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 夫婦が別姓を選べる制度の導入を求める集会が2日、東京・永田町の参議院議員会館であった。民主、公明、共産、社民など超党派の議員や市民約230人が参加。民法改正を求める全国の市民グループが約2万7千筆の署名を添え、衆参両院の議長あての請願を議員に手渡した。

 選択的夫婦別姓制度の導入を含む民法改正案要綱は、法制審議会が1996年に答申したが、保守系議員らの反対などで提出されていない。最高裁は今年2月、選択的夫婦別姓と女性の再婚禁止期間についての訴訟を大法廷で審理すると決め、判断が注目されている。