2015年4月3日00時17分
沖縄県の翁長雄志(おながたけし)知事は2日上京し、米軍基地跡地の再開発を巡って山口俊一・沖縄北方担当相と会談した。米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の移設先とされる同県名護市辺野古で、沖縄防衛局が3月中旬に海底ボーリング調査を再開してから、翁長氏が閣僚と会うのは初めて。5日には、沖縄で菅義偉官房長官と会談する予定だ。
山口氏との会談は、国会で先月30日、跡地の買い上げを促進するための特措法改正案が可決・成立したことを受けたもの。翁長氏は冒頭、「なかなか他の閣僚とお会いできない」と述べた。会談後、記者団に「跡地利用が大変やりやすい法律ができた。これからもっと開発が進む」と述べた。菅氏との会談については「(辺野古移設反対の)公約について話をする」と語った。
一方、菅氏は2日の記者会見で、翁長氏と5日午前に会談するとの見通しを発表。「まずはお互い忌憚(きたん)のない意見交換をしたい」と述べた。
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