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【ビジネス解読】
タチウオ乱獲、韓国漁船のデタラメ申告…日本側EEZでやりたい放題、拿捕続出の背景
このため昨年7月1日以降は、EEZ内における日韓とも相手国のEEZ内では操業できない状態になっていたが、今年1月にようやく交渉が妥結した。16年6月末までの総漁獲割当量は相互に6万8204トンと定めたほか、韓国はえ縄漁船の許可隻数を19年までに2割削減▽韓国漁船の違法操業根絶に向けた対策強化▽日本のまき網漁船の許可隻数を19年までに30隻削減-などを決定。漁業者は1月20日から操業を再開した。
日本のEEZ内のはえ縄漁船によるタチウオ漁については、3430トンを韓国側に割り当てた。だが、韓国側からは「わずかな上積みでは納得できない」「はえ縄漁船が経営難に陥る」などとの主張が根強い。操業日誌の過少申告という違反が相次ぐのは、漁期入りの後れを取り戻そうとする漁業者らの焦りの表れにほかならない。