2015-04-02

バカなうそつきが世界を止める

世界は割りとシンプルである

バカなうそつきというのは世界無駄に複雑化させてしまう。

交渉ごとというのはお互いがすべて本当のことを話してしまえばとんとんと話が進む。

その上で、自分利益を大きくするには何を言って、何を言わないかの選択が大切だ。

しかバカな嘘つきは利益を大きくするために嘘をつく。あるものをないと言ったり、ないものをあると言ったり。

囚人のジレンマのようにすんなりいけば利益を得られるが、大概はそうはいかず、相手が正直に対応していても必ず折り合えない部分が出てくる。

自分も正直に話している場合妥協できる部分はどこか、問題点はどこなのか、どうしたらいいのかがはっきり見えて対応できる。

しかし嘘つきは自分が嘘をついているから、相手も嘘をついているだろうと考え、どうやったら相手の嘘をあばけるかを考えるのだ。

相手はどんな嘘をついているのか、どう言えば相手は折れるか、そもそも前提でだまされていないか、あれこれと複雑なことを考える。

そして嘘に嘘を重ねて、ありもしない裏の裏を読むのだが、ゴール地点は大概あまり変わらないので、上手くいっても結局無駄時間がかかるだけで利益はそんなに大きくない。

最悪は相手の信頼を失い、交渉が決裂する。

一番問題なのは本人はこれが交渉の本質だと思っており、裏の裏までを考え抜いている自分を賢いと勘違いしているが、

自分で作った複雑な世界を一人でもがいているだけでしかない。

正直に生きてれば何もないのに。

トラックバック - http://anond.hatelabo.jp/20150402215629

記事への反応(ブックマークコメント)