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子どもの貧困対策で国民運動展開へ4月2日 19時01分
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ひとり親家庭の増加などを背景に貧困に悩む子どもが増えているとして、政府は、経済界や労働界などの代表を招いて会合を開き、民間資金を活用した基金を創設するなどして子どもの貧困対策の充実・強化に向けた国民運動を展開していくことを確認しました。
総理大臣官邸で開かれた「子供の未来応援国民運動」の発起人集会には、安倍総理大臣や関係閣僚のほか、全国知事会長を務める京都府の山田知事や、経団連の斎藤副会長、連合の古賀会長、それにNPO法人の代表者などが出席しました。そして、政府、地方自治体、経済界、労働界などが協力して子どもの貧困対策の充実・強化に向けた国民運動を展開していくことを確認し、趣意書を取りまとめました。
それによりますと、「貧困の連鎖によって、子どもの未来が閉ざされることが決してあってはならない」として、国民の力を結集して、すべての子どもたちが夢と希望を持って成長していける社会の実現を目指すなどとしています。
そして、▽民間資金を核とする基金を創設し、地域に根ざした学習支援や生活支援を行う団体を助成するなど、各種の支援事業を展開するほか、▽すぐれた取り組みを表彰する新たな総理大臣表彰を設けることなどが盛り込まれています。
政府は、ことし夏までに事務局を立ち上げ、これらの取り組みの具体化に向け、関係機関などとの間で調整を進めることにしています。
それによりますと、「貧困の連鎖によって、子どもの未来が閉ざされることが決してあってはならない」として、国民の力を結集して、すべての子どもたちが夢と希望を持って成長していける社会の実現を目指すなどとしています。
そして、▽民間資金を核とする基金を創設し、地域に根ざした学習支援や生活支援を行う団体を助成するなど、各種の支援事業を展開するほか、▽すぐれた取り組みを表彰する新たな総理大臣表彰を設けることなどが盛り込まれています。
政府は、ことし夏までに事務局を立ち上げ、これらの取り組みの具体化に向け、関係機関などとの間で調整を進めることにしています。
首相「社会全体で支える仕組みを」
会合の中で、安倍総理大臣は「経済的に厳しいひとり親の家庭や、3人以上子どものいる多子世帯の自立を応援していく必要があり、関係閣僚に対し、充実策の検討を指示した。夏を目途にその方向性を取りまとめ、年末を目途に財源確保を含めた政策パッケージを策定していく。既定の予算を見直し、社会全体で子どもの育ちを支える仕組みをつくっていきたい」と述べました。
子どもの貧困率 最高に
厚生労働省が去年発表した平成24年の調査結果では、家庭の所得が少ないために貧困の状態にある17歳以下の子どもの割合を示した「子どもの貧困率」は16.3%となり、調査を始めた昭和60年以降で最も高くなりました。政府は、この背景には離婚などにより、ひとり親家庭が増加傾向をたどっていることが背景にあるとみています。
平成25年の時点で、大人が2人以上いる世帯の貧困率が12.4%だったのに対し、ひとり親世帯では54.6%と大幅に高くなっていて、子どもの大学などへの進学率は、一般世帯が73.3%なのに対し、ひとり親世帯では41.6%にとどまっています。研究者からは、ひとり親世帯の多数を占める母子世帯では、一般世帯に比べて子どもが高校を中退する割合が高く、貧困の連鎖が起きやすいという指摘も出ています。
こうしたことから、政府は、去年初めて、「子供の貧困対策に関する大綱」を閣議決定し、高校生向けの給付型の奨学金の拡充や、ひとり親家庭の生活や就労を支援する専門員を配置するため、今年度予算案に必要な予算を盛り込みました。
平成25年の時点で、大人が2人以上いる世帯の貧困率が12.4%だったのに対し、ひとり親世帯では54.6%と大幅に高くなっていて、子どもの大学などへの進学率は、一般世帯が73.3%なのに対し、ひとり親世帯では41.6%にとどまっています。研究者からは、ひとり親世帯の多数を占める母子世帯では、一般世帯に比べて子どもが高校を中退する割合が高く、貧困の連鎖が起きやすいという指摘も出ています。
こうしたことから、政府は、去年初めて、「子供の貧困対策に関する大綱」を閣議決定し、高校生向けの給付型の奨学金の拡充や、ひとり親家庭の生活や就労を支援する専門員を配置するため、今年度予算案に必要な予算を盛り込みました。