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【埼玉】

楽しく踊って憲法学ぼう 川口でイベント ラッキィ池田さんも参加

ラッキィ池田さん(右)の指導で元気に踊る園児ら=川口市で

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 人気アニメ「妖怪ウォッチ」で「ようかい体操第一」の振り付けを手掛けた振付師のラッキィ池田さんと弁護士が共演し、子育て世代の女性に憲法への関心を高めてもらうイベントが三十一日、川口市の川口駅前市民ホールで開かれた。県内の園児や母親ら約三百五十人が参加し、楽しく踊りながら憲法を学んだ。

 主催したのは、全国の弁護士有志でつくる「明日の自由を守る若手弁護士の会」。同会会員で、母親らに憲法を分かりやすく伝える「憲法ママカフェ」を県内や東京都内で開いている竪十萌子(たてともこ)弁護士(33)=埼玉弁護士会=の活動に、ラッキィさんが賛同し実現した。

 この日はラッキィさんの指導で親子がようかい体操第一を踊り、竪弁護士は「自由に楽しく踊れるのも憲法のおかげ」と説明。母親たちは「国民主権」「基本的人権の尊重」「平和主義」の憲法三大原則を覚える早口言葉にも挑戦した。

 三歳の長女と参加した富士見市の主婦小栗知美さん(40)は「普段は育児に追われ学ぶ時間がなく、このようなイベントはありがたいです」と話していた。

      ◇

 三十日には草加市内で「憲法親子カフェ」も開かれ、参加した小学生や母親ら二十五人が竪弁護士から憲法の意義を学んだ。

 過去の憲法ママカフェに参加した同市内の主婦遠藤良美さん(34)が知人らに声を掛けて開催した。竪弁護士は、憲法九条などの改正論が出ていることに触れ「国民が関心を持ち続けないとあっという間に日本の形は変わる可能性があります」と語った。

 参加した同市の西間木優也君(9つ)は「何で戦争が起きるのか気になっていたけど、よくわかりました」と話していた。 (竹内章、鷲野史彦)

 

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