単語記事: 艦これアニメ被害者の会

編集
ネタバレ注意 本記事及び掲示板には「艦隊これくしょん -艦これ-(アニメ)」についてのネタバレが含まれています。
注意してお読みください。

艦これアニメ被害者の会とは、ブラウザゲーム艦隊これくしょん~艦これ~」のアニメ化により被を受けた艦娘で構成される会である。な被内容はアニメ内での不遇な扱い・キャラ崩壊・問題行動など。
艦これ」そのものに対する被害者の会ではないので注意のこと。

概要

現在、当被害者の会は次のメンバーを擁する。

艦娘の追加・削除に関する議論掲示板で行われています。
新たに不遇扱い・被を受けたキャラを提示する際には、掲示板議論へご参加ください。

吹雪の場合

アニメ艦これ主人公として抜され初期から登場し続けている吹雪。 第1話、吹雪は実戦経験はおろか練度すら全くない状態だった。当然ながら彼女は失敗やトラブルを起こしてしまうが、提督から咎められることは一切ない。「秘密兵器である大和を勝手に連れ出す」という軍法会議レベルの問題行動を起こしても、一切お咎めしである。

そもそも、なぜ吹雪鎮守府に呼び出されたのか。その理由が第10話で明らかになる。それは、戦闘の資質や潜在をもっているといった戦略的な理由ではなく、提督が「吹雪とケッコンする夢を見た」という何ともお粗末すぎるものであった。この事は吹雪が着任した時点(第1話)で吹雪本人に伝えており、この言葉が彼女の原動となっている。また、この事実と問題行動が咎められない理由が直結し、褄が合ってしまう。

しかも、彼女を持ち上げるためだけに他のキャラ無能化させられている事も問題に挙がる。特に著しいのは空母の「索敵軽視傾向」にある。座学はできるという設定を生かすためだけに加賀翔鶴瑞鶴が索敵のさの字も知らないキャラとなっている事はアニメスタッフが各キャラファンからヘイトを買うだけでなく、そうせざるを得ない要素となった吹雪にも矛先が向けられている。

第12話で今までの成果が発揮されるかと思いきや、旗艦としての経験や装した性はほとんど活かせずに幕引きとなってしまった。上記のような問題行動も立つが、彼女もまた被者なのである。

赤城の場合

元のゲーム設定にある「吹雪の憧れる先輩」というポジション扶桑山城から持っていった。
第1話で一航戦は「数十の深海棲艦に立ち向かい完全勝利した伝説艦娘」とられ、これをきっかけに吹雪赤城に憧れと尊敬の念を抱くようになる。しかし、物語が進むにつれて赤城キャラ崩壊が進行していくことになる。

第2話では例によって大食いキャラを炸裂し、伝説一航戦先輩像が崩壊し始める。これだけならまだマシだったが、第6話では生のジャガイモをつまみ食いしてる、8話では大和と一緒に特盛り肉じゃがと大釜一杯のご飯を食べ尽くすなど、大食いキャラはさらにエスカレート。「大食いキャラ」が強調され続けることになる。

その後の戦闘シーンでもあまり活躍することはなかった。迎えた終盤のMI作戦では、史実での出来事(ミッドウェー海戦で大敗、赤城撃処分)を夢に見たため、赤城は急に弱になってしまう。敵の攻撃に戦々恐々としたり「運命には抗えないの…?」と絶望するなど、ただのヘタレキャラとなってしまった。伝説一航戦とはなんだったのか

更に言えば「やれるだけの事はやった」と言っているが・・・その実、敵地MIで索敵を行わず、あろう事か電探持ちの吹雪金剛線封鎖してる中での連絡係として外し(ゲーム基準だと攻略作戦のメンバーで電探持ちは吹雪改二金剛改二のみ)、攻略部隊の旗艦でありながら茫然自失で旗艦としての使命を放棄する等、ある意味史実以上の悪手を打ってしまう。ゲームでのAL/MI作戦で「必ず敵の機動部隊は出てくる」と強く答えた「一航戦赤城」と思えない醜態である。

