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原子力規制委で新職員の任命式
4月1日 20時18分

原子力規制委で新職員の任命式
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専門性の高い人材の育成が課題となっている原子力規制委員会で、新規採用の職員の任命式が行われ、田中俊一委員長が「福島の事故から4年が経過してもつらい生活を強いられている人がいる事実を片ときも忘れないでほしい」と訓示しました。
東京電力福島第一原子力発電所の事故以前の規制当局は、国会の事故調査委員会で「専門性の欠如から電力会社のとりこになっていた」などと厳しい批判を受け、こうした反省から発足した原子力規制委員会では、専門性の高い人材の育成が課題となっています。
1日の任命式には新規採用の職員22人が出席し、一人一人名前を呼ばれたあと、代表者が田中俊一委員長から辞令を受け取りました。
続いて、田中委員長は「事故から4年が経過してもつらい生活を強いられている人がいる事実を片ときも忘れず、2度と同じような事故を起こさせないことを肝に銘じてほしい」と訓示しました。
これに対し、山田創平さんが新採用者を代表して、「人と環境を守る確かな規制の実現に向けて力を尽くしていきたい」と、誓いのことばを述べました。
今後、原発の審査や検査がさらに増えていくと予想されるなか、十分な専門性を備えた人材の育成は急務となっていて、規制委員会は去年3月、「原子力安全人材育成センター」を設置し、体系的な研修プラグラムの整備を進めています。

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