ブログのアフィリエイト・アドセンス収入を増やす方法
ブログで稼ぐ方法、アフィリエイトやアドセンスの収入を増やすやり方を公開します。初心者や収益化を狙っている方は参考にどうぞ。
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ブログで生活するには
ブログを始めたのが2012年の4月なので丸3年が経ちました。
プロブロガーであるイケダハヤトさんの2014年度の収入は676万円+公演などのギャラだそうです。676万円は本の印税等も込みのようなのでブログからの純粋な売り上げは500万円弱といったところでしょうか。
2014年のブログ売上は「676万円」でした:内訳を公開します : まだ東京で消耗してるの?
でじねこ.comは2014年度のアクセス数が780万PV、ブログからの売り上げはイケダハヤトさんとほぼ同額でした。
ネットの情報を見ているとPVあたりの収益は高い方だと思うのでどんな点に気をつけているかを記しておきます。成果報酬型のいわゆるアフィリエイトと呼ばれているもの、そしてGoogle Adsenseに関して。
アフィリエイトはどうすれば買われるのか
アフィリエイトに関して言えばブログはお店でありブロガーは営業マンです。グルメブログなら内容次第でトマトジュース詰め合わせやら海外の調味料やらが売れるかもしれません。投資ブログなら株やFXの口座開設の契約が取れるかもしれません。
うちは雑多なブログ、中でもデジタル機器の話題が多いので電気屋と言ったところでしょうか。ビックカメラとか色んなもの置いてますし。
その例えで言うと検索から来るユーザは「その話題で困っている購買意欲の高いお客さん」です。そもそもの話、うちは検索からのアクセスが85%を切った月がありません。
あえて言えばSNS経由のアクセスは受動的アクセス(暇な時間にフラッと来た)、それに対して検索経由のアクセスは能動的アクセス(用事があって来店)。
もちろんフラッと来た方に売れるやり手の営業マンもいるでしょうが、それには文章力や書き手のカリスマ、セルフブランディングみたいなものが必要になってきます。どちらも私は持っていません。
キーワードにもよりますが検索から来る方は何かに困っているから答えやヒントを探しています。自分から欲しい情報を探す人がそれに関連した広告に興味を持つのは自然な事。
答えやヒントというのは競合サービスの比較だったり困っている事の解決方法だったり。検索に引っかかる書き方をしながら自分なりの答えを提示していく感じです。
特にサービスや製品の比較記事の場合はスペックを表にまとめてアフィリエイトリンクを張ってはい終わり、ではなく「そもそもなぜ比較記事を見に来たのか」を考える必要があります。
データだけでなく自分の言葉で自分の提案を
ユーザは比較する製品を決めあぐねていて色々なサイトを回っています。スペックや価格はどのブログにも書いてあり、その上で何を買えばいいか迷っている。
つまり「◯◯を重視するのであればこっち。△△に問題がなければおすすめはそっち。私は××なのであっちを検討しています」と具体的な答えや考えを提示するまでが一連の流れです。
特にライトユーザはスペックだけ見ても意味が分からない事も多いはず。それならその数字を言葉に変えてメリット・デメリットを伝えるのがユーザビリティの高い内容。自分だけの文章はSEOでも重要です。
仮にそれが拙い意見だったとしてもユーザの背中を押す意味はあるはず。同時にそれはアフィリエイトに関係なく個人ブログの一つの役割だとも思っています。個人の意見を書かなければ企業のニュースリリースと変わらないので。
目先の利益よりもユーザビリティ
今だと色々なブログで楽天モバイルが勧められていますが私はあまりプッシュしていません。スピードテストは最速でも3日間の通信量で速度制限がかかるのでMVNO界のソフトバンク的な印象を受けているからです。
DMM mobileが格安SIM業界最安へ。全プランの月額・比較
私は一番にDMM mobile、二番手にIIJmioのBIC SIMをおすすめしていますが、BIC SIMはアフィリエイト的には0に等しい商品です。他社製品が売れた時の1%程度の利益でしょう。
しかし重要なのは目先のお金よりユーザにとってどれだけ役に立ったかです。それが信頼感を生み、他ページも見てもらえる事になり、独自の文章でSEOにも強くなり、他の広告の収入が上がるという好影響に繋がるものと信じています。
私は「詳しくない友人から同じ事を聞かれたらどう説明してどの製品を勧めるか」を意識しています。
過度なバナーリンクは百害あって一利なし
私はバナーリンクはほとんど使いません。アドセンスと食い合う事になりますし広告臭が大きいからです。
回線契約など目に見えないサービスはテキストリンク、Kindle本やAmazonの品物は訴求力の高い画像リンクが基本。バナーリンクは純広告向けだと思っています。
サイドバーなど記事外のテンプレートにバナーを置くのも一般的ですが、ブログ全体で共通のテーマを取り扱っていない限り成約に至る確率は極めて低いです。ビックカメラの全フロアに同じ商品のPOPなんて置かないでしょう。フロア毎に適切なPOPを置いているはず。