…にも関わらず、赤城は「吹雪の憧れる先輩」という設定は変わっていない。

関連静画

加賀の場合

先行開されたアニメ加賀ビジュアルに問題があるとの摘があり、これに関する炎上騒動が起きた。

第5話では当然のように瑞鶴と反し合っている様子が描写されたうえ、旗艦として出撃したら初戦大破したという不名誉なキャラ付けを受けた。さらに、作画ミスで消えたり両手が右手になったりと酷いことになった。

特に空母キャラ全員に関係する事として「索敵軽視」の傾向があり、座学はいい吹雪を持ち上げる為に無能化されている事が挙げられる。
とはいえ加賀は5話にて吹雪摘をされるものの「私まで……」とつぶやいている事から、理解はしつつも吹雪に先を越されたと見る事は一応できるかもしれない(そこまでスタッフが考えているとは到底思えないが、とは付け加えるし、じゃあなんで旗艦時は大爆発してんだよということにもなるが)。
も11話でも敵地のん中で索敵はおろか迎撃機も不備という擁護しようのない失態をしているのでやはり挽回したとはえない(これは加賀のみならず赤城飛龍蒼龍にも責任がある)

ただし、第7話では瑞鶴を含む後輩達を厳しくも優しく見つめる先輩格として描写され、多少は被緩和なった模様。二次創作でよく描かれるような赤城の取り巻きのお局様ではなく、口下手で寡黙だが意外と情に脆く赤城ほど厳しくなれない描写など、公式でも二次でも見られなかった新鮮な描かれ方もされている。

関連動画

関連静画

長門の場合

劇中において秘書艦であり、表だって登場しない提督に代わり鎮守府を統括し艦娘示を伝える提督代理という重責にある彼女だが、その采配に関して疑問が生じている。

・第1話:吹雪が配属された理由「特型駆逐艦はこの先の戦いの鍵になる」
→既に特型駆逐艦最終形の(第六駆逐隊)はおろか、史実での吹雪の同僚(第十一駆逐隊)に加えて艦隊駆逐艦の決定版である陽炎や特の後継艦とえる朝潮型(第八駆逐隊)、極めつけは最終系かつ最強戦隊駆逐艦である島風も既に居る。明らか矛盾している。

・第3話:W攻略作戦の作戦行動
→思惑そのものは二個戦隊での夜戦による奇襲と理にってはいるものの、肝心の作戦では夜戦を前提にしているにも関わらずあろうことか真昼間に出撃し敵泊地に進出・当然発見されてしまい戦闘の結果如月を喪失するという愚行を犯してしまった。こういった作戦は普通ならば間に的地付近に到達するように時刻を調整するのが常識であり、間違っても敵制権下で眼で泊地を監視しながらを待つようなものではない。(敵制権下・敵制権下にある航支援のない水上側がどれほど危険かはシブヤン戦や坊ヶ岬戦で知っての通り)

・第6話:鎮守府開催のカレー大会で審
辛い物が駄なのにも関わらず、他に審員を加えず甘口の第六駆逐隊カレーに裁定。審の形をなしてない(まあスタッフ長門のギャップを表現したかったのだろうが)

・第9話:鎮守府隻眼ヲ級に襲撃された際「手薄な防衛網を突破されたか」
MO攻略作戦のためとはいえ、そもそもである一航戦・二航戦・五航戦・金剛姉妹に必要な駆逐艦をごっそりと鎮守府から離れたトラック泊地に置いてる。ヲ級からすれば「攻撃してください」と言わんばかりである

・第10.11話MI作戦実施の際の放送
→本来、陽動を含めた奇襲作戦のはずなのに攻撃標を大々的に発表する。その上で線封鎖をする対応(第7話で通信暗号が傍受・解析されてる疑いがあるとされていたにも関わらず、情報の管理が杜撰にすぎる)

提督の命令だから」と擁護も出来なくもないが、それだと彼女は提督明らかに誤った対応に疑問を感じず(劇中では提督の意図を測りかねる事を陸奥に対していているが)提督に対して助言をしないイエスマンということになってしまう。
本来の長門連合艦隊旗艦としての己に誇りを持ち、艦隊決戦の先頭に立つことを持とする生の武人肌である。にも関わらず、戦闘に携われずにこのようなキャラクターとなっているのは不幸としか言えないだろう。

