアプリを起動しようとすると・・・
変換済みのアプリの削除を求めてきます。「削除」をクリックしない限り新しいアプリをChrome上で使うことはできません。
アプリを実質1個しか使うことができないのが残念ですが、WindowsでAndroidアプリが使えるのは新鮮ですね。
手順自体も簡単なので、興味がある人はぜひ試してみてください。
ARC Welderを活用してWindows OSでAndroidアプリを起動して使う方法は以上です。
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