ハートネットTV WEB連動企画“チエノバ”▽LGBT▽この1年を振り返って 2015.04.02


こんばんは。
「ハートネットTV」WEB連動企画「チエノバ」です。
「チエノバ」レギュラーメンバー久保純子さん荻上チキさんです。
よろしくお願いします。
この「チエノバ」始まってもう1年がたちました。
あっという間。
実はこの1年間に1万1,000件を超えるカキコミやメールが届いたんですよ。
これほどまでにたくさんの人が生きづらさを感じているという証拠ですよね。
さまざまなテーマでも放送してきました。
そのテーマご覧下さい。
こちらです。
こういったテーマで放送してきましたがクボジュンさんは特に心に残ってる回ってありますか?どれもそうですけれども日々見聞きするいじめ問題はやはり本当にその人の人生心に深く傷を負わせる。
いじめ後遺症という言葉を初めてこの番組で知ったのでいじめはなんとしても撲滅しなくてはいけないという強い思いがあります。
チキさんいかがですか?そうですね。
「障害者の家族」というテーマっていうのは…。
放送しましたね。
自分の子どもがそうだっていう親の立場を語れる人は多いんですけれども逆に親がそうだとかきょうだいがそうだという語りってなかなか少ないと思うんですね。
こういった番組で取り上げないとない事にされてしまうという当事者性ってあるなという事を示した回でもあるような気がしますね。
実は放送が終わったあと自分もそうなんだという事でメールカキコミを届けてくれた皆さんもたくさんいました。
ちょっとこちらをご覧頂きます。
「難病」の回の放送後に寄せられたカキコミのこれ一部です。
タイトルだけご覧頂きましょう。
「働きたくてもスタートラインに立てない現実」。
「病名もつかないです」。
病名をつけるまでにいろんな病院を転々とという方多いですからね。
この中からお子さんが難病というお母さんからのカキコミご紹介しましょう。
「病名を知ってもらい支援してもらうには」。
みどみどさん30代の方です。
ありがとうございます。
お母さんとしてもね…。
本当に子どものためになんとかしなくてはいけない。
知ってもらう事が支援への一歩なんですね。
身近な人に伝えるよりも何それっていうところから説明すると大変だし身近な人だけが知っても今度は初めて行く場所で不安だったりするとまた問題が出てくるので社会に広げたいっていう思いはたくさんの方が持ってますよね。
そして難病について新しいニュースがありまして先ほどのカキコミでは難病指定されていなかった無痛無汗症でしたが厚労省が新たに190余りの病気を難病指定し医療費を助成する方針を決めましてその中に無痛無汗症が入っているという事です。
これも一歩ではありますよね。
そうですね。
制度の枠組みの中で個人の負担家族の負担を下げるという事がまず第一歩ですね。
加えて社会の理解を進める必要がありますよね。
例えばこの無痛無汗症ですと本当に痛みが分からないので食事をしている時に舌をかんでしまう。
その事に気付かないで血だらけになる事があって例えば子どもが食事の時にマウスピースを着けるっていう事もあったりする訳です。
そうすると街で…例えばレストランとかで食べてる時に白い目で見られないだろうかと心配をしないで済むようにいろんな人がいるんだなとそういう事情の人がいるだろう。
そうした理解が進むっていう事が何より本人たちが助かる事ですよね。
優しい社会になる事がね何より望まれますよね。
ツイッターでは「無痛無汗症って初めて聞いた」という…。
知って頂くという事が大きな一歩ですね。
さあ続いてはこちらも多く寄せられました。
「発達障害」の回の放送後に寄せられたカキコミです。
タイトルだけご覧頂きます。
このように本当にたくさん届きました。
「理解を得たい。
でも…」。
「来年の出産が待ち遠しい!のと同時に不安です」というのは自分が当事者でだけど親になるという方のお悩みでしょうね。
その20代のまゆりさんという方なんですが発達障害でもあり統合失調症の当事者でもある方なんですがカキコミ頂きました。
やっぱり自分が親になった時当事者が親になった時に自分自身が子どものハンディキャップにならないだろうかと悩まれたりあるいは出産をちゅうちょされるという方はとても多いですよね。
まゆりさんの現在の様子を伺いました。
無事に男の子を出産したという事で。
おめでとうございます。
子どもが生まれた事で小児科の医師や保健師などつながる人が増えて安心できる部分も増えてきたそうです。
そしてメールのやり取りをしたんです。