金剛の場合

プラスマイナスもある例として筆頭に挙げられるであろう。

第4話で初登場して以来、吹雪と絡む場面が増え頼れるお姉さんとしてのキャラが出来上がっていた提督LOVE勢筆頭の金剛。しかし第10話で提督が夢にでたという単純すぎる理由で吹雪を寵愛していることが発覚。つまり自分が愛している提督のように可がっていた吹雪に取られてしまったのである。

その様子はまるでドラ三角関係にも例えられる。

しかも提督が消えたことに対して何の描写もなく然としていた事は、鎮守府先輩格として後輩を心配させないための身構えとしては理解を示しつつも、せめても見ていないところでは心配をするといった描写があってもよかったのではないかというもある。

何から何まで描けとは言わないし、何から何まで描けばいいわけではないのは歴史明しているが、それでもキャラを立たせるために必要最低限の描写は大事である。この点を言えば、提督が絡まない金剛としての描写はそれなりにできていたとは言える。

もちろん3話のすぐ後にギャグシーンをやらされて視聴者から怒りと呆れと悲しみを買ったのは擁護しにくい。

葬式の途中でお笑い芸人コントを始めて笑う事を強要されて、終わるとともに喪にさねばならない」なんて真似普通の人間には不可能。そんな理不尽な役を背負わされたキャラでもある。

扶桑と山城の場合

彼女らはゲーム版では主人公とされる吹雪の憧れの先輩だったが、アニメ化に際してその役を赤城に持っていかれたうえ、声優が同じ藤田咲であること(扶桑の場合は外見上もロングヘアであること)から、ゲームプレイ視聴者が誤認しないようにとの理由によるものなのかこっちはそんな事情など知ったこっちゃないが、アニメには登場しない。

実は彼女らはメディアミックスに関してとことん運のない姉妹である。アニメ化以前にもコミックSide:金剛」にて活躍をしていたのだが、編集部のゴタゴタで作品自体が強制終了されてしまう事態も経験しているのである。しかもそのSide:金剛において、アニメPV赤城に先立って彼女らの水上スキーが描かれている(ただしSide:金剛コミカライズ担当のSASAYUKi氏の名誉の為に弁明しておくと、水上スキー以外の描写の迫Side:金剛の方が伊達の利いた構図であった。つくづく終了が残念である)。

さらに皮なこととして、彼女らが吹雪の憧れの先輩という設定がフィーチャーされたのがそのアニメ発表後というのも報われない。これは相手の吹雪自身がフィーチャーされだしたのがアニメがきっかけという事や、扶桑姉妹が他のキャラと絡む場合は伊勢の二人か西村艦隊メンバーとの場合が多い事も関係している。

ただし、アニメに登場しなかったことでキャラ悪等の憂きに遭う事もなく、アニメでオミットされた事からようやく吹雪の憧れの先輩という設定が(カッコワライになりかねないものが大多数を占めるが)ファンに浸透したことは幸運なのかもしれない(けど、ヘイトになりかねないのはやはり不幸っぽい?)。

関連静画

如月の場合

アニメ第3話にてフラグ乱立のうえ敵艦載機の爆弾一撃で沈。

艦これアニメ化決定の際、提督たちの間では「原作システムをどのように再現するのか」「二次設定は盛り込まれるのか」など、様々な不安と期待を抱いていた。特に沈(キャラ永久ロスト、沈んだ艦娘は二度と帰ってこない)に関しては、ゲームプレイしているユーザーからしてみればひと際デリケートな問題であった。
これらは「好きなキャラ沈するのは絶対に嫌だ」と「戦争背景にした作品なのだから(史実的にも)沈はあっていい」という2つの意見に大別されていた。

そして第3話での如月沈、これには前者はもちろんの事、後者の意見を支持する者からも多くの批判が発せられた。なぜそうなったのか?それは、彼らが許容していた(あるいは望んでいた)のはキャラの魅を十分に発揮した上での沈だったからである。

