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 人気アニメ「妖怪ウォッチ」の曲の振り付けを担当した振付師、ラッキィ池田さん(55)が「憲法ダンス」を考案し、子どもたちに初披露した。「憲法を大切にする思いを受け継ぎたい」。長くラジオで共演し、今は闘病中の放送タレント、永六輔さん(81)の存在に背中を押された。

 「妖怪みたいに政治家さんが暴れ出さないようにするのが、憲法なんだね」

 3月31日、埼玉県川口市の市民ホール。親子で憲法を学ぶイベント「ゲラゲラポーからケンポーまで 楽しく踊って学んじゃおう」で、ラッキィさんは頭にゾウの形のじょうろを乗せたおなじみの姿で、約350人に語りかけた。

 「憲法を早口言葉で言うと覚えられるかも!」。両手でハトの形をつくる三つの振り付けを繰り返し、「立憲主義・民主主義・平和主義」とリズミカルな「憲法ダンス」を踊ってみせた。子どもたちもステージの前で大きく手を振って踊った。

 ラッキィさんは、永さんが番組パーソナリティーを務めるTBSラジオ「土曜ワイド」に、リポーターとして1991年から出演している。今年2月、「憲法ママカフェ」を40回以上開く竪十萌子(たてともこ)弁護士(33)の活動を知り、番組出演を依頼。その後、今回のイベントを主催する竪さんがラッキィさんに「ぜひ『憲法』で新しい振り付けを」と依頼した。