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春闘 中小企業でも去年を上回る回答4月2日 17時17分
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労働組合の連合が、ことしの春闘の交渉の妥結額を先月末現在でまとめたところ、中小企業でも賃金の引き上げ額は平均で月額5000円を超え、去年をやや上回っていることが分かりました。
これは連合が2日記者会見をして明らかにしました。それによりますと、先月末までに春闘の交渉が終わった組合は全体のおよそ3割に当たる2003組合に上り、従業員全体の基本給などを引き上げる「ベースアップ」と、年齢や勤続年数に応じて基本給などが上がる「定期昇給」を合わせた額は、正社員の平均で月額6944円となりました。これは、去年の同じ時期と比べて449円の増加です。
このうち、従業員300人未満の中小企業1216組合の賃上げ額は平均で月額5185円で、去年の同じ時期を375円上回っています。また、非正規労働者は、時給で去年をおよそ6円上回る平均18円余りの引き上げ、月給では去年より1046円高い4237円の大幅な引き上げとなりました。
連合の古賀会長は「まだ7割の組合が交渉を続けているので、中小企業と大手企業の格差是正に向けて取り組みを強化して賃上げの流れを波及させていきたい。非正規労働者については人手不足の影響もあり、大きな賃上げにつながったのではないか」と話しました。
このうち、従業員300人未満の中小企業1216組合の賃上げ額は平均で月額5185円で、去年の同じ時期を375円上回っています。また、非正規労働者は、時給で去年をおよそ6円上回る平均18円余りの引き上げ、月給では去年より1046円高い4237円の大幅な引き上げとなりました。
連合の古賀会長は「まだ7割の組合が交渉を続けているので、中小企業と大手企業の格差是正に向けて取り組みを強化して賃上げの流れを波及させていきたい。非正規労働者については人手不足の影響もあり、大きな賃上げにつながったのではないか」と話しました。