それで全ページの読み込みをわずかでも遅らせるくらいなら私は置きません。コンバージョンの低い広告を置いておくのは無駄な商売っ気が出る、ページの読み込みスピードを遅らせるなどデメリットの方が大きいと考えます。
バナーの代わりにLP(その商品のPR記事)のリンクを張って誘導した方がPVもコンバージョンも上がると思いますよ。うちではスマホでもPCでも「Pick Up」としてアピールしています。
アフィリエイトのコンバージョンを高める方法
まとめます。私がやっているのはこれだけです。
1.検索からアクセスを集め
2.本当におすすめしたい商品だけを
3.イメージとテキストリンクを使い分けて置いていく
売れない場合は暇つぶしで記事が見られているのかもしれません。
ユーザビリティの高い紹介文が書けていないのかもしれません。
商品がイメージしづらかったり広告臭が出てしまっているのかもしれません。
広告案件の選び方
広告はASP(アフィリエイト会社)によって取り扱っている案件が違います。登録は無料ですが案件の提携に時間がかかったりするのでとりあえず有名どころを抑えて登録しまくればOKです。
うちはビックカメラなのでネット契約やスマホ販売の案件が多いバリューコマースとアクセストレード、業界最大手で案件が豊富なA8net、Kindle本やデジタル機器を売るためのAmazonアソシエイトに登録しています。が、後述するようにブログを始めたばかりの方は手を出さない方がいいと思います。
基本的にはアドセンスに任せて公開し、それに合った案件があれば後でリンクを差し込んでいくスタイルです。「ここに商品リンクがないのはむしろ不親切」という場所にだけ入れればOK。
マンガの紹介記事ならアマゾンのレビューを見たい人も多いでしょう。格安SIMのレポートを見て申し込みを検討する人なら公式サイトを探すはず。そこにリンクがないのは逆に不自然でありユーザビリティが低い証です。
アフィリエイトであろうとなかろうとリンク先は変わりません。ユーザにとってリンクはただのリンクです。
内容的にどうせ張る事になるリンク。それに合った案件があればアフィリエイトリンクに差し替える。買われれば紹介料が入る。それだけです。
初心者の方はまずはアフィリエイトをやらない方がいい
アクセスの少ない内はアフィリエイトをやる必要はないと思っています。9割の人が月に5,000円も稼げないなんて言われていますが、それはそもそも稼げない内に辞めてしまうから。
稼げないのは物理的に当然でアクセスがないから。アクセスがないのは有名人の様に固定ファンもおらずSNSで拡散しないから。記事も少なくSEOが効いていないので検索に引っかからないから。3ヶ月続けてまだ1日100PV(8割が自アクセス)なんてザラです。
こんな状態でアフィリエイトに注力する事自体無駄な努力です。そうしているうちに「ブログで生活なんて絶対ムリだ、時給に換算したら20円もいかない」という徒労感に押し潰されて更新を停止する事になります。貼っておくだけのGoogle Adsenseに任せてひたすら記事を書くのが挫折しないコツ。
先ほどASPによって案件が違うのでとりあえず登録しまくればいいと書きましたが、最初にあればいいのはアマゾンくらい(収益に関係なく商品画像を貼りたいケースが出てくる為)で残りのASPは半年後でいいと思いますよ。
アフィリエイトは貼りすぎるとSEO的にも良くありません。つまり稼げていないアフィリンクは害悪でしかないのです。ブログ開設当初からベタベタ貼りまくるのは間違いなく悪手。
おそらく「アフィリエイトで稼ぐ」みたいな言葉が一人歩きしているんでしょうが、過去記事という資産ができてアクセスが増えてから必要なら後で差し込めばいいんです。まずはアドセンスで収益が出るまで頑張りましょう。
Google Adsenseのクリック率を上げるコツ
アフィリエイトサイトを作る場合はキーワード選びや広告の選定から始めなければいけませんが、雑多な話題を取り扱うブログであればGoogle Adsenseが一般的。
アドセンスでは他の会社より記事内容に合わせた広告が出やすいので、記事を読み終えた後にアフィリンクが文末になくてもアドセンスがその代わりをしてくれるケースが多々あります(なので記事下には最低一つ貼るのが定番)。
イメージとしてはアドセンスでブログ全体をカバーし、先の要領で記事に個別にアフィリエイトを置いて上乗せを狙う感じ。
サイズは大きいもの、広告の色はブログ内のリンク色と同じに
広告サイズはGoogle推奨の大きいもの。すなわちビッグバナー・レクタングル大・中、スカイスクレイパー。収益化を狙うならそれ以外を使う理由はないです。
広告デザインに関してですが、Googleは広告をサイトに溶け込ませるか逆に目立たせるかのどちらかを推奨しています。
ハデな色使いで目立たせるのはセンスが必要なので私は未検証です。背景とリンク色を溶け込ませる手法は簡単なのでおすすめ。
デフォルトカラーのままの人は試してみて下さい。ブログ内のリンクと背景の色コードを調べて合わせるだけです。「広告ユニット」→「テキスト広告のスタイル」からいじれます。スタイル名を設定しておけばどの広告ユニットにも使いまわせるので便利。
広告はブログ毎に最適な場所が違う
うちはすでにPCでのファーストビューに一枚も広告を置いていません。