初めて子育てサロンに行ってほかのお母さんと話せたと喜びのメールが届きました。
本当月齢に応じてどんどん悩みが出てくるので子育ての悩みでママとつながれるといいですよね。
どんどん社会とつながってほしいですよね。
それこそ当事者同士でというのも大事になりますよね。
さあ次にご紹介するのはですねどのテーマにも共通する事なんですがなかなか周りの理解が広がっていないという切実な思いです。
これはオープンにして自分の特性を明らかにするというカミングアウトではなくてむしろやむをえず言ったそれでも理解をされなかったというケースですよね。
そうした事がますます職場から働く場所から当事者を追い込んでいくという事はあちこちで起こる。
だから制度だけじゃなくて日常のコミュニケーションの中で少しでも理解が進むという事が重要だという事がよく分かりますよね。
そして番組に対しても率直な意見が届きました。
ご紹介します。
40代の三華さんです。
結構こういうメッセージ届くんですよね。
あらゆる番組がそうなんですけど関心ある人しか基本は見ないですね。
だからといって悲観する事ではなくてまずは関心のある人それから当事者の方々がこうした番組を見てつながって知識を共有する。
その人たちは次から現実の世界社会で生きていくのでこんな情報があったよとかこんな事を伝えたいという事で参考にして頂きながらどんどんどんどん広がっていく。
その事が結果としてほかの番組も変えていくというそうした動きっていうものにつながる事を期待しながら番組を作っていくというのが大事ですよね。
こんなカキコミも届いたんですけれども…。
学校の授業とかでもこの番組を皆に見てほしいねなんていう意見。
ほかにもカキコミでたくさん見てほしい!いい番組だなんて言ってる声が届いてうれしいです。
多種多様な人が生きているんだという事で。
必ず身近になにかしらの当事者の方がいるはずなので本来は関係ない人はいらっしゃらないんですけどね。
本当にそうですよね。
私もこの番組を通して友人が実は発達障害だったという事に気付いて見方ですとか自分の意識も変わりましたもんね。
生きづらさって感じてない人はいないんではないかなと思うんですよね。
その生きづらさを一人でも多くの人と共有できればと思ってこれからも番組出し続けていきます。
さあ続いてはこちらです。
ここ渋谷にLGBT性的マイノリティーを巡って全国の注目が集まりました。
渋谷区が同性カップルを公的機関として初めて認める事になる条例案を区議会に提出したのです。
同性カップルに結婚に相当する関係と認める証明書を発行するこの条例案。
住宅の契約役所での手続きなどさまざまな場面で不都合があった同性カップルの期待を集めています。
しかしLGBTの社会的認知が進む一方で番組のカキコミ板には依然として深刻な声が届き続けています。
特に職場や学校などでの周囲との関係について打ち明けられない苦しみがつづられています。
新生活を迎える春。
カキコミをもとにLGBTの今について考えていきます。
3月から4月にかけて生活環境だったり人間関係が変わるという人もたくさんいるのではないでしょうか。
そこでLGBTの皆さんの職場や学校での悩みについて取り上げていきたいなと思います。
制度が変わるかもしれないとかそうした動きがどうなるのかというのがVTRの中にもありましたけども制度が変わるだけじゃなくて身近な人との関係性がどうなんだろう。
そこがやっぱり一番の悩みになりますよね。
そこにこそ寄り添って変えていくという事が重要ですね。
それではまず職場での悩みについてです。
アットホーム。
アットホームといってもどんな家なのかで変わるのでアットホームだからいいとは思わないですけれども。
とはいえ日常の中で本当に恋愛の話とか体形の話とか価値観の話とかちょっと踏み込んだ発言を無防備にし過ぎな側面ってあちこちであって。
それはいろんな当事者を追い込んでいるというのはもともとありますよね。
更にこのセクシュアルマイノリティーに関しては例えばメディアバラエティー番組とかで芸人の方が軽くジョークの対象にする事が多くてそれを一般の方も見て日常の中でソースコミュニケーションお前はそうなんじゃないかっていじるっていう形で使う。
そうしたものがいづらさを加速するというような事も起こったりしていますよね。
そういった細かいところにまでなかなか気付かないという人が増えやすい状況を作ってしまっているのもありますね。
何気ないひと言で傷つけてしまっているという事はありますよね。
小さい子どもを育ててもそうなんですけど女の子らしくしなさいとか男の子だから泣いちゃ駄目よと言ってその「らしさ」っていうのが差別につながってますもんね。
