こんにちは。
現在、3児の母をしている主婦33歳です。
20歳で自動車免許を取得して以来、ペーパードライバーでしたが、長男の幼稚園の送り迎えを機に、2年前から毎日のように運転するようになりました。頑として譲らない夫の好みによって、我が家はマニュアル車だったため、当初は大変苦労しました。こすったりぶつけたり、坂道で後退したりエンストしたりと踏んだりけったり。自分はなんて情けない人間なんだと憂鬱な日々でした。しかし!
四苦八苦しながらマニュアル車を運転すること約2年、私はすっかりその魅力に取り付かれてしまったのです。
2年前は「複数の人が運転する場合は、一番弱者に合わせて車を選ぶんだよ。みんな周りはオートマだよ」と夫にぐちぐちいっていたのになんて変化。
自分でも信じられません。今ではうまくギアチェンジできたり、ギューンと加速していく爽快感で運転が楽しくて仕方ありません。
人生って予想もつかないことばかりですね。幼稚園の送り迎えや買い物で、主婦って日常的に運転する機会が意外に多いんです。そんなファミリー層にこそ、日々の運転が楽しくなるマニュアル車が普及してほしいなぁと思うのですが、どうすればママ友にマニュアル車の魅力が伝えられるのでしょう?
マニュアル車の魅力を語り合えるママ友、一人もいません。
(ホノルルマラソン、女性、33歳、主婦)
マニュアル車って、コーヒーでいえば「自分で豆を選んで、それを挽いて、ミネラルウォーターを沸かして、適度な温度にして、それで丁寧に淹れる」みたいな感じです。そうやって飲むコーヒーって、マシンで適当につくったコーヒーとは確実に味が違います。そしていったんそういう味に慣れると、もう元には戻れません。僕はオートマチック車(ワゴンタイプ)とマニュアル車(オープン2シーター)を一台ずつ持っていますが、大きな荷物がなければ、やはりマニュアル車を選んでしまいます。運転していて楽しいから。あなたの気持ちはよくわかります。なかなかまわりの人には理解されないと思いますが。
村上春樹拝