以前はロゴの右・タイトル上・サイドバーの一番上などを試した事もありますし、ファーストビューに置くのはGoogle推奨でもありますが、どうしても読み込みがワンテンポ遅れて穴あきになってしまう事や他に移した方がクリック率が高かった事から撤去しました。
膨大なデータから算出した推奨配置、しかしうちのブログではそれ以上のパフォーマンスを出す場所がありました。つまりWeb上の広告がアクセスされるかどうかは様々な要素が絡むという事です。
サイト全体の雰囲気、画像の有無、文字の大きさや色、フォント、扱っている内容、テーマ、文章の書き方。これだけ違えばそれぞれで最適な配置が違うのはむしろ当然でしょう。
無料ブログサービスだと配置は似通ってきてしまうかもしれませんが、WordPressを使ってカスタマイズできる方はポリシーを守る範囲で試行錯誤をおすすめします。
ただある程度の母数がなければ変えた結果なのか単なる波なのか判別できないので、アクセスが少ない内は結構な期間のテストが必要です。
余計なリソースを割いて更新を滞らせてはブログの成長を鈍化させるだけなので、アクセスが増えるまでは他サイトの真似をして基本的な配置にしておきましょう。
モバイルではラージモバイルバナーとレクタングル中の二択
スマホ版ではファーストビューに置くなら320×100のラージモバイルバナー、それ以外の場所では300×250のレクタングル中で答えが出ています。デザイン的に大きいのを使うと崩れてしまうならデザインの方を合わせましょう。
設置場所はやはり最適化が必要ですがまずは当たり障りのない基本的な配置にしておきましょう。
ただしスマホならではのポリシー違反には注意が必要です。レクタングル中を一画面に二つ並べたりファーストビューに置くのはNG。
また広告がwidthを突き破ってはみ出していたりそれで横スクロールが効いてしまうのは論外なのですぐに修正しましょう。
たまに336×280のレクタングル大をiPhoneビューに突っ込んだり広告右上のアイコンが隠れているブログを見かけますが、これもポリシー違反の可能性が高いので修正する事をおすすめします。
アドセンスで稼ぐには
まとめるとこうなります。
1.アフィリエイト広告に気を使い
2.最適なサイズとデザインに設定し
3.自分のブログに合った配置を探す
稼げない場合はアフィリエイトが目立ち過ぎているのかもしれません。
サイズが小さかったり広告デザインが合っていないのかもしれません。
配置が自分のブログに最適化されていないのかもしれません。
ブログ運営前から存在意義に疑問に感じていたのでリンクユニットは一切使っていません。普通の広告は広告主のサイトに飛ぶので意図した結果が得られますが、リンクユニットをクリックしても望んだページには飛びません。もし稼げるとしても私は置かないでしょう。
クリック単価を上げる方法はない
というのが私の結論です。仮に単価が上がったとしてそれがどういった行動の結果なのか測定できないからです。何もトーンを変えずに更新しててもクリック率や単価は日々ある程度の波があります(PVが増えれば多少安定はしますが)。
人気記事が変わってクリックされる広告も変わった、合計PVは同じでもバズった記事がありアクセス経路が変わった、たまたま時期的に単価の高い広告が出ていた、もしくはその逆。適当に挙げただけでもCPCが変動する可能性のある事象はこれだけあります。
何かをした結果単価が20%上がったとしても、他サイトでは何もしていないにも関わらず30%上がっているかもしれません。それを解き明かすにはビッグデータ的な情報を取りまとめる必要があるでしょう。一人で効果の測定ができないならそれは気にしても仕方ない事です。
リンク先での成約率がカギとなるスマートプライシングという仕組みもありますが具体的な中身は公開されていません。
アドセンスの単価はほぼジャンルで決まりブログ運営者側でどうこうはできないと思っていた方がいいです。それを気にする前に記事を書きましょう。
クリック率もジャンル次第
単価ほどじゃないにしろクリック率もジャンルによるところが大きいです。公表は禁じられていますが、もしどこかのブログのCTRを知る事ができそれが自分のブログとかけ離れていたとしてもユーザ層が違えば自然な事。一応配置で最適化できる余地はあるのでその努力はしようという話です。
広告の上下に公式のはてブ・Google+ボタンは規約違反の可能性が高い
PCビューに限った話ですが結構やっているブログは多いです。うちも以前やっていたので修正しました。ポリシーには以下のように書いてあります。
「許可されない配置方法の例」でプルダウン式のメニューが開いた時にアドセンス広告に乗っかっている画像がありますが、公式のはてブボタン・Google+ボタンではこれと同じ事が起こります
ディスプレイ領域に合わせて上下に大きくメニューが開き、それが被さる事になります。
Googleの言っている本質は「クリッカブルな要素を広告に重ねるのは偶発的クリックを誘導している」という事だと思うのでこれはポリシー違反の可能性が高いです。
htmlを監視しているというよりは通報や目視ベースでの警告が多い気がするのでクリティカルなものではないかもしれませんが、一斉摘発が起こらないとも限りません。ポリシーは月に一回くらい見返しましょう。
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