そういうつもりではないって言う方は思うんですけどね。
教育自体でねいろいろ変えていかなきゃいけないとも思いますよね。
またこれから社会に出る学生の就職活動での悩みも寄せられています。
トランスジェンダーでMtF。
男性として生まれて女性として生きていこうとしている方です。
本来であれば悩まなくていい社会であるべきなんですけど悩んでしまう方が多いという事ですよね。
就活に関してあるイベントが東京で行われました。
ご覧下さい。
東京・港区でLGBTの学生を対象とした就職活動のセミナーが開かれました。
主催したのはLGBT支援を行うNPO。
15回目となるこの日は全国からおよそ40人が参加。
今回初めて大手企業が企画段階から加わりました。
セミナーのパネリストは企業などで働いているLGBTの先輩たちです。
今株式会社はぐくむというところで教育事業をやっております。
大学生のキャリア支援だったりとか企業様向けの研修事業をやっております。
女の体で生まれてきて最初心は男の子かなと思っていたんですがそうでもないかなと。
ドイツ証券で日本株の営業をやっております。
LGBTの当事者として就職活動ではさまざまな場面で問題に直面したといいます。
どうしようかなというところを悩んだりとか…。
同じ感覚がありましたね。
セミナーでは学生から先輩たちに直接相談する機会もありました。
自分のセクシュアリティーをどこまで明かして就職活動を行うかなど周囲には相談できなかった悩みを打ち明ける場になりました。
本当に一つ一つの悩みを具体的に当事者の先輩から話が聞けるっていうのは大きな力になりますよね。
これで社会は変わらないかもしれないけれど社会に出る時にどんな困難があるのかって気付くとある意味自衛できるというか備えられるという点はあると思います。
一方で社会を変えるには何が必要なのかといえば企業側の研修もしていくという事もそれはそれでまた必要になってきますよね。
今回のセミナーを主催したNPOでは就活イベントを行うという事です。
続いてですが学校での悩みもたくさん届きました。
自分のセクシュアリティーについての悩みです。
自分のセクシュアリティーの不安定さから自分は何者なんだろうかと自問自答してるんだと思います。
実はひろうみさんなんですが自分はFtXであると書いてあるんですね。
これまで番組ではMtF男として生まれて女として生きる人。
またはFtM女性として生まれて男性として生きたいという方を紹介してきました。
これFtXというのはどういったものかといいますと立教女学院短期大学専任講師で臨床心理士の佐々木掌子さんによりますとこちらFtXのFというのはfemale女性でXというのは男性とも女性とも規定しない在り方という事なんですね。
このFtXであるという10代20代からのカキコミ今回多かったのが実は特徴なんです。
ひろうみさん自分だけかと気になっていましたけどこうした言葉がある事からも分かるように決してこういう方少なくありません。
例えばセクシュアリティーについてはほとんどの方が悩んだ事ないという方はいないと思うんですけどそうした中で例えばヘテロセクシュアルつまり異性愛の方であれば保健の教科書にだって書いてるしまた恋愛なんかが描かれてても大体は男女の恋愛が描かれているのでないながらも考えるヒントとか情報というのはあちこちにあるんですね。
だけどセクシュアルマイノリティーの当事者やこうしたFtXなどの方は特に情報がないし保健・体育の教科書ではいない事にされてるしという事でそもそも言語化する機会そのものが奪われてる状況にある訳ですよ。
そうした中で自分の性の在り方というものが既存の言葉では説明しきれないと思ってる方はたくさんいるしそうした事を最近表明する場も出来てはいるんですけれどもまだまだ少ないという状況がありますね。
ひろうみさんカウンセラーには学校で相談したけれども自分一人だけなのでしょうかってほかには相談できないでいるんですよね。
どこか救いを求められるところあるんですか?本来であれば理解のあるカウンセラーであるべきだしもしカウンセラーが答えられないのであればやっぱり専門の方につなぐべきですね。
それこそ先ほど出ていたRe:BitのようなNGONPOやあるいはさまざまな当事者とつながって語るという事が重要です。
ただセクシュアルマイノリティーの方は例えば20歳を過ぎるまで一人も同じような当事者に会った事がないという方とても多いんですね。
そうした中で例えばネットとかで検索をして当事者とつながろうと思ってそれに失敗をする。
