長期間レギュラーで今や“レジェンド” 山瀬まみのプロ意識
週刊文春 4月2日(木)18時1分配信
出入りの激しい女性タレントの世界。長く生き残るのが至難の業と言われるなか、山瀬まみ(45)は今や「レジェンド」的な存在だという。
「現在、テレビのレギュラーは4本ですが、山瀬が凄いのは、長期に亘ってその座を保っていることです。たとえば44年を迎えた長寿番組の『新婚さんいらっしゃい！』(テレ朝系)では、桂文枝のアシスタントとして歴代最長記録となる17年も務めています。文枝はもともと相方が頻繁に替わることを嫌うタイプですが、山瀬への信頼は絶大なものがあります。
『ためしてガッテン』(NHK)に至っては、放送開始の20年前からずっとレギュラー回答者。司会者でないのに、これほど一つの番組で長くレギュラーを続けられるのは本当に珍しい」(テレビ誌記者)
山瀬は1985年に「ホリプロタレントスカウトキャラバン」で優勝。16歳でアイドル歌手としてデビューしたが、本人曰く「アイドルとしては背が高過ぎた(167��)」と歌手としては目が出ず、20代に入ってタレントに転身。「バラドル」時代の先駆者的な存在になった。「金鳥蚊取り器」のCMでは河童の着ぐるみで話題に。デビュー当時は「国民のおもちゃ」と“自称”していたが、この息の長い活躍を支えているのは、山瀬のプロ意識の高さだという。
「童顔でちょっと舌足らずの軽妙なトークが山瀬のキャラ。かつて土曜夜の情報番組では『お父さんのためのワイドショー講座』が話題になり、文字通りお父さん世代にも存在感を示した。最近のタレントのように変に色気で媚を売ることもなく、明るく健康的な雰囲気。そのうえ、イメージとは違って実は勉強熱心で、幅広い雑学や知識も持っています。そうした姿勢で、茶の間に広く受け入れられるキャラクターを作り上げている」(テレビ関係者)
役者の中上雅巳(43)と結婚してすでに15年になる。
「中上は『いいとも青年隊』から役者に転身しましたが、それほどパッとせず、山瀬とはいわゆる“格差婚”です。ただ、夫婦間にキナ臭さは皆無で、独身時代からスキャンダルがないことも安心して使える一因になっている」(芸能デスク)
未だ年齢を感じさせない風貌だけに、伝説は続きそうだ。
＜週刊文春2015年4月9日号『THIS WEEK 芸能』より＞
「週刊文春」編集部
最終更新:4月2日(木)18時1分