「伝わる文章」を書くための、たった2つのポイント。
— 2015年3月31日大学入試や就職活動はもちろん、社会人になった後でさえも、自分で文章を書く場面は少なくありません。
特にプレゼンテーションの原稿や大学入試での作文など、情報量の多い内容を正確に他人に伝えることは非常に難しい作業ですね。
しかしある簡単なコツさえつかめば、誰でも分かりやすい文章を書くことができるのです。
今日はわかりやすい文章を書くための、基本的な2つのコツをご紹介します。
順番に注意する
一つ目は「テーマ→客観的な事実→自分の解釈・意見」の順番で書くことです。
この記事を例に取って説明すれば、最初に「分かりやすい文章を書くコツを紹介する」というテーマを示しています。
こうすることで、読み手に、読んでもらうための心構えをしてもらうのです。
その後に、テーマについて考えていくための材料として客観的な事実を示します。最後に、自分の解釈や意見に繋げていきましょう。
どの部分が客観的な事実で、どこからが自分の個人的な解釈や意見なのかを明言することで全体の流れを追いやすくすると良いでしょう。
テーマをふまえ、要らない情報をそぎ落とす
なるべく要らない単語を削ることで、ぐっと相手に伝わりやすくなります。
就職活動のエントリーシートを例にとって考えてみます。
エントリーシート内では、「学生時代の経験を踏まえて自分が身につけたこと」を伝えたいとします。
例:「私は大学生活において塾講師のアルバイトを経験し、小学生から高校生までの幅広い学年を対象に国語と英語を教えていました。そこでは相手の知識レベルを推しはかり、的確な説明をする必要がありました。その経験から相手の立場に立って物事を考えることができるようになりました」
この文には不要な情報があります。一体どの部分でしょうか?
これは、伝えたいことの核を考えればわかります。この場合、自分の身につけたこと、つまり「相手の立場に立って物事を考えられるようになった」ということを伝えたいわけですね。
そこから考えると、答えは「国語と英語を教えていました」という部分。
塾講師の仕事を通して相手の立場に立って考えるスキルを身につけたわけですから、その際にどの教科を教えていたかという情報は不要ですね。
また、就職活動のエントリーシートということが前提であれば、「私は」「大学生活において」も自明ですから省くことができます。
まとめると、
「小学生から高校生までの幅広い学年を対象に塾講師のアルバイトを経験しました。相手の知識レベルを推しはかり的確な説明をするという仕事を通して、相手の立場に立って物事を考えることができるようになりました。」
のようになります。
このようにテーマに直接関係のない情報をそぎ落としていくことも分かりやすい文章へのワンステップなのです。
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いかがでしょう?
わかりやすい文章はコミュニケーションをスムーズにしてくれます。
この点に注意を払うと、口頭で説明するときにも分かりやすく物事が説明できそうですね。
参考・引用文献 鶴野充茂/知的生きかた文庫/2008『頭のいい説明「すぐできる」コツ』
京都大学法学部所属。私立神戸女学院高等部卒業。合氣道同好会と美術部に所属。京都大学のiCeMsやカラスマ大学の活動にも参加。オンライン塾講師も経験。