例えば出会い系などを使って当事者同士だからって会ってみたんだけど相手は体だけが目的でとかあるいはそこでトラブルになってとかいろんな事があってより傷つくという事もあるのでそうしたところにしっかりとつながりやすくすると同時にもともとちゃんと情報が行き届くような状態にしとくのがまず第一歩ですよね。
多様性のある社会ですよね。
「この番組を僕の友人家族知り合いが見ている事を願う」。
たくさんの人に知ってほしいという事でこの「チエノバ」はお送りします。
LGBTの悩みを解決するための具体的なヒントを探っていきたいと思います。
続いてはこちらのコーナーです。
「ROADTORIOパラリンピックへの道」です。
どうぞ!静岡県で全国から160人以上が参加する障害者水泳の記録会が開かれました。
来年に迫るリオパラリンピック。
その大舞台への出場を目指す選手にとってこの記録会は重要な意味を持っています。
今日まさに一発勝負自分との戦い!世界選手権は今年7月イギリスで開かれます。
今回の記録会で派遣のための標準記録を突破する事が代表に選ばれる条件になっています。
これまでの実績ではなく勝負強さを重んじるこの選考方法は今回初めて採用されました。
この日のレースでは実力のある選手でもタイムが伸びず悔しい思いをする姿が多く見られました。
注目の若手選手の一人一ノ瀬メイさん。
京都出身の18歳です。
生まれた時から右肘から先がありません。
アジア・パラ大会で4つのメダルを獲得。
得意の自由形だけでなくバタフライや平泳ぎでもタイムを伸ばしてきています。
世界選手権にはまだ出場した事がない一ノ瀬さん。
目標はリオ。
そして東京。
200m個人メドレーで標準記録2分52秒の突破に挑みます。
まずはバタフライ。
去年から急激に伸びてきたこの泳ぎでスピードに乗ります。
最後は自由形。
結果は…。
2分48秒16。
世界選手権出場を決めました。
ちっちゃい時から根本的にある…自分で発信したい。
その気持ちは近畿代表として出場した英語スピーチコンテストでも発揮されました。
自身の経験をもとに社会への思いを語りました。
見入りますね。
聞き入りますね。
力強い。
このスピーチで実はコンテスト全国優勝に輝いたんですよ。
すごい。
かっこいい。
東京パラの思いも込められたこのスピーチなんですが映像を番組のホームページにアップしますので是非皆さんご覧下さい。
「ROADTORIO」でした。
番組の最後になりました。
たくさんツイッターが届いています。
ありがとうございます。
ご紹介しましょう。
「職場でプライベートの事を嘘つきまくってるのがつらい」。
本当そうですよね。
ありのままの自分でいたい。
受け止めてほしいという思いですよね。
それを疎外されてる訳ですからね。
それからこちら…よいしょ。
あっ反応しない。
出ました。
「ひとりではない。
って思える場所がある事がかなり心の支えになります」という事ですね。
「チエノバ」はWEB連動ですからねそうしたところもつかまえて一緒にという事で。
カキコミを読むと励ましがあったりアドバイスがあったり共感があったり。
皆さんどんどん思いをカキコミに注いで下さい。
お待ちしております。
さようなら。

(テーマ音楽)2015/04/02(木) 13:05〜13:35
NHKEテレ1大阪
ハートネットTV WEB連動企画“チエノバ”▽LGBT▽この1年を振り返って[字][再]

今月のメインテーマは「LGBT」。レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーなど性的マイノリティーの悩みとは?職場は▽チエノバこの1年。発達障害ほか

詳細情報
番組内容
今月のメインテーマは「LGBT」。レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーなど性的マイノリティーの悩みとは?就職活動のとまどい、職場での苦痛、学校での不安…▽チエノバこの1年。発達障害ほか▽ツイート募集「#nhk_heart」を後ろにつけて50字以内で。番組の感想、意見、メッセージをお待ちしています。
出演者
【出演】久保純子,評論家、シノドス編集長…荻上チキ,【司会】山田賢治,【語り】湯本久美

ジャンル :
福祉 – 障害者
福祉 – 社会福祉
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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