例として同じく3話で死亡した巴マミ較されることがあるが、あちらは1〜3話の中で十分な活躍とキャラ付けがされた上での退場であった。対する如月の場合はまともな出番があったのは当の3話から。キャラ付け、フラグ立て、退場の全てを1話に押し込む形となり満足な描写がされず中途半端な結果になってしまった。
一応、この沈は史実(ウェーク島攻略戦)に基づいたものであったが、ゲームプレイ視聴者にしてみれば、ぽっと出の新キャラが急にフラグを立て始め突然退場するという薄っぺらいものとして映ったことだろう。
当然、如月提督を始めとする提督達は深い悲しみを覚えたのだった。

そして直後の第4話は、如月沈はそっちのけでギャグシーンから始まり、如月沈について触れられるのはギャグシーンの後である。楽しい宴会でしたね…

また、後に「艦娘は史実での出来事を夢に見る」という設定が追加され、史実で沈したはずの艦娘如月以外沈を回避している。この事から「史実だから仕方がない」という捉え方もできなくなり、「なぜ如月だけ沈したのか」という疑問が残ることになった。

第12話では総を上げて中間棲姫を撃破し、MI作戦は成功に終わった。これで幕引きと思いきや、最後の最後に如月飾りがに浮かぶカットと「カエシテ…カエシテ…」というが入り、提督達の間で「中間棲姫(あるいは隻眼空母ヲ級?)=如月だったのでは?」という疑念が浮上する。悲しみに暮れる提督達に更なる追い打ちをかけたのだった。

元々日常7割と謳っていたアニメでこういった展開にした事を憤る者もいるが、なによりシナリオ構成があまりに雑であった事が批判の多くを占めているのである。
自分の艦が適当な扱いを受け沈するのではないか・・・そんなことを想起させる要因にもなってしまっている。

余談だが、本アニメシリーズ構成を務めた花田十輝氏は『アイドルマスターXENOGLOSSIA』のシリーズ構成も務めている。そこでは登場人物の一人である、如月千早が散々なに遭っている。他にも花田氏が脚本を務めた『もっと!ときめきメモリアル』のラジオドラマでは、如月未緒というキャラが酷いに遭っている。如月に何か恨みでもあるのか

関連動画

関連静画

島風の場合

島風はいろいろな回に登場しているが、に第4話での行動が批判玉にあげられることが多い。

島風の「マイペース」という性格を表現するためか、第4話では金剛型四姉妹を待っているときに落ち着きなく飛び回っていたり、与えられた任務を忘れて鎮守府を放浪したり、出撃時には旗艦の金剛視して勝手に先頭にたったりという行動が立ち、全体的に「空気が読めない」「変人」というイメージを植えつけることになった。

特に戦場で競争と称して上官の命令を全に視し、身勝手に先頭に立ったことが大きく反感を食らった模様。
軍法会議にかけられてもおかしくないレベルの行為とされている。
彼女が主人公を務める公式作品「つむじ少女」でもそういった描写はあるが、周囲からはっきりその素行を非難されている(朝潮からだが)のに対して、アニメ版の彼女は4話を除けば、特に咎められる場面が見当たらない。まあこの後の島風は急速に存在感が希薄になったのが要因であるが。

五月雨の場合

TV放送版第2話の背景に登場していたが、BD版の一部シーンでは背景から消えてしまっている。
周辺にいた他のキャラは立ち位置が修正される程度だったが、五月雨だけ跡形もなく消えている。前後のシーンでは何事もく登場しているので、立ち位置修正時の配置忘れが原因と思われる。ちなみに五月雨は消えたものの、同シーン作画ミスは修正されていない。
参考→https://pbs.twimg.com/media/CBAcXskUIAA-Hvm.jpg
アニメTV放送が終了し、これ以上の被は出ないと思われた矢先の出来事だった。

しかし、「アニメに出ないという事はむしろ幸運なのでは」と批判者なら思いがちだが、終盤に絶対に消されないであろうシーンがあるため、救済し損ねたともいえるかもしれない。

大井の場合

二次創作ネタである「ガチレズ要素」を中途半端に取り込んだ結果、ひたすら北上に絡み、それ以外の時は寄せ付く艦娘達に悪態をつく自己中心的なキャラとして描写される。気にすら悪態をつくアレっぷりに、一時期twitter二次創作なりきりアカウントガチレズ大井bot」が活動を一時期停止するほどのヘイトを稼いだとされる。

