数々のWEB制作会社を見てきた担当者のホンネを聞いた
こんにちは。プロデューサーの岩田です。 先日、BtoB企業のクライアント様でマーケティング部門に属し、WEBマスターをつとめる方(「Tさん」とさせていただきます)と面会してきました。
主な目的はというと、このブログについてのヒアリング。企業のWEB担当の方は、どんなテーマに常に気を配っているか。どんな記事を最も読みたいか。そして仕事を依頼してみたい、につながるブログ記事は何か。そんなことを聞きたいと申し込んだところ、快く応じていただきました。
その際に話はひろがり、「WEB制作会社は数あれど、クライアント担当者からはどう見えているのか?」「どんなタイプがあるのか?」「どんなところに仕事を依頼したいのか?」など、はからずもホンネや現実の姿を聞くことができました。
そこで本人のご了解を得て、以下にインタビュー形式で紹介します。グレーの吹き出しが私、ベージュがTさんです。
ふたつに分かれたWEB制作会社の傾向
前者はビジュアル重視で、結果を出すための視点がなかったり、そこから離れていってしまう傾向がどうしても抜けない。なので本質的にウチのようなBtoB企業と合いませんでした。
それとスタッフが入社1年から3年くらいとかで若く、うちのビジネスをほとんど理解してくれないケースが多かったですね。ヒアリングという名目で同じ説明を3回くらいさせられたこともあって参りました。
後者の3〜4社はいかがですか?
スタッフ間の意識や対応にギャップが
問題は、営業と制作の現場のギャップです。最初に来るのは営業の人。営業ですからあれもこれも「ヒアリングと協議を重ねて提案しながらやります」と約束していきます。
でも、いざ実際の案件として進み出すと、ディレクターという別の人が要件定義書を持ってきて「この通りやります。ここから外れると追加費用がかかります」とやられるわけですね。
最初の提案ではやはりうちのビジネスへの理解が足りないですから、こっちとしてはそこから詰めていきたい状況なのに。
もしいたとしても、呼んできて実際に形にするには相当時間がかかったり、コストを覚悟しないとできないから、うちでは難しいんだろうとも思いました。
責任はクライアントの側にある
まずビジネスを理解してくれる出発点で、他社とは比較にならないと感じました。だからもとの提案が的を得ていますし、実際に仕事に入っても的確に軌道の調整や課題の解決をしてくれる。もちろん何をどう採用するかは最終責任を持つこちらで決めますが、求めているところまで最短距離で到達できます。
スタッフの皆さんも誠実で頼りになりますし、デザインや技術を使った実装も的確で非常にスピーディです。 これまでに取引してきた会社をはじめ、いろいろなWEB制作会社からアプローチをいただきますが、イングスさんのキャパシティが許す限り、もう他社に発注することはないと思います。
終わりに
別のヒアリングをしに来たのですが、思いがけずこんなに高い評価をいただいてしまい、最後はグダグダになってしまいました。
なかなか聞けない担当者側から私たちのWEB制作業界を見たナマの感想が新鮮だったこと、またいただいた評価をうちのスタッフなどにも知らせたいという気持ちで、許可をいただきインタビュー形式にして紹介してみました。
なおもともとインタビューをしに行ったわけでないので、写真はありません。録音もしていませんので記憶とメモを頼りに書いてます。一語一句にまで自信はありませんが、ほぼこのままの内容です。ヤラセじゃありませんので。
実はTさんにこの記事を確認してもらったところ、許可とともにこんなことまでおっしゃっていただきました。
そこまで言っていただけるとは…。本当にありがたいかぎりです。
ではお言葉に甘えて、もしTさんにヒアリングしたかったらこちらからお問い合わせください、と言っておく。(^_^)
さて、これを励みにしてまたがんばるか。