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国際宇宙ステーション延長に合意 ロシア3月28日 22時15分
ISS=国際宇宙ステーションの運用について、ロシア宇宙庁はNASA=アメリカ航空宇宙局との間で2024年まで延長することで合意し、ウクライナ情勢を巡って両国が対立するなかにあっても、協力関係を続ける姿勢を示しました。
ロシア宇宙庁のコマロフ長官は28日、NASAのボールデン長官と中央アジアのカザフスタンにあるバイコヌール宇宙基地でそろって記者会見を開きました。
このなかでコマロフ長官は、アメリカが国際宇宙ステーションの運用を2024年まで延長することを提案していたことについて、「われわれはNASAとの間で延長に合意した」と述べました。
そのうえで、「ロシアはNASAと新たな宇宙ステーションを建設する用意がある。これは、国際宇宙ステーションに現在参加している国だけでなく、ほかの国にも開かれている」と述べ、協力関係を続ける姿勢を示しました。
ロシアは国際宇宙ステーションまで人を輸送する手段を唯一保有していますが、ウクライナ情勢を巡ってアメリカとの対立が深まったことを受け、去年5月、宇宙分野を担当するロゴージン副首相が国際宇宙ステーションでの協力関係を見直す構えを示していました。
しかし、運用や技術開発に巨額の費用がかかる宇宙開発の分野では、アメリカと協力していくことがより得策と最終的に判断したものと見られます。
このなかでコマロフ長官は、アメリカが国際宇宙ステーションの運用を2024年まで延長することを提案していたことについて、「われわれはNASAとの間で延長に合意した」と述べました。
そのうえで、「ロシアはNASAと新たな宇宙ステーションを建設する用意がある。これは、国際宇宙ステーションに現在参加している国だけでなく、ほかの国にも開かれている」と述べ、協力関係を続ける姿勢を示しました。
ロシアは国際宇宙ステーションまで人を輸送する手段を唯一保有していますが、ウクライナ情勢を巡ってアメリカとの対立が深まったことを受け、去年5月、宇宙分野を担当するロゴージン副首相が国際宇宙ステーションでの協力関係を見直す構えを示していました。
しかし、運用や技術開発に巨額の費用がかかる宇宙開発の分野では、アメリカと協力していくことがより得策と最終的に判断したものと見られます。