【ワシントン=川合智之】オバマ米大統領は2日、ホワイトハウスで声明を読み上げ、イラン核問題の包括解決に向けた枠組み合意について「完全に実行されれば、イランの核兵器入手を防ぐ歴史的合意だ」と評価した。イランは核兵器を保有できなくなり「世界はより安全になる」とした。
オバマ氏は2日、オランド仏大統領、メルケル独首相、キャメロン英首相と電話で協議した。今回の枠組み合意がイラン核問題の包括的解決に向けた重要な前進であることを確認した。
サウジアラビアなど湾岸協力会議(GCC)加盟6カ国の首脳を今春、ワシントン郊外のキャンプデービッドに招待したことも明らかにした。イラン核協議や中東情勢を話し合う。
国連の潘基文事務総長は2日、イラン核協議の枠組み合意を「祝福する」との声明を報道官を通じて発表した。イラン核問題の解決が「地域の平和と安定に貢献する」と述べた。
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