「ゲームをしていたのに、東大に入れたのか。
ゲームをしていたから、東大に入れたのか。―― 僕の場合は後者であろう」
コレ読みました
予想以上に良い内容だったので皆さんにも紹介したいと思います
・どんな本なのさ?
内容をザッと説明すると、まあタイトル通りなんですけど
もう既にタイトルで目を惹きますよね
東大出てそれってどうなん!? みたいな もったいな! みたいな。 っていうかプロゲーマーって存在すんの!? みたいな
ちなみに僕はタイトルではなく、著者に惹かれて購入しました
最近よく格ゲーをやってるんですけど、
内容として、
プロの格ゲーマーってどうやってお金稼いでんの!? って事なんかもわかります
それで、やっぱり一番気になるのは「
本文を読むとわかりますが、「ときど」
では、何故なのか
理由、すぐに書いてあります
何よりもゲームが好きだから
わかりやすいですね
まあ実際はそこに至るまでのエピソードががっつりあるわけですが
勉強を頑張っていた理由も「褒められるから」と「
ちなみに子供の時からゲームが強く、
今でも1日最低8時間はゲームの練習をするそうです
しかもゲームに疲れたら息抜きにゲームをしますとか言っててもう
(※僕↓)
(※この後一生起き攻めでハメられて死ぬ)
・驚くべきプロ意識
そんで、
これは他のプロのゲーマー達にも共通することで、理由として
世界中の大会に出る事が多く、
らしいです
もう体を鍛える理由までゲーーーム! 何でもゲーム!!
流石としか言えません
・「ときど」というプレイヤー
まずこちらを見てください
「見ろ! まるで殺し屋の顔つきだ!」
と実況され
「Tokido with the murder face!」
等とコメントされるほどです
集中した「ときど」は、二つの意味で怖いです
これは「ときど」自身も実際に「自分はそういうプレイヤーだ」
そうです。
本書では
実力と勝敗が全てではなく、観客を楽しませるプレイや礼儀が大切
見ての通り会場でもバカ受けです
・なぜ日本人の格ゲーマーは強いのか
格ゲーの世界大会で、日本人が上位を占める事は非常に多いです
そしてこれは海外ではあまり見られない光景らしいです。
そのような常に緊張感を持った対戦をしている海外勢ですが、
「しかし直接戦ったら勝つのは自分達だ」
そして
「手段を選ばない勝ちたがりを続ければ相手にされなくなる」
「格ゲーはいい人だけが勝てる世界」「どんなに才能豊かなプレイヤーでも仲間と情報共有しあう習慣のあ るプレイヤーには勝てない」
という結論を出しています
誰よりも「ただ勝つ事」にこだわっていた「ときど」
・他にも
「ときど」が悩んでいる時にアドバイスを貰った「ウメハラ」
や
格ゲーファンには嬉しいですね
・この本のテーマ
僕の人生を切り拓いたのは、冷静さでも合理性でもない、
身を焦がすような情熱だった
この本のテーマは一言で表すならば、サブタイトルにもある「
これだけ真摯にゲームに取り組み、
「僕は自分1人では情熱を燃やせない人間だった」
では、どのように情熱の火を灯したのか
彼は、
「情熱に浮かされ生を燃やす快感を知った僕は、
もう情熱の芽のない場所では生きていけないのだ」
そして今度は自分が、受動的にではなく、能動的に動き出します
自分の情熱を最も燃やす事の出来る「格闘ゲーム」で
自ら動く事で「情熱」という火が大きくなっていく
「情熱はさらに、人を呼び寄せる。
情熱を持って事に当たっていると、困ったときや、 1人で超えられるよりも高い壁に出会ったとき、 必ず救いの手が差し伸べられる。 僕には練習相手をしてくれる仲間がたくさんいて、
彼らと切磋琢磨しながら強くなっている。 彼らが貴重な時間を僕に貸してくれるのは、
僕が真剣にゲームに打ち込んでいるのを知っているからだ。 僕の情熱を、粋に感じてくれているからなのだ。」
それこそが、ときどの言う「情熱」の凄さだと、僕は思う
「この人って熱いな、ちょっと面白いな」
彼らがきっと、あなたに火をつけてくれるはずです
・仕事と情熱
華のある仕事。
就きたい職業、就職したい企業のランキング上位には、
そんな魅力的な「イメージ」の職や企業が連なる。
しかし、実際に自分でその仕事に取り組んで、「イメージ」
どおりの姿に持っていくためには、結局のところ、
情熱というのが不可欠なのではないだろうかと僕は思う。
そしてこれは仕事に限った話ではない
理論は結局、情熱には叶わない。
おわりっ