こんにちは、ほそいです。
すっかり春めいてきましたね。
今回は、ピクニックにも最適な中東料理「フムス」を作ってみたいと思います。一度食べたらやみつきですよ!
「フムス」は「ホンモス」などとも呼ばれ、中東ではメジャーな食べ物。
茹でたひよこ豆に、練りゴマ、にんにく、レモン汁、オリーブ油、塩などを混ぜ合わせたペースト状のもので、昔から食べられている伝統料理でもあります。
肉を一切使わないけれど、栄養も食べごたえもあるので、ハラル食品の定番である一方、ダイエットフードとしても話題を集めています。
ところで、フムスは正式にはどこの国の料理なのでしょう。
レバノンとイスラエルでは、フムスの本家争いが加熱しているそうです。
2009年10月24日に、レバノンの首都ベイルートで重さ2トンのフムスを作りギネス・ワールド・レコーズに世界一の巨大フムスと認定された。この催しは、フムスがレバノンのものであることを再確認するために行われた。
2010年1月8日に、イスラエルでレバノンの巨大フムスに対抗してエルサレム郊外のアラブ系住民の村アブ・ゴーシュで、重さ4トンのフムスが作られ、ギネス記録を更新した。
2010年5月8日に、レバノン側はベイルートで重さ10トンのフムスを作り直ちにギネス記録を更新し世界一の座を奪回した。
(Wikipedia より抜粋)
2トン → 4トン → 10トン! 半ばやけくそ。
そもそも量で本家が決まるというルールはどこから出てきたのでしょう。気になります。
そんなおもしろ料理フムスを、さっそく作ってみましょう!
今回は乾燥ひよこ豆を使いました。
皮をむくのが面倒なので、皮のむかれたものを用意しましたが、もっと面倒なら、水煮缶を使うのがよいです。
乾燥ひよこ豆(2カップ)を一晩水につけます。
そして、粉っぽさがなくなるまでひたすら(一時間くらい)煮ます。
フードプロセッサーにイン。練りゴマ大さじ2、レモン汁を大さじ2、オリーブ油大さじ2、にんにく(2片)。味付けの塩とクミンパウダーはお好みで。
固い場合は、豆の茹で汁を少しずつ加えながらやると、なめらかになっていきます。
マッシュポテトくらいの固さになったら出来上がり。
お気づきだと思いますが、材料を全部フープロで混ぜれば良いだけなのです。
豆を水につける&煮るという行程でかなり時間を使ったけど、水煮缶を使えば5分でできる料理だったのです!
パセリとパプリカで彩りを加え、それっぽく盛り付けました。
盛り付けに決まった形式はなく、オリーブ油をドバドバかけることさえ忘れなければOK。
にんにくとクミンの風味がきいていて、食べごたえ充分。
腹持ちもよいので、本当にダイエット食品として優秀だと思います。
その上、ひよこ豆はたんぱく質、ビタミン、ミネラル、食物繊維などが豊富なので、美容にもってこい。
100グラムくらい食べるとお腹がいっぱいになるけど、170kcalだそうです。
ハリウッド女優のアン・ハサウェイも食べているそうですよ。
チャパティ(ナンに似たパン)も焼いてみました。
フムスはパンやクラッカーによく合います。味を濃くして野菜スティックのディップ代わりにしても◎。
ピクニック気分で、と外で食べてみたけど、淋しいサラリーマンのお弁当風景になってしまった。
ヨルダン料理店で食べた、フムスのナス版(ババガンニュージュ)もおいしかったです。ひよこ豆を、皮をむいたナスにするだけです。
つくづくイスラム教の人たちは豆や野菜でおいしいものを作る天才だなと思いました。
フムスは、好みで色んなスパイスを入れて楽しめるのもよいです。コリアンダーやガラムマサラを入れてみたり、辛いものが好きならチリペーストなど。
ダイエットとして食べる場合でも飽きずに続けられそうです。
以上、おいしくてキレイになれるスーパー料理、フムスの紹介でした。
プロフィール
ほそいあや
「猫を愛でることと虫を食べることが趣味」
ブログ:http://seiten4go.com/
Twitter:https://twitter.com/hosoi/