子どもをプログラミングに親しませる玩具がまた登場、Codieはビジュアルプログラミングでロボットを動かす
【抄訳】
また一つ、子どもにプログラミングと論理的思考の基礎を教えるための、かわいらしい玩具(おもちゃ)が出ました。どれもみんな買ってたらお父さんの財布が追いつきませんが、今回のCodieという製品は、上の図のようにスマートフォンの上で色付きのブロックを、ドラッグ&ドロップで並べてプログラムを作り、それが、背後にちょっとぼけて写っているロボットをコントロールする、というものだ。対象年齢は8-12歳とされている。
150ドル+αのCodieロボットは車輪の付いた乗り物で、7つのセンサのおかげでいろんなことができる(温度センサ、超音波距離センサ、光センサ(複数)、ライン(線)を検出するセンサ…そしてブザーとマイクロフォンとLEDライトもある)。ロボットの機能はスマートフォン(iOS/Android)のアプリで構成でき、両者はBluetoothで通信する。子どもたちは、Codieがまわりの環境に反応してどう動くか、をプログラミングする。
Codieを作ったハンガリーのチームは今、Indiegogoで資金募集をしている。先輩のRobotikyやPrimo、Play-i、Dynepodなどの後(あと)を追おうというわけだ。あ、子どもが自分のコンピュータを組み立ててからゲームのコードを自分好みにカスタマイズする、DIYのコンピュータキットKanoもあったな。これだけこのカテゴリーが賑(にぎ)わってくると、Amazonもそれらのための専門店を開店せざるをえないのだ。
Codieのメーカーは、コンパイル不要でリアルタイムでプログラムの結果(Codieロボットの動き)を見られるビジュアルプログラミング言語に、子どもや親が惹かれるだろう、と計算している。タッチスクリーンをフルに利用するこのソフトウェアはジェスチャを読み取るから、子どもたちもそのビジュアルプログラミングを十分に楽しめるだろう、と彼らは言っている。あの自動(自走)掃除機「Roomba」のような動きもプログラミングできるというから、意外と、子どもにとって楽しいかもしれない。
子どもたちをビジュアルプログラミングからやがて卒業させるために、CodieのプログラムをJavaScriptに変換してから書き換える、というオプションもそのうち提供する予定だ。
【後略】