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カナダ慰安婦像問題 外務省、昨年9月から情報収集 「設置阻止へ積極的働きかけ」も
自民党は2日、「日本の名誉と信頼を回復するための特命委員会」(委員長・中曽根弘文元外相)を党本部で開き、カナダ西部のブリティッシュコロンビア州バーナビー市で浮上した慰安婦像設置の動きに関し、外務省から説明を受けた。同省は「昨年9月から情報収集に努めている。設置阻止に向けて、『静か』だが積極的な働きかけをしている」と説明した。
外務省担当者は、日本政府の対応として、姉妹都市の釧路市による働きかけの側面支援、日加協会や日系企業などとの情報交換を挙げたが、「働きかけ」の具体的な内容については釧路市の意向などを踏まえ「つまびらかにできない」と明かさなかった。
出席者からは「抜本的に国際社会への正しい情報発信ができないか」「戦時中でも国際法上許されない人権抑圧行為はなかったと、もっと発信すべきだ」などの意見が相次いだ。