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「UFOにスクランブルは?」猪木氏、防衛相にまじめに質問

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「UFOにスクランブルは?」猪木氏、防衛相にまじめに質問

参院予算委員会で質問に立つアントニオ猪木氏=1日午後、国会・参院第1委員会室(酒巻俊介撮影)

 「UFO(未確認飛行物体)にスクランブル(緊急発進)をかけたことがあるか」

 日本を元気にする会のアントニオ猪木最高顧問は1日の参院予算委員会で質問に立ち、中谷元・防衛相に真顔でこんな質問をした。

 猪木氏は14歳のときに、移民先のブラジルで「地平線から光ったもの」を見たという体験談を語った。その上で「考え方を変えれば、何かが領空侵犯していることになる」と述べた。

 指名された中谷氏は、戸惑い気味の表情で「鳥など航空機以外の物体を発見することはあっても、地球外から飛来したと思われる未確認飛行物体を発見した事例については承知をしていない」と答弁した。

 猪木氏はまた、野党の厳しい追及を受けるNHKの籾井勝人(もみい・かつと)会長に対し「プロレスのヒール(悪役)は個性が強ければ強いほど興行が盛り上がる。会長が答弁に立つと民放番組の視聴率が上がるのか分からないが、世の中にヒールが少なくなってしまった。個性派が日本にとっては大事だ」と独特の“エール”を送った。参考人として出席していた籾井氏は思わず苦笑いを浮かべた。

 経済政策「アベノミクス」などについて「この道しかない」と訴えている安倍晋三首相に対しては、自身の語録を持ち出し、「踏み出せばその一足が道となる。迷わず行けよ」と背中を押した。

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