それが一度や二度、の顔をして三度までならともかく、全12話全てにノルマの如く描写されるのだから彼女に対して「またかよ……」と怒りを通り越して呆れる感覚を抱いた視聴者も多い。

ただし、この問題はガチレズという事が玉にあがっているのではなく、むしろ「嫌なが過ぎる」のがどである。あそこまでご熱心に排他的な大井を描くのであれば、3話の睦月如月の説明程度には描かないと見ている人間にとってはただただフラストレーションが溜まるだけである。流石にあれでは言及が少ないので「考えるな、感じろ」は通用しない。

余談だが、本アニメにおける同艦は同艦同士で行動することが多い(川内睦月など)が、アニメに登場している同艦の球磨多摩との絡みはない。

北上の場合

その大井に関連して北上原作にある自由意志あふれるマイペースな描写は皆無で、口うるさい大井に対して成す術しのキャラとして多く描かれており、立たないが明らか変されている。

しかし、訓練中の吹雪を見かねて大井視して講義を行ったり、第五遊撃部隊時には旗艦である吹雪を守り立てる等、必要最低限ではありつつもよき先輩としての描写もあるため被は少ない方である。

また賛否両論ではあるが、8話におけるダイナマイトバディかつ手な水着もまた原作変かつ批判の対となっている。実際にゲームにおける中破から北上はさして立胸部装甲は見られない事も批判の理由である。爆弾ってそういうことじゃねーから。

関連動画

関連静画

足柄の場合

原作キャラがあまりにも違いすぎるだけではなく、その多くが『いじり』の為のモノであった事から、必要以上に視聴者からのヘイトを集める結果となった。

第2話において座学の教官として登場。座学態度の良くない夕立問い詰めた際、如月に機嫌が悪い理由を「合コン失敗」と流言されたので如月チョークを投げつけ大破させる。
また、第6話ではカレーイベントラスボスとして君臨。何事にも全で挑むのは原作キャラらしいが、「合コン後に泣きながら酔い潰れる」だの「に行かせてあげたい」だの散々な言われようである。さらに同シーンでは必死さのあまり、第六駆逐隊の面々に「死に損ないども」と言い放った。
第3話で如月沈し、第4話冒頭では如月沈にショックを受けた駆逐艦(もちろん六駆も含まれる)達を姉妹と共に気遣うような素振りを見せていたにもかかわらず、である。どう見ても教え子に対しての態度じゃない・・・

原作ゲーム足柄は1にも2にも戦闘で勝つことを考えて提督に報いる事を是としており、「カツ」という言葉に対して究極にゲンを担いでしまう戦闘民族であり、アニメにおける描写は(放映前から放映中にかけて)カツカレーを扱ったこと以外はほぼ全てファンサイド二次創作上でしか存在していない。

アニメでは原作準拠の個性は一切表現されず、アイデンティティであるはずの戦闘(出撃)の機会すら一度もなく、二次創作でしか存在しないコメディリリーフ面のみが描かれる結果となった。

ついでに元ネタである重巡洋艦足柄ジャン・コクトー等の西欧人が絶賛している経緯がある事や、終戦間際まで活動していた事からも、むしろ男運に恵まれていた軍艦である。

関連動画

関連静画

祥鳳の場合

彼女の登場は戦闘シーンではなく、敵の急降下爆撃を受け大破炎上しているシーンであった。この間祥鳳台詞は一切なく、数秒間映された後にフェードアウト。それ以降は登場しない。

第7話では他の鎮守府や別働隊の存在が示唆されたが、描写不足のためその実態は不明。祥鳳MO作戦に参加していたようだが、彼女がどの鎮守府に所属していたのか、大破炎上した祥鳳がその後どうなったか、といった安否情報も一切不明である。そのため、祥鳳は「大破炎上(史実の通りであればそのまま沈没)するためだけに登場した」と言っても過言ではない。挙句「炎上祥鳳」というタグまで作られる始末。

