マイクロソフトがスキャナアプリ Office Lens を iOS / Android 向けにリリースしました。Office Lens はスマートフォンのカメラで撮影した文書やホワイトボードを自動できれいに補正して取り込むスキャナアプリ。
取り込んだ文書中の文字をテキストデータに変換するOCR機能を備えるほか、OneDriveへの自動アップロードや、画像やPDFとして保存、OneNote / Word / PowerPoint で開いて編集するなど豊富なエクスポート機能が特徴です。
スマートフォンのカメラで撮影するスキャナーアプリは以前からありますが、Office Lens は日本語対応の OCR(テキスト認識)機能も無料で使える点がポイントです。取り込みはカメラのほか、左上のメニューからインポートを選べばすでに撮影済みの写真や、保存した任意の画像にOCRをかけられます。
マイクロソフトがOffice として全力推しするメモアプリ OneNote では以前から画像を取り込むとOCRしたテキストをコピーできましたが、Office Lens はスキャン機能だけを切り出したようなアプリです。
また Office Lens の名のとおり、画像やPDFとして保存するだけでなく、Word や PowerPoint にエクスポートすればそのまま編集できる連携機能も売り。歪みやコントラストを調整した画像と、認識したテキストの両方が送られるため、OCRが怪しい部分や読み取れない手描き、デザイン性の高いロゴなども保存しつつ作業できます。
Office Lens は iOS 版が App Store で無料配信中。Android版はプレビュー公開のため、Office Lens の Google+ コミュニティに参加して「テスターになる」からリンクを辿らないとまだダウンロードできません。Windows Phone 版は2月から配信済み。
Office Lens (App Store)
Office Lens (Google+)