志賀島に専用バス 西戸崎駅乗り入れ、観光振興に期待も [福岡県]
福岡市東区の志賀島島内線(志賀島勝馬-西戸崎駅前、約11キロ)に路線バスを運行している西日本鉄道グループの西鉄バス宗像(宗像市)は1日から、特別仕様の専用バス1台を導入した。島民の生活の足に加え、観光客増加につなげて島の活性化を図るのが目的。
専用バス(定員54人)は工業デザイナー水戸岡鋭治さんがデザインし、おしゃれな外装と木材を多用した内装が特徴で、昨年9月まで6年間、市内の観光名所を巡った西鉄バス「ぐりーん」として活躍していた。
島内線は3月のダイヤ改正で西戸崎駅構内に乗り入れるようになり、JRとの接続も便利になった。今後は車内で志賀島の盆踊りの歌や観光名所紹介の放送を流し、イベントのつり広告をして島をPRする。
1日は出発セレモニーがあり、子ども車掌に任命された地元の小学生2人の合図で発車した。
=2015/04/02付 西日本新聞朝刊=