ようやく名前が登場してどんな活躍を見せるのかと期待したら、まさかの出落ちである。

関連動画

関連静画

隻眼ヲ級の場合

キャラクターである深海棲艦の中でもトップクラスに人気の高い空母ヲ級隻眼ヲ級と呼ばれる個体は7話で初登場した。元々は普通空母ヲ級だったが戦闘中吹雪撃を左に受け隻眼となる。その直後大井北上ヲ級に向けて魚雷を放つが重巡リ級われリ級沈、ヲ級は悔しげな表情を浮かべ撤退する。また9話でオーラを纏って再登場し、鎮守府を直接爆撃するなど、ストーリーの中核に位置するキャラクターのように見えた。視聴者の間でも「最終話吹雪隻眼ヲ級が直接対決するのではないか」と予想されていたが…その予想は的中した。微妙な形で。

最終話終盤、敵機動部隊を倒せば限に回復する飛行場姫(中間棲姫)の再生を止められるという状況で登場。隻眼ヲ級に随伴する敵艦を金剛が撃沈し、ついに吹雪は一対一で隻眼ヲ級に立ち向かう。両者対峙し睨み合い…吹雪魚雷を発射!…が、そこで画面は切り替わり長門横顔アップ。ドカーン夕立空母、撃沈したっぽーい!」 そう、隻眼ヲ級は画面外であっさりと沈したのである。敵側の重要人物のような印があっただけに、まさか画面の外で沈められるとはも考えてはいなかっただろう。BD版では戦闘・シーンを追加してあげて!お願いだから!

中間棲姫の場合

最終話の12話にて突如登場。なんとモデルが全く異なり、プレイヤーからは別人だと考えられていた飛行場姫が、中間棲姫へと変形したのである。これにより、二次創作等で別人として楽しんでいたファン達は、複雑な思いを抱くこととなった。
更に声優原作川澄綾子さんと明記されていたのにも関わらず、アニメでは飛行場姫からの続投で榊原良子さんが演じることとなった。

だがここまでのアニメ仕様は全くの序の口だと言っていい。

原作では「誘爆シテ沈ンデイケ」といった高圧的なセリフや、「捉エテイルワ」「ソレコソ慢心ネ」といった落ち着いたセリフがあり、高圧的ながらも冷静沈着な印を受ける。またデザイン美しいものであるため、敵ながらファンも一定数存在していた。

にも関わらず、アニメでは原作セリフ皆無で、ほぼ呻きをあげているだけであったため、知性といったものが感じられず、原作べて魅が著しく減っていると言っても過言ではかった。

また随伴艦が事な限りは、損傷しても再生するという設定が付加され、腕がふっ飛んだり、があいたり、火傷をしても時に再生するなど、艦娘の負傷描写とべ、全く容赦のい惨い描写がされ続けた。(更にこの時には悲痛な呻きつきである…)

そして極めつけはその最期である。まるで実際の艦や基地のように、内部(体内)からいくつもの爆発が起こり、胴体のあちこちが爆発で膨れ上がり、最後は破裂して爆散するという、まるで北斗神拳トドメを刺されたかのような、極めて惨たらしい最期を遂げさせられたのである。
ここまで凄惨な最期を遂げたのは作中で中間棲姫だけであり、敵とはいえファンも存在する女性キャラへのこの仕打ちに、気分の悪くなった視聴者も多いことだろう。

ファンの願いとしては、せめてこの埋め合わせに、今後は公式グッズ等で優遇するくらいはしてあげて欲しいものである。

アニメ放映の余波

2015年3月28日から「艦隊これくしょん -艦これ-(アニメ)」の記事掲示板への書き込みにプレミアム規制がかけられた。(この時点でTV版は最終話まで放映済みだが、ニコニコチャンネル最終話まで配信されていない)

記事掲示板規制は、批評コメント荒らしが同時に殺到している最中に行われたため、正確な規制理由は不明だが見方次第では「運営側による騒動の把握言論統制では?」とも解釈できる。
結果として行き場を失った不満が艦これ関連の各記事に流れる事態となっている。

留意点

上述のような、キャラの設定変・不遇扱いなどに多くの批判が殺到しているが、これらは飽くまで「解釈・受け取り方」の一つであり、純にこのアニメを楽しむファンいて良い理由にはならない。論、キャラクターを演じた声優や「艦これ」の二次創作作者にも落ち度はない。

また、「アニメに出なかったから被者」「アニメに出たから被者」と短絡的にキャラクターを被者扱いするのではなく、「被者」として扱う以上、第三者から見ても理解を得られるようなを心がけていただきたい。

関連項目


【スポンサーリンク】

携帯版URL:
http://dic.nicomoba.jp/k/a/%E8%89%A6%E3%81%93%E3%82%8C%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%83%A1%E8%A2%AB%E5%AE%B3%E8%80%85%E3%81%AE%E4%BC%9A
ページ番号: 5310036 リビジョン番号: 2185293
読み:カンコレアニメヒガイシャノカイ
初版作成日: 15/02/11 19:55 ◆ 最終更新日: 15/03/31 23:58
編集内容についての説明/コメント: 中間棲姫を追加
記事編集 / 編集履歴を閲覧

この記事の掲示板に最近描かれたお絵カキコ

お絵カキコがありません

この記事の掲示板に最近投稿されたピコカキコ

ピコカキコがありません

艦これアニメ被害者の会について語るスレ

1146 : ななしのよっしん :2015/04/03(金) 19:23:18 ID: fgsp+isGQJ
>>1137
それがあると思うぞ
加賀の経緯には軍縮条約や震災が絡んでくるんだが
それともアニメの薄っぺらい史実要素らしく、何となくそうなったとか?
1147 : ななしのよっしん :2015/04/03(金) 19:28:47 ID: wPYPF2xBzq
運命のくびきとやらが姿を現すとしたら藤崎の女媧並にスケールの大きい存在になりそうだな
1148 : ななしのよっしん :2015/04/03(金) 19:35:48 ID: 2SN/1xDrTu
加賀改造経緯全に失念してたわ… RJとかもうわけわかんねぇなぁ…
やっぱ一箇所つじつま合わせると、どっかで干渉して頭が痛くなってくるw
ふと言った元戦艦という悪口から史実を思い出し、回避の足がかりにする話だったらなぁ(遠い
1149 : ななしのよっしん :2015/04/03(金) 19:47:10 ID: ItFuIFCoIB
>>1147
でも画面外で沈して終わるんでしょう?
1150 : ななしのよっしん :2015/04/03(金) 19:51:40 ID: UFrgHOwzN6
そもそも11話でいきなり歴史の修正だかそんな話を始めても、唐突に思いついたから入れました、としか思えない。
普通アニメなら、最初からそういう設定で作るから伏線るし、3話なんて最高の舞台なのに、一切なし。
絶対後から考えただろ。
1151 : ななしのよっしん :2015/04/03(金) 20:47:18 ID: QpUfHwYgd/
加賀スレ瑞鶴の「元戦艦」発言は加賀の生まれの不幸加賀「土佐」と赤城天城」の死)に対する最低の暴言って摘されてたな
1152 : ななしのよっしん :2015/04/03(金) 21:06:11 ID: m6OUVDVlkb
詳しく掘り下げれば掘り下げるほどカバーどころかますますひどいところが見つかるアニメというのもすごいな
1153 : ななしのよっしん :2015/04/03(金) 21:11:30 ID: xj3Y3cno9G
アニメ者と全く関係ない話してないか?
1154 : ななしのよっしん :2015/04/03(金) 21:18:41 ID: lnKMvXf4vq
前のレス摘されてたけど、既に戦の整った鎮守府で新人設定の吹雪主人公にして物語を展開していくこと自体理な話だったんだよなぁ・・・
個人的にまだまだ戦の整ってない鎮守府吹雪と新人提督が配属されて、二人三脚で頑っていく話にしてほしかったなぁと。提督とのダブル主人公にしてさぁ。

>>1153
それについては項アニメ放映の余波』の最後の文を参照。
1155 : ななしのよっしん :2015/04/03(金) 21:37:14 ID: 3wZpuEdjV1
>>1150
最初からそういう設定の話だけど製作がド無能ド低脳だからこういう結果になったんだと思う
伏線とかもっとくに出しとけという当たり前の話にすらいたらない
  JASRAC許諾番号: 9